一体、どのカレーが一番なのか。
一体、次のチャンピオンは誰になるのか。
いや、次こそは自分がチャンピオンになる。
風雲急を告げるカレー業界、前回の闘いが終了するやいなやすぐに次回開催を臨む声が沸き上がり、次ももちろん防衛する、次こそはチャンピオンに、と各方面から勇ましい声があがり続けていた。。。
2017年5月の第3回大会から月日が流れ、実行委員会から待ちに待った第4回大会開催が発表されると、各地のカレー猛者たちは早速続々と名乗りを挙げ、カレーファンたちも開催を歓喜した。
あれから半年、カレーストーリーの続きがいよいよ紡がれる時がやって来た。
現チャンピオンが防衛するのか、新チャンピオンが誕生するのか、一気に話題が噴き上がっていったのでした。
2017年12月10日、ウニクス川越・ウェスタ川越で開催されたのが、第4回「彩の国カレーなる闘い」です。
10:30~16:00 ウニクス川越/ウェスタ川越 交流広場
入場料:チケット制 1,000円※ご飯と4種類のカレーが楽しめます。
全食制覇!プレミアムチケット2,500円(当日3,000円)
主催:カレーなる闘い実行委員会
共催:ウェスタ川越
後援:ウニクス川越
運営:感動創出工場ジーンファクトリー株式会社
『埼玉県内で活躍するカレー自慢の飲食店14店舗が一堂に集結。埼玉の食材を使い、その技と美味しさを県内外の方々に紹介、「彩の国 埼玉」の底力を存分に楽しんでいただきます。カレーというポピュラーな料理を通じ、埼玉県の農産物の販売促進、埼玉県内の各地域の食における観光資源及び食文化の創出を目指しています。
また、昨今都内を中心にカレーイベントが盛り上がりを見せている中、“カレー県、埼玉”という新常識の醸成を、川越の新しいにぎわい拠点ウエスタ・ウニクス川越から埼玉県、全国、そして将来は世界へ展開していく為の取り組みです。』
彩の国カレーなる闘いは、参加者の投票形式でカレーチャンピオンを決めるという大会で2015年に始まり、回を重ねてこれまで3店のチャンピオンが誕生しています。
前回大会の覇者は川越駅東口踏切近くにある「がブリチキン。川越店」さん。
(「第3回彩の国カレーなる闘い」ウニクス川越・ウェスタ川越 第三代チャンピオンの栄冠はどのお店に
https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12275757324.html)
(がブリチキン。さんのお店の普段のカレー)
振り返ると、あの第3回大会は色んな意味で劇的だった。。。
これまで混戦の中からチャンピオンが決まっていた回とは違い、がブリチキン。さんはカレーなる闘い史上圧倒的勝利というほどの結果で、あそこまでの大差は初めてのことで今でも語り草になっています。鶏油という魔法のスパイスを調合したカレーに、参加者の多くが金賞を投じ、大会最中から既にチャンピオン確定が見えていたような展開。毎回ドラマが起こるカレーなる闘いでも、特に印象に残る回だったことは間違いありません。
そして、カレーなる闘いにおいては、この切り口からも掘り下げることができる。。。これまで3回の大会で3店のチャンピオンが誕生しましたが、これは・・・毎回新チャンピオンが誕生していることでもあり、つまり、どのお店も防衛は成し得ていないのです。
その中で、関係者・カレーファンの間で囁かれていたのは、「がブリさんなら防衛するのではないか」。
あの圧倒的勝利は第4回でも継続するのではないか、確信に満ちた表情で街のそこここで語り合う光景が見られた。開催前にどこが優勝するのか、予想をし合うのも大会の楽しみであり、初の防衛なるか、新チャンピオン誕生か、誕生するならどこのお店か、話題が話題を呼び、カレーの話しが充満していた開催前の川越。
2017年12月10日の第4回大会に向けては、「彩の国カレーなる闘い」が色んな広がりを見せたことも目立ちました。ここに至る半年は、これまでのカレーなるとは次元の違う展開を見せたと言えます。
特に目をひいたのは、なんと、カレーなる闘いが海を渡ったこと。。。
第3回大会が終わり、第4回大会を迎えるこの期間に、実は彩の国カレーなる闘い実行委員会は仁居実行委員長を中心に海外でもカレーなる闘いを開催していたのです、本当に。
場所は・・・イタリア。
「カレーなる闘い in ITALY」
2017年10月21日(土)
場所:イタリアフィレンツェ国立調理学校SAFFI
イタリア人にジャパニーズカレーを紹介する!
