川越style「いのち育むマコモ・オーナープロジェクト」かわごえ里山イニシアチブ | 「小江戸川越STYLE」

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「小江戸川越STYLE」代表:石川真

 

マコモタケ。

マコモタケはその神秘性から神事や自然治癒力を引き出すものとして、日常で使われて、そして日本文化に根付いてお盆やお正月飾りとしても活躍していました。
川越で新プロジェクト、遂にキックオフ。

NPO法人かわごえ里山イニシアチブ主催による、「いのち育むマコモ・オーナープロジェクト2020」がスタートしました。

今年立ち上げたマコモ・オーナープロジェクトは、川越市福田の田んぼの一角で、かわごえ里山イニシアチブや谷道さんの協力を得ながら自分でマコを植え、育て、収穫するというマコモのオーナーになって一環の体験ができるというものです。

【マコモ・オーナープロジェクト(以下、PJ)の概要】
『かわごえ里山イニシアチブでは川越市郊外の田んぼにて、これまで生きものや環境に配慮した無農薬・無化学肥料による農法でのお米作りに取り組んで参りました。
今年度より新たにスタートする「いのち育むマコモ・オーナープロジェクト2020」では、日本人が古く神話の時代から身近で神聖な植物として崇め親しんでいたマコモ(真菰)の魅力を一人でも多くの方に広めていく事を目的に、私たちと共に実際の栽培作業に積極的に関与し活動支援頂けるオーナー 様を募集致します。
本PJのオーナー様にはマコモ栽培人のサポートの元、福田地区の田んぼ(約3反3600 株分)の一角にて、実際のマコモ株を無農薬・無化学肥料農法で栽培で頂き、未だ科学的にも解明されていないその神秘の生態をご体験頂きます。 また季節に応じて開催するマコモ葉のお茶つくりやしめ縄飾り作りなどのクラフト体験へのご参加を通じて、日本古来の稲作文化にも触れて頂く事ができます。』

【オーナー募集区画数】
◆60区画(1 区画:約4.5m×2.5m にてマコモ10株を栽培)
【PJ参加資格】
・最低でも月1回以上は活動参加頂ける方(栽培管理の為の単独での来田でもOK)
・ルールを守り、地域と協調しながら楽しく活動に参加頂ける方

【PJ参加費】
◆1区画:¥15,000
※ 本PJへの参加は当NPO会員が対象となる為、非会員の方は当NPOへの新規入会費¥1,000+年会費¥2,000=計¥3,000が別途必要となります。
※ 参加者ご家族以外でのグループでのお申込みを希望される場合は参加者全員での当NPOへのご入会が必要となりますのでご注意ください。

【現地までのアクセス】
◆当NPOのアクセスページをご参照ください。
http://kawagoesatoyama.ciao.jp/access/ (”田んぼ地域”とあるところ)
お車の場合は現地近くに駐車スペースあり(お問合せください)。
 
【PJ参加者特典】
① マコモの生葉 :10 株(約25~30Kg)分
② マコモタケ:1kg分
※発生が不定期かつ予測不能の為、発生状況に応じて数回に分けて提供させて頂く事がございます。
③当NPO で栽培・収穫した無農薬・無化学肥料のお米:1Kg
その他、活動参加回数に応じた追加特典もご用意しております。

【主な栽培活作業予定】
◆具体的な作業日程はPJ参加者に都度ご連絡致します。
4 月 ①たい肥の投入 ②マコモの苗植え
5 月 ③田んぼの草刈り
6 月 ④マコモの葉の一部刈り取り
7 月 ⑤畔の草刈り ⑥たい肥の投入(追肥)
8 月 ⑦田んぼの草刈り(+田んぼの水抜き)
9 月 ⑧マコモの葉の収穫
10 月 ⑨マコモタケの収穫 ⑩田んぼの草刈り
11 月 ⑪マコモタケの収穫 ⑫マコモの葉の収穫
※4/20時点で新型コロナ対応の為、活動の積極的な事前告知は自粛しております。 見学など活動にご興味のある方は個別にお問合せください。
※また活動参加にあたっては、新型コロナウイルス感染リスクを避ける為の対応を行います。参加者には別途詳細ご案内致します。
※オーナーの方には各作業参加時に、アンケートを兼ねた簡単な「マコモ栽培日記」のご記入・提出をお願いする予定です。
 
