川越style「ヒヤシンス雑貨店」洋書絵本、ハンドメイド古書、懐かし可愛い雑貨、アクセサリー | 「小江戸川越STYLE」

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「小江戸川越STYLE」代表:石川真

 

そこは、ヒヤシンス雑貨店さん、というお店というかおうちに遊びに行ったような感覚になる場所で、でも、並んでいる雑貨はもう世界中どこを探しても同じものはないだろうという特別なものばかりで、そのギャップに惹き込まれる。

自分だけが知っている秘密基地のような魅力があります。

 

2018年9月にオープンした、洋書絵本、ハンドメイド古書、懐かし可愛い雑貨、アクセサリーの雑貨店が「ヒヤシンス雑貨店」さん。

お店があるのは、川越駅東口から歩いて5分ほど。

アトレ川越の横の三番町通りを東へ進み、川越街道と交わる「三番町交差点」を過ぎて行くと、右手に見えるアパートにあります。

川越街道の三番町交差点は、街の表情が変わる境界と言えるかもしれません。

駅周辺の賑やかさから交差点を越えると俄然街の雰囲気は落ち着きだし、ゆったりとした空気が流れている。

静かな住宅地に佇むアパルトマン、この落ち着きが、ヒヤシンス雑貨店の世界観にとって大事なことかも。

このアパートは、川越の人にとってはお馴染みの建物で、永く親しまれ続けている建物でもあります。

それは、ここに入るお店が地元の人に支持されているからで、いいお店があればその場が人を惹きつけられるスポットになっていく典型です。

個性的な個人店がここに入居する偶然が奇跡的。

奥に進んでお店が並んでおり、手前から二つ目の部屋がヒヤシンス雑貨店。

ちなみに、ヒヤシンス雑貨店のお隣で一番奥に入っているのが、オーダー革靴店「TSUI(ツイ)」さん。

(ちなみに通り沿いの手前にはかつては古道具・古雑貨の「Utakata」さんが入っていた)

TSUIさんがある建物、Utakataさんがあった建物、で通じてしまうのが、川越で根付いてきた証拠でもある。

 

ヒヤシンス雑貨店には、お店のSNSで見た来る人や口コミ、通りすがりで看板を見て入る人、TSUIさんやUtakataさんを目当てにして来て、新しい雑貨店がオープンしたことを知って入る人など様々。

Utakataさんがあった街の記憶、TSUIさんがあることの存在の大きさ、全くのゼロの土地で1店のみの展開とは違い、色んなお店が入居している(していた)ことのストーリーの影響力はやはり大きい。

ヒヤシンス雑貨店さんの扉を開くと、そこは、外からは想像できないようなヒヤシンス雑貨店ワールドが広がっています。

「ヒヤシンス雑貨店」

川越市仙波町2-17-17-102

営業日 

火・金・土・日曜日

14:00~19:00

(仕入れなどで臨時休業あり。営業時間変更などSNSで発信)

Twitter:

https://twitter.com/hiyashinsu_shop

Instagram:

https://www.instagram.com/hiyashinsu_shop/

 

ヒヤシンス雑貨店さんの別館として、倉庫兼ショップの「おやすみブックス」が松江町交差点近くにあります。

古書とアンティークショップです。


「おやすみブックス」
川越市松江町1-21-3
営業日
火・金・土曜日 19:30~22:00
毎月不定期で昼オープン日あり
店内の売店にて焼菓子や飲み物販売
080-9044-0984
予約オープン可能です

Instagram:

https://www.instagram.com/oyasumi_books/

 

ヒヤシンス雑貨店さんは、洋書絵本、ハンドメイド古書、懐かし可愛い雑貨、アクセサリーなどを扱っているお店。

建物の古さがお店と調和してさらに個性を引き立てているようで、時を経た建物の中で古い雑貨たちが水を得た魚のように生き生きとしています。

お店にあるものは、ヒヤシンス雑貨店さん自身の足でヨーロッパなどで買い付けてきたものを基本として、ゆえに他では見たことないものばかりがそこここにあった。宝探しをしている気分。

