川越style「Boo Hoo Woo Project(ブーフーウー)(BHWP)」元町弁天長屋 | 「小江戸川越STYLE」

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川越のヒト・コト・モノ、川越物語りメディア、小江戸川越STYLE。
川越の現場で様々なまちづくり活動にも従事しています。
「小江戸川越STYLE」代表:石川真

 

川越の知られざる横丁、弁天横丁。

蔵造りの町並みの一番街、北端にある札の辻からさらに北に進み、すぐ右手に見える横丁です。

昔のままの姿で今もここに在り、足を踏み入れるとまるでタイムスリップをしたような感を受ける。

観光地とは違う、素の川越の表情があります。

 

近年になって弁天横丁に新たな風が吹き込み、作家がギャラリーを構え、新しいお店や事務所ができとゆっくりと変化を続いています。

また、生活道路として、地域の人の往来が多いのも弁天横丁の一面。

商店街のようなにぎにぎした感じとは違う、生活感ある横丁が弁天横丁の趣きにもなっている。

 

変化が見られる、というのと、お店が増えて人の流れが増えてとイメージするかもしれませんが、弁天横丁が目指すのはこれまでのまちづくりとは方向が違うだろう。

変化という言い方が実は当てはまらないのかもしれない。

素の姿のまま、今の雰囲気と一戦で繋がった延長にありながら、横丁の趣きが変わっているというような。

地域住民が暮らしやすい雰囲気を大事にしながら、横丁が横丁として確かな息遣いをしていくような通り。

近年になって象徴的な動きとして挙げられるのが、七軒長屋にある「GALLERYなんとうり」さんの入居。

普段はテキスタイル作家山本さんの工房としてありますが、年に数度企画展が開催されています。

(「GALLERYなんとうり」での企画展)

同じく長屋に入るのが、デザインオフィス「晴間」さん。
晴間には、木元洋佑建築設計室一級建築士事務所、1taro graphicsが事務所を構えています。、

「晴間」
https://www.hare-ma.com/profile

 

さらに、弁天横丁に新たにお店を構えた、靴鞄修理の「坂庭」さん。

(川越style「坂庭(さかにわ)」靴・鞄修理専門店 弁天横丁

https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12585385329.html

地域の人にとっては生活道路、知らない人にとっては、川越の奥へ、奥川越に踏み入って出会えるのがこの横丁ならではの魅力。

 

そして弁天横丁で、新たな展開が着実に動き始めています。

弁天横丁にある古い建物をリノベーションし、甦らせようとしている動き。

名付けて、「弁天横丁Boo Hoo Woo Project(ブーフーウープロジェクト)(BHWP)」。

改修を主導するのは、弁天横丁の通りに面した細長い七軒長屋にある、「Gallery,Cafe, and Bar 二軒堂」の工藤さんです。

「Gallery,Cafe, and Bar 二軒堂(にけんどう)」

川越市元町1-16-6
火曜日~金曜日 12:00-14:00、19:00-22:30
土曜日&日曜日 12:00-22:30
月曜日休

TEL 049-214-6276

Instagram:

https://www.instagram.com/gallery_and_cafe_nikendo/

Facebook:

https://www.facebook.com/%E4%BA%8C%E8%BB%92%E5%A0%82-337364080472184/

 

工藤さんが横丁にある建物、繋がっている三ヵ所を借り受け、自分たちの手を加えて工房やお店、ギャラリーとして利用できるようにしていこうとしています。

工藤さんは元大工で、二軒堂というお店自体も工藤さんが自らの手で工事を行ってオープンしました。

ここにきて二軒堂運営に加え、さらに弁天横丁全体をことを考え、一角の建物を再生させようと自ら動くことを決意しました。

住民が利用する生活道路でありながら、朽ちた状態の建物が放置されていることに、ここでお店を構えているからこそ、見過ごせないことだと思ったという。

もちろん、元大工としての本能として、「あの建物を何とかしたい」という思いにも突き動かされた。

工藤さんは、同時にもちろん二軒堂運営もあるため、お店の営業の合間を縫っての作業になるため、一日の作業量は少ない。それでも、少しずつでも手を動かすことが大事だと考えている。

住民にとって、安心安全な通りであることを何よりもまず考えて動き出しました。

(工藤さんが手掛ける建物、二棟で3つの空間がある。建物には奥から「Boo(ブー)」、「Hoo(フー)」、「Woo(ウー)」と命名)

 

建物は、現時点の工藤さんの構想では、自身の制作工房や広いカフェ、ギャラリーなどで活用したいと考えています。

 

2020年4月、工藤さんたちはまず、散乱したゴミ類の片付けから始めて少しずつ綺麗になっています。

作業は工藤さん親子に加え、知り合いや坂庭の篠田さんも手伝いに参加しています。

また、地域の人にもゴミ処理などの協力を呼びかけています。

室内に足を踏み入れると、人が住んでいた跡を感じさせつつも、屋根がない箇所があったりし、このままでは危険な状態であることが分かる。

室内の解体もコツコツと進めています。

 

その後も、毎日のように作業を進め、「ウー」の室内は片付けをして自身の制作工房にしようとしています。

その他も、ゴミ類などを片付けて見た目にも変化しているのが分かります。

 

そして、市民有志が集まり、プロジェクトチーム「弁天横丁Boo Hoo Woo Project(ブーフーウープロジェクト)(BHWP)」が発足。

賛同者と共に、まちづくりを進めていくことになりました。

 

自分たちの手で少しずつ進めていく工事。

まさに手作りのまちづくりがここにあります。

「弁天横丁Boo Hoo Woo Project(ブーフーウープロジェクト)(BHWP)」。

 

工藤さん、市民有志による改修工事は今後も随時伝えていきます。

 

「Gallery,Cafe, and Bar 二軒堂(にけんどう)」

川越市元町1-16-6
火曜日~金曜日 12:00-14:00、19:00-22:30
土曜日&日曜日 12:00-22:30
月曜日休

TEL 049-214-6276

Instagram:

https://www.instagram.com/gallery_and_cafe_nikendo/

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