【PJへのお申込み方法】
https://forms.gle/3mGt24qsP1G617ib6 

からのお申込みをお願い致します。
本フォームが開けない等の不具合がある方は、下記問い合わせアドレスまでご一報ください。
【本PJに関するお問合せ】

hatsukarinosato@googlegroups.com

までEメールにてお問合せください

 

「特定非営利活動法人かわごえ里山イニシアチブ」
〒350-1108
埼玉県川越市伊勢原町2-11-11
049-234-5269

kawagoesatoyama@gmail.com

HP:
http://kawagoesatoyama.ciao.jp/

Facebook:
https://www.facebook.com/kawagoesatoyama/
Twitter:
https://twitter.com/kawagoesatoyama

アクセス
髙梨農園(川越市福田439)&田んぼ(川越市福田310前)
http://kawagoesatoyama.ciao.jp/access/

◆JR・東武東上線川越駅下車:東武バス乗換
川越駅→本川越駅→福田下車徒歩5分(田んぼに直接行く場合)→城西大付属高校前下車徒歩5分(髙梨農園に行く場合)
◆西武新宿線本川越駅下車:東武バス乗換
本川越駅→福田下車徒歩5分(田んぼに直接行く場合)→城西大付属高校前下車徒歩5分(髙梨農園に行く場合)
川越駅東口から東武バス 02及びと03乗場です。
川越02:川越-東松山[東武バス] 川越駅 ⇒ 東松山駅 時刻表 路線図
川越03:川越-鴻巣[東武バス] 川越駅 ⇒ 鴻巣免許センター
髙梨農園から田んぼまでは徒歩4分です。

 


マコモとマコモタケの特徴と由来。
マコモは、マコモの葉はもとより、栄養価の高いマコモタケという野菜を収穫できます。
マコモタケはマコモの花芽が茎の中で成長する過程で「黒穂菌」がつき、菌癭(きんえい)「菌が寄生したためにできるこぶ状、または塊状になったもの」を作ります。黒穂菌の住処というわけです。マコモタケは9月上旬から11月上旬までの間に収穫します。
マコモタケはどんな料理にも適しており、油との相性がいいのでイタリア料理、フランス料理などにも採用されています。
マコモは古くから病気や怪我の回復させる力を宿り、お釈迦様が傷ついた像の傷をマコモの穂で治した話や大国主命の因幡の白兎の話のガマの穂はマコモだったという話もあります。
また、高天原とつながる宇佐神社のご神体は「マコモの枕」であるなど、回復力の力に驚いた経験をした由来であると言われています。

 

川越市福田の地で、マコモタケを栽培しているのが、谷道輝夫さん。

マコモタケ作りは今年で5年目。今年は3000株を植えました。

田んぼはちょうど、川越北環状線沿いにあり、計3.5反の田んぼでマコモタケを作っています。


かわごえ里山イニシアチブでは、マコモタケ栽培のサポートや、今回の「いのち育むマコモ・オーナープロジェクト」に留まらず、マコモタケの様々な展開をしています。

この地で作られたマコモタケの加工にも関わっていて、その一つにマコモ茶の販売協力があります。

マコモ茶製造は、障がい者就労継続支援B型の公益社団法人ウォームサポートシオンで担当し、障がい者がマコモ茶の加工・袋詰めを行っています。
他にも、日本薬科大学(埼玉県伊奈町)と薬膳レストラン「kampo's(カンポーズ)銀座」とのメニュー開発の薬膳鍋。薬膳鍋のメニュー開発にかわごえ里山産マコモを提供していました。

その後、この薬膳鍋は2020年3月1日(日) ウニクス川越で開催予定だった第1回「みんなの鍋フェス」に、日本薬科大学×薬膳鍋kampo'sが共同出店することになっていました。(イベントは中止)


 

この「いのち育むマコモ・オーナープロジェクト」を主催した「特定非営利活動法人かわごえ里山イニシアチブ」は、みんなで連携して農薬や化学肥料を使わないお米作りで生きものの賑わいを取り戻す活動を行っています。
「生きものを育む田んぼプロジェクト」では、川越市福田の田んぼで生きものに優しいお米作りをしています。