古い物はもちろん、一点物です。

同じ物は世界中どこにもなく、ここに一点あるだけ。

なので、この時に並んでいるものはこの時だけのもので、あくまで参考までに。

そんな一期一会も古雑貨との楽しい関係でもあります。

お店は、ぎゅぎゅうに陳列するのではなく、ゆとりを持たせてディスプレイすることで、一つ一つのものを慈しむように大事に見つめてもらおうとしています。

一つ一つの雑貨にヨーロッパの物語が込められて、世界に一つしかないものが、静かに、ここに、あるのでした。

・・・と、可愛らしい古い雑貨を目が合いながら、考えてみれば不思議なものと改めて思い知る。

ヨーロッパで長い時間過ごし、大切に残されてきたものが、今、大海を隔てたここ川越にあること。

古雑貨を買うことは、きっと、これまで大切にしたきた人の思いも引き継ぐことなのかもしれない。そしてまた、川越・日本で長い時間を過ごし、さらに風合いは増していきます。

きっと、気づくでしょう。

このようなお店は・・・川越では見た事ない、と。

川越には、個性的な個人雑貨店がいくつもあります。

それぞれにオーナーの感性が行き渡った独自の世界観を表現しているのが特徴。

生活雑貨を扱うお店が多い中で、ヒヤシンス雑貨店に並ぶ雑貨たちは、気持ちが温かくなるようなもので、レトロな可愛らしいデザイン、それに、遊び心ある雑貨が多い。

生活に役立つという直結するものではなくても、生活に彩りを与えてくれるような、生活の潤いのスパイスになるような雑貨がそこかしこに並んでいます。

しかも、国内仕入れではなく、長い時間をかけて自身でヨーロッパの蚤の市で買い集めた雑貨たちという、こうしたお店は川越ではなかなかお目にかかれない。

店内に居れば、あ、これは川越では、いや他にはない世界観のお店だと気付くはず。

宝探し感のあるお店で、色々と掘り出し物を探したくなる、探求心をくすぐられる香りがします。

そう、ヨーロッパの蚤の市に遊びにきたような、と言うのもまさにかも。

ギフト用に宝探しをし買い求める人が多いのも頷けます。

 

それに、ヒヤシンス雑貨店のもう一つの大事な個性、セレクトした古書を扱うお店というのが、川越では珍しい。こちらもヨーロッパの古書も多く、日本に居てはまず手に入らないものばかりが並んでいます。

古書は絵本も多く、絵の可愛さなどで買い付けている。ヨーロッパの古書は雑貨感覚で家の中でディスプレイしても雰囲気がいいかも。

 

古雑貨のみならず、フランスのフェーブなど新しい雑貨も扱っているのが特徴。

また、オリジナルの紙雑貨なども扱っており、オリジナルというのはその名の通り、ヒヤシンス雑貨店オリジナル製造で、古い紙を使ったペーパーバッグを販売している。紙雑貨には特別な思いがあり自身で制作しています。

 

そしてまた、店内の宝探しに夢中になっていく。

よーく見てみると、こんなところにこんなものが・・・!という発見の連続。

 

あ、棚をよく見ていると、こんなところにも。

見れば見るほど味わいがじわじわくるものたちがここにも。

 

店内にいると、そう、ヨーロッパの蚤の市に遊びに来てような感覚になっていく。。。

ヒヤシンス雑貨店の原田さんは、子どもの頃から古い物が好きで、中学生の頃には当時大宮にあったアンティークショップの雰囲気が好きで通っていたという。

古いアクセサリーや可愛い雑貨が置いてあり、長い時間を吸い込んで重みを増したような佇まいに惹き込まれた。原体験として、「古い物が好き」という体験が刻まれています。

会社員を経て一年半ほどフランスに留学していた際も毎週のように現地の蚤の市を巡っていた。生活で使うものは蚤の市で揃えていたというほどの入れ込みよう。

帰国後は、当時繋がりのあった神保町にあった古本や古雑貨や作家のハンドメイド雑貨などを扱うお店「AMULET(アミュレット)」を手伝うようになった。

SHOP店員として、またお店を離れた後もいろいろと手伝い、AMULET企画で毎年のように開催された蚤の市を巡るツアーには原田さんも同行スタッフとして運営に関わっていました。