参加カレー店
①がブリチキン。川越店[鶏の極みカレー]
②キッチンニューほしの[和牛スジカレー]
③jam3281[最強のエビカレー]
④Arthur[至福の和牛カレー]
この顔触れは、そうです、彩の国カレーなる闘いの歴代のチャンピオンや上位入賞店の4つのカレーを日本からイタリアへ運び、イタリア人を対象にしてカレーなる闘いを実施してしまった野武士のごとき無謀さ、いや、勇猛さ。こんな発想をしてしまうイベントが他にどこにあるでしょう。
(「カレーなる闘い in ITALY」)
“埼玉のカレーを世界に”
3度の激闘の中で、上位の成績を収めているカレーをフランス料理の原点と言われる場所
イタリア・フィレンツェに持ち込み、その血を汲む人々に判断を委ねてみた。
スタート前から押し寄せる人々。薫りに足を止め、質問をする人々。黙って肯く私。
興味津々の地元っ子を尻目に、粛々と準備をする中、迎えた開始の合図とともに列ともいえぬ
人だかりがカレーをとり囲む。
予想もしない群衆に一人無謀な闘いがはじまる・・・
孤軍奮闘・・・まもなく憤死しそうな私を見るに見かねたお隣の女性スタッフが私を
救いに来て下さり、ようやくまともなオペレーションに・・・。
それでも容赦なく訪れる人々・・・
われわれは時の経つのも忘れ、ひたすらカレーを注ぎ続けた。
当初、試食用を50食持ち込んだのだが、あまりの盛況に注ぐ量を調整し、なんとか
80食まで引き延ばしたが、頭数が多すぎて歯が立たず・・・ほどなく完売。
カレーの、いや日本食の底力を肌で感じた彩の国カレーなる闘い番外編 in フィレンツェ。
気になる結果は・・・
金メダル⇒ がブリチキン ” 鶏の極みカレー”
銀メダル⇒ Jam3281” チキンカレー”
銅メダル⇒ キッチンニューほしの ” 和牛スジカレー”
「海を越えてやってきたイタリア、フィレンツェにおいて、その地元っ子の舌を唸らせたカレーは
なんと、前回大会優勝の、がブリチキン” 鶏の極みカレー” に、それもダントツで選ばれると
言う結果になりました。番外編とは言え、再び結果を残した” 鶏の極みカレー” 。」
そして、カレーなるの華麗なる展開はこれに留まらない。さらに衝撃的だったのが、彩の国カレーなる闘い実行委員会仁居実行委員長がラジオ出演まで遂げてしまう。。。!