「かわごえ里山イニシアチブ」とは。
かわごえ里山イニシアチブは、メダカやドジョウやミツバチにやさしい米づくりをしている髙梨農園(耕福米耕作人)と連携して、生きものに優しい米作りをしています。
生物多様性豊かな田んぼの復活を目的に、みんなでゆるやかな連携をしながら無農薬、無化学肥料による米作りを支援し、生きものの賑わいを取り戻す田んぼ活動を行っています。川越の地にコウノトリや雁を呼び戻すことの出来る環境豊かな里山の復活を目指しています。
民間稲作研究所の協力を得て農薬によらない有機稲作農法の普及や研修会、農家・非農家が一緒になってモデル田んぼによる米作り、田んぼが米作りだけではない価値を伝えるために、生きもの観察会などを通した環境教育活動を行っています。
ラムサール・ネットワーク日本が取り組む「田んぼの生物多様性向上10年プロジェクト」の行動計画を活動の基本としています。
水田目標1「水田の生物多様性の普及と、価値を伝える」
水田目標7「 水田の生物多様性を維持、または向上する対策を行う」
水田目標8「 農薬によらない農法を実施する」を目標に活動しています。
 

【理念】

自然と調和し人と生きものにやさしい豊かな、安全・安心な暮らしである里山づくり、地域循環型地域社会づくりを、埼玉県川越市から地域活性化として発信するとともに、推進することを目的として活動しています。
具体的には、2010年に名古屋で開催された、生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)で愛知目標 のもとに設定されたラムサール・ネットワーク日本が取り組む「田んぼの生物多様性向上10年プロジェクト 」の行動計画にもとずいて活動を展開しています。このため、無農薬、無化学肥料による米作りを支援し、みんなで生きものの賑わいを取り戻す活動を行います。
また、田んぼが米作りだけの価値ではではなく、生きものたちの賑わいによって環境創造の重要な役割を担っていることから環境保全や環境教育活動を行います。

 

かわごえ里山イニシアチブで開催している「生きもの育む田んぼプロジェクト」。
2020年5月、川越市福田にあるかわごえ里山イニシアチブの田んぼ(CO江戸かわごえ初雁の里)は、ストロベリーキャンドルが満開になっていました。
田んぼ一面が真っ赤な絨毯に覆われています。

『田んぼ活動では、田んぼをフィールドとして米づくりだけにとどまらず、人と人、人と生きものがつながり、生きもの観察会などを通じての環境教育、食育や地域づくりにも力を入れています。

農薬や化学肥料を一切使わない生きものを育む有機稲作農法(抑草技術)は、田んぼの水位を一定期間(30日間)、一定水位(7cm)以上を保つ必要があり、このため「井戸掘りプロジェクト」で井戸を掘り水を安定的に確保したいのです。』

・連携農家の高梨農園
~メダカやドジョウやミツバチにやさしい米づくり~
かわごえ里山イニシアチブの楽しく安心なお米作りができるのは、川越市福田の髙梨農園との連携があります。
メダカやドジョウやミツバチにやさしい米づくりをする耕福米耕作人、高梨耕治さん「耕福米」
『【耕福米】を通して美しいふるさとの建設に寄与したい・・・団塊世代の第2ステージ。四季折々のできごとをここに綴ります』
http://blog.goo.ne.jp/koufuku_mai
髙梨農園では無農薬・無化学肥料によるお米作り、水を汚さない自然に優しい農法・美しい村の景観を守る事を信条にしています。高梨耕治さんがレンゲを肥料に耕福米と名付けたお米づくりをしています。
レンゲの代わりにストロベリーキャンドルという真っ赤な花の咲く種を蒔きました。4月半ばには、田んぼ一面にロウソクの灯るような景観が見られることでしょう。


かわごえ里山イニシアチブでは、色々な催しにも参加することもあり、川越ファーマーズマーケットとの連携はお馴染み。

イベントには毎回のように出店し、お米の他、マコモタケの葉のワークショップを開催したこともありました。



(川越style「くらしをいろどるFarmer's Market」ウェスタ川越・ウニクス川越
https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12568373449.html

また、川越百万灯夏まつりで行われた「小江戸川越打ち水風情」に、福田の水利組合とかわごえ里山共同事業の井戸の井戸水も使用されました。
小江戸川越打ち水風情は、地球温暖化防止の一環としても開催されました。




(川越style「小江戸川越打ち水風情」打ち水風情市民の会 川越百万灯夏まつり 打ち水のまち川越
https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12502456215.html

そして、かわごえ里山イニシアチブとして大事な事業としてあるのが、マコモ田。環境栽培型のマコモ栽培を支援しています。

マコモ田は、多様な生きものを引き寄せます。

 

川越のマコモタケをテーマにした、かわごえ里山イニシアチブの一年。
昨年も一年を通してマコモタケの活動を行っており、収穫したマコモの葉を使い、2019年7月に開催したのが、「マコモのお盆飾り作りイベント」。