蚤の市ツアーは2006年~2015年の間に5回ほど開催したという。

蚤の市ツアーはベルギーを拠点にして、フランス、オランダ、ドイツなどを10日間ほどかけて回る内容。

各国の蚤の市は、

「その国ごとに個性があり、並ぶ物も変わって楽しみ方が変わる」のが特徴。

こうしたツアーを運営していたことに、原田さんがどれほど古い物が好きかが伝わってくるでしょう。AMULET(くりくり編集室)は本や雑誌も出版しており、原田さんも編集に携わり、ヨーロッパの可愛いを集めた、「フランス・ベルギーのかわいい本」を出版。

ヨーロッパの蚤の市などを紹介する本も出していました。

また、コラージュ作家としても活動していた原田さんは、2012年に自身の本も出版している。

「コラージュ・デコレーションBOOK」
著者:原田ひこみ
出版社:河出書房新社
発売日:2012/04/01

 

他にもハンドメイドのイベントを店内で企画したり、色々な発信拠点として機能していました。

川越にてヒヤシンス雑貨店をオープンした後も、AMULET時代のお客さんがやって来てくれるという。

ヒヤシンス雑貨店は、自分の世界観100%を表現した、空間。

かつての蚤の市ツアーで個人的に買い集め続けてきたものを、今、ヒヤシンス雑貨店で並で、ほぼ全て自分でセレクトして手に入れたもの。店内にある古雑貨や古書はまだ一部です。

これまでの渡欧経験が、ヒヤシンス雑貨店オープンの壮大なプロローグだったのではと思わせます。

原田さんは、

「日本の蚤の市も好きで、毎月28日の成田山川越別院で行われている蚤の市にも顔を出しています」。

Utakataさんがこの場所で古い道具・雑貨を発信して、今、ヒヤシンス雑貨店さんが古い可愛らしい雑貨を発信している。そこに、古い物を大切にするという、この地の途切れない系譜がしっかりあることも思うのだ。

今後もヒヤシンス雑貨店さんでは、フランスに限らず、ドイツなどヨーロッパの蚤の市を回って古い物を買い付けていきたいと構想しています。

 

ヒヤシンス雑貨店からの発信として、店内でイベントを定期的に開催しています。

 

ヒヤシンス雑貨店として、イベント出店でお馴染みなのが、毎年12月にウェスタ川越・ウニクス川越で開催されている、「くらしをいろどるFarmer's Market」です。

ウェスタ川越交流広場に、見事にヒヤシンス雑貨店ワールドを現出させ、独特な雰囲気を発するブースには、行き交う人が気になって足を踏み入れていました。

(ウェスタ川越・ウニクス川越「くらしをいろどるFarmer'sMarket」)


ヒヤシンス雑貨店さんが、かつてアンティークショップに目を輝かせ、やがて自分で古い物を提案するお店を始めたように、きっとこのお店で古い物に魅入られていく人もいることでしょう。

これからも刻々と変化していくだろう空間。

一体、どんな姿を見せて楽しませてくれるでしょう。

 

仙波町の日常生活の空気が流れる落ち着いた場所で、日常に寄り添うようにあるヒヤシンス雑貨店。

日常にピリリとしたスパイスを。

 

古い雑貨の良さを提案していきます。

 

「ヒヤシンス雑貨店」

川越市仙波町2-17-17-102

営業日

火・金・土・日曜日

14:00~19:00

(仕入れなどで臨時休業あり。営業時間変更などSNSで発信)

Twitter:

https://twitter.com/hiyashinsu_shop

Instagram:

https://www.instagram.com/hiyashinsu_shop/


「おやすみブックス」
川越市松江町1-21-3
営業日
火・金・土曜日 19:30~22:00
毎月不定期で昼オープン日あり
店内の売店にて焼菓子や飲み物販売
080-9044-0984
予約オープン可能です

Instagram:

https://www.instagram.com/oyasumi_books/