画期的なイベントを主催している会はやはり、各方面のメディアが放っておくことはなかった。
2017年11月20日文化放送 FM91.6 AM1134ラジオ「くにまるジャパン 極」にて仁居さんが登場し、カレーなる闘いの話しを中心に、イタリア・フィレンツェ大会の振り返り、12月10日の第4回大会の告知などを詳しく伝えました。
さらにこんな展開も見もので、これは彩の国カレーなる闘いが回を重ねてきたからこその出店だったかもしれない。2017年11月23日ウェスタ川越で開催された「WOMEN BIZ フェスタ(ウーマンビズフェスタ)」。
(「WOMEN BIZ フェスタ(ウーマンビズフェスタ)」2017年11月23日ウェスタ川越
https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12332043377.html)
このイベントの同時開催として屋外広場で開催されていたのが、県民ふれあいフェスタ。
その出店の一つに、彩の国カレーなる闘い実行委員会があり、これまた歴代のチャンピオンカレーや上位入賞カレーを4つ揃え、好きなカレーを2つ選んで提供するという楽しいブースを作っていました。
(2017年11月県民ふれあいフェスタ 彩の国カレーなる闘い実行委員会ブース)
4つから選べるという楽しさ、それにカレーなる闘いの上位の顔触れがずらりと揃ったラインナップに来場者から驚きの声が挙がり、この日の飲食ブースでは最も行列が出来ていたブースだったでしょう。そして見事に早々と完売御礼。
一つのイベントから派生した展開、これはとりもなおさずカレーなる闘いだからこそ出来ることであり、カレーの楽しさの提案は日に日に広がっていくばかりです。
色んな展開と色んな伏線を張り巡らせながら、あれから半年、いよいよ一点に集約される日がやって来ました。
迎えた2017年12月10日、第4回彩の国カレーなる闘い。
どのお店もがこの日のために普段のカレーをブラッシュアップし、特別なカレーを作り上げて臨もうと苦労を重ねてきました。飲食店の看板を掲げている以上、どのお店にもプライドがあり、人知れず研究の日々があり、会場に集まって来た時の表情、目つきからしてギラギラしているものがありました。
全ては、カレーチャンピオンの称号を得るために、栄冠を勝ち取るために。
全てのこの日に、出し切る。
出店者の想い、熱気が渦巻いて、だからこそ大会当日の会場は一種異様とも言える、あれだけ熱い会場になるのだった。
ウニクス川越の広場に並んだテント、カレーだけで14店集結していること自体がまずカレーのテーマパーク的であり、夢のようなカレーの世界。
彩の国カレーなる闘いでは、カレーなる祭典として、単にカレーを食べ比べるだけだって楽しいものではある。そういう楽しみ方をしている人だって毎回いる。
しかし、テーマパークに留まらないのがこのイベントの肝で、そう、大会形式になっているのでした。
4つのカレーを選んで食べて、美味しかったカレー2つに金賞・銀賞の票を当日ことができるのです。その屋外会場の投票結果と、室内プレミアム審査による投票結果を加重して結果を出し、チャンピオンから第三位までのお店を決めるガチンコの闘い、それが彩の国カレーなる闘いなのです。
単純な金賞の獲得合計数だけだと、実は公平な闘いにならない、とにかく目立ってカレーを選らんでもらい、インパクトを残して金賞を数多く獲得すればチャンピオンになれるという闘いではないのです。
出店者のバトルという表舞台と、もう一つ、舞台裏の物語として、ボランティアスタッフの存在にも目を向けたい。このイベントの運営には、数多くのボランティアスタッフが手を挙げて手伝っていて、会場の隅々にまで目を行き届かせながら運営しているストーリーがある。
(カレーなる闘い、強力なボランティアスタッフ)
今回はどんな闘いが繰り広げられるのか、どんなドラマが生まれるのか、それは誰にも分からないことで神のみぞ知るところだった。
いよいよ、10時半に第4回彩の国カレーなる闘いがスタートすると、待ちかねたように列を作った参加者が川越米をよそられた容器を手にして、カレーが居並ぶ世界へと足を踏み入れていった。
右を見てもカレー、左を見てもカレー、目移りしてしまうカレーのカオスはカレー好きには堪らない世界で、この中から4つ・・・と悩むのもカレーなる闘いの楽しみでもありました。
この中から4つ、参加者の選ぶカレーの基準は千差万別でしょう、〇〇カレーというカレー自体に惹かれるのはもちろんのこと、ブースの雰囲気で決めたり、事前情報から吟味して既にカレーを決めてきていたり、辛そうなカレー・辛くなさそうなカレー、その場の直観を頼りに決めたり、それぞれの考えがあって、器には川越米を中心にして4つのバラエティーに富んだカレーを埋めていきました。
参加する人が必ずと言っていいほど驚くのが、カレーという食べ物の多種多様性。同じカレーという食べ物のはずなのに、なぜ、これほどまでに個性豊かなんでしょう。
全てのカレーが別々の味で、全てがカレーという括りに見事に収まっている。
カレーの懐の深さを実感するようで、それが国民食となっているカレーの要因なのかもしれなかった。
第4回彩の国カレーなる闘い、堂々の出場店はこちら。
エントリーNo.01 川越市代表
「Te’PAN Le OMUS」 バターキーカレー
『今回は勝ちにこだわり、新作カレーの創作に入りました。牛のだし汁とターキーの骨じっくり煮込み、あめ色玉葱と8種類のスパイスをオリジナルブレンド。バターとヨーグルトふんだんに使い、カリッと焼いたターキーもも肉をトッピング、ちょっと大人なバターカレー、期待値大です。』
川越市幸町8-11
TEL:049-298-6377
エントリーNo.02 川越市代表
「backyard café」 トマトカレー
『審査員特別賞も受賞したトマトカレー! お子様も安心して食べていただけるよう、野菜たっぷりで甘めのカレーになっています。』
川越市石原町1-18−8
TEL:050-5799-7919
エントリーNo.03 ふじみの市代表
「Jam3281」 禁断の海老カレー
『第2回より参加の有名カレー店Jam3281川越店。初代、2代目カレー王を育てたふじみ野本店が、ついに動き出す!!カレーなる闘いの為に海老の旨味を凝縮して完成させたオリジナルカレーです。欧風カレーを超えた新感覚カレーに仕上げました。』
ふじみ野市うれし野2-5-18 スズキビル2F
TEL:049-264-3099
エントリーNo.04 上里町代表
「夢みるぱさり」 たまっこカレー
『2回目の出場となる今回、上位を伺うポテンシャル大です! 鶏ガラからチキンスープをとるところから始め、自社農園で採れるハーブを使うことでおいしさに深みがあるカレーです。』
児玉郡上里町三町828-4
TEL:0495-33-1123
エントリーNo.05 川越市代表
「copoli」×Arthur
『前回、初出場でいきなりの準優勝を誇る川越の有名店copoli染谷氏と初代王者のカレーを浅川氏がタッグを組んで、最強の創作カレーに挑みます。注目度大です!!』
川越市南通町16−5 ヨシダビル 1F
TEL:080-5932-1650
エントリーNo.06 川越市代表
「ROTOM」 小江戸黒豚マイモカレー
『前回大会の審査員特別賞の勢いそのままに、川越名産のさつまいもを使用し、サツマイモの甘み、小江戸黒豚のコクと旨みそこにスパイスを見事にハーモナイズした逸品です。』
川越市松江町2-4-5
TEL: 049-298-6606
エントリーNo.07 所沢市代表
「咖哩トコ」 肉屋の牛カレー
『玉葱を8時間じっくり炒め、旨み甘みを引き出し、そこに厳選したスパイスを合わせた本格欧風カレーです。肉居酒屋の系列店ならではの肉のおいしさを活かしたカレーです。
所沢市緑町4-2-8 1F
TEL:04-2928-6505
エントリーNo.08 東松山市代表
「カラントサンク」 コトコト煮込んだチキンカレー
『再び、東松山から名店登場!!看板人気メニューです!』
東松山市材木町13−2
TEL:070-6976-0450
エントリーNo.09 川越市代表
「まざぁぐうす」 木の実とバラ肉のカレー
『川越で17年、スパイスの魔術師がひたすら研究し続けた、秘伝のスパイスを皆様にお届けします。』
川越市砂新田5-2-23
TEL:049-244-2391
エントリーNo.10 日高市代表
「カフェGOA」 日和田山カレー男坂バージョン
『ついに日高市から初参戦!高麗川にある遠足の聖地日和田山をイメージしたカレーをお楽しみください。』
日高市高麗本郷295−7
TEL:042-978-6332
エントリーNo.11 川越市代表
「がブリチキン。 川越店」 鶏の極みカレー
『今や言わずと知れた、“3代目カレー王”。フィレンツェ大会でも大暴れの圧倒的優勝! 前人未到の大会2連覇なるか? 注目です。』
川越市脇田本町16−26 嶋田ビル
TEL:049-241-0390
エントリーNo.12 行田市代表
「食彩屋やしろ」 行田在来青大豆スパイシーカレー
『青大豆がたっぷり入った和風なカレーです!豆の食感と香りに、スパイス効いたルーはかなりやみつきになります!カレーの上にのせた炙りチーズとの相性が絶品です!』
行田市棚田町1-42-5
TEL:048-552-1846
エントリーNo.13 川越市代表
「カフェ ヴィーノ」 ヴィーノ特製カレー
『地元川越の農家さんより直接仕入れた新鮮な野菜をふんだんに使っております。また、川越の個人店では唯一のパルマハム協会の認定店です。おいしい野菜とお肉がそろったカレーは、おいしいに決まってます!!』
川越市元町1-8-1
TEL:049-299-7861
エントリーNo.14 福島県代表(特別枠)
「東北応援キッチンカー」 福島リンゴカレー
『リンゴカレー???子供のカレーでしょ? とんでもない。本当においしいカレーは、子供も大人も関係ない。全員「うまい」と叫んでしまうカレーを準備してお待ちしております。』
TEL:080-6606-0577
大会の戦況は予断を許さない状況が続いていた。。。混迷を深めていくと言った方がいいかもしれない。
前回覇者のがブリチキン。さんにはやはり注目が集まり、4つの一つに指名される割合が多いよう。前回第二位だったコポリさんも懇意の浅川シェフと合作したカレーは相変わらずの人気ぶり。
新河岸から参戦のスパイス魔術師まざあ・ぐうすさんの満を持しての木の実とバラ肉のカレーに参加者は魅了され、backyard cafeさんの辛くないトマトカレーには親子票が多く集まっているよう。カレーのイベントですが、実は、辛くないカレーを求めている人も多くいる現場。
川越Rotomさんは前回審査員特別賞から今回こそはチャンピオンに!と血気盛んに望み、初参戦のCafe Vinoさんはお店で人気の特製カレーを引っ提げてカレーファンを呻らせていました。
どのお店のカレーも美味しい、美味しくないカレーなんてここにあるわけがない、その中で優劣をつけるという無常さ、だからこそ生み出されるドラマ。
参加者はじっくりと実食し、それぞれのカレーの味の違いを感じながら、4つのカレーの中から自分はこれ!という2つのお店を選び出し、金賞・銀賞を投票箱に投じていく。前回はがブリチキン。さん一極集中の状況でしたが、今大会はまったく先が分からない。
どのお店のカレーにも均等に票が入っていき、最後までそれが続いていきました。。。
投票は屋外会場のみならず、室内会場でも緊迫の審査の上で行われています。
それが、「全食制覇!プレミアムチケット」制度。
前回から導入されたシステムで、出場店全店のカレーを食べ比べて投票できるものです。
なぜ、これが導入することになったのか??
それは、屋外会場だけだと4つの中から票を投じることになり、その最初の4つに選ばれなかったら投票される機会も訪れないことになる。本来的には全てのカレーを実食して票を選んでもらいたいということから、全食実食という制度が設けられました。
全食制覇!プレミアムチケットとは、別会場で、全食をビュッフェスタイルで食べ比べ、投票します。しかも、ここがポイントですが、カレーはブラインドになっており、どのカレーがどのお店か分からないようになっているのです。全食が数字表記(ブラインド方式)。
あのお店