『古来より神事ごとに使われてきたマコモ。神社でもしめ縄や茅の輪、そしてお盆飾りにも使用されてきました。水を浄化し、お茶や食事で取り入れると腸内環境にもよいです。近年は、葉酸やカロチン、食物繊維そして中華で珍重されるマコモタケは黒穂菌によって成長します。
そんな不思議なマコモの葉を使って今年の夏は盆の牛、馬を作りご先祖様をお迎えしませんか。』


2019年11月には、田んぼ近くの農家の軒先を借りて「マコモ感謝DAY!!」を開催し、地元の人たちにマコモダケの試食をしてもらいました。

当日は、かわごえ里山イニシアチブのメンバーや地元の応援もあって沢山のマコモ料理が並びました。天気も良く大勢の地元の人の参加を得て、マコモの試食をしながら楽しい懇談会となりました。

同じく2019年11月には、「マコモ刈りとマコモ酵素ジュース作り」を開催。

 

2019年12月には川越八幡宮にて「まこもでお正月飾りづくり」。




年が明けて2020年1月には、「マコモ枯葉集めとどんど焼き・マコモで焼き芋会」。

 

そして、2020年2月22日:マコモの株起しが始まりました。

葉の回転はゆっくり目(の1)でマコモの株を起して、マコモの芽出しをしていきました。


起した株からピンク色のかわいいマコモの芽が出ています。
芽を出したマコモの苗拾いを3月に実施。
何千株もの苗を拾い、用水路で苗の育苗を行いました。

こうして、昨年からの一年があり、また今年もマコモタケの栽培が始まっていきます。

これまでは、かわごえ里山イニシアチブの会としての活動でしたが、一般の人にも農業に主体的に参加してもらおうと、「いのち育むマコモ・オーナープロジェクト」を発足。

谷道さんやかわごえ里山イニシアチブの指導を受けながら、マコモタケを作っていきます。

【主な栽培活作業予定】
◆具体的な作業日程はPJ参加者に都度ご連絡致します。
4 月 ①たい肥の投入 ②マコモの苗植え
5 月 ③田んぼの草刈り
6 月 ④マコモの葉の一部刈り取り
7 月 ⑤畔の草刈り ⑥たい肥の投入(追肥)
8 月 ⑦田んぼの草刈り(+田んぼの水抜き)
9 月 ⑧マコモの葉の収穫
10 月 ⑨マコモタケの収穫 ⑩田んぼの草刈り
11 月 ⑪マコモタケの収穫 ⑫マコモの葉の収穫

 

この日は、「いのち育むマコモ・オーナープロジェクト」の参加者によるマコモの苗植えが行われました。

オーナーにはそれぞれの区画が用意され、自分の苗を植えていきます。

もちろん、谷道さんやかわごえ里山イニシアチブのメンバーがサポートします。

参加者が自分たちで植えたマコモタケの苗、これから定期的に田んぼの活動を通して成長を見守っていくことになります。

 

谷道さんのマコモタケ作り、そして、「いのち育むマコモ・オーナープロジェクト」。

川越の地で行われる農業の活動を追いかけていきます。

「いのち育むマコモ・オーナープロジェクト」、キックオフ。

 

「特定非営利活動法人かわごえ里山イニシアチブ」
〒350-1108
埼玉県川越市伊勢原町2-11-11
049-234-5269

kawagoesatoyama@gmail.com

HP:
http://kawagoesatoyama.ciao.jp/

Facebook:
https://www.facebook.com/kawagoesatoyama/
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https://twitter.com/kawagoesatoyama
アクセス
髙梨農園(川越市福田439)&田んぼ(川越市福田310前)
http://kawagoesatoyama.ciao.jp/access/

◆JR・東武東上線川越駅下車:東武バス乗換
川越駅→本川越駅→福田下車徒歩5分(田んぼに直接行く場合)→城西大付属高校前下車徒歩5分(髙梨農園に行く場合)
◆西武新宿線本川越駅下車:東武バス乗換
本川越駅→福田下車徒歩5分(田んぼに直接行く場合)→城西大付属高校前下車徒歩5分(髙梨農園に行く場合)
川越駅東口から東武バス 02及びと03乗場です。
川越02:川越-東松山[東武バス] 川越駅 ⇒ 東松山駅 時刻表 路線図
川越03:川越-鴻巣[東武バス] 川越駅 ⇒ 鴻巣免許センター
髙梨農園から田んぼまでは徒歩4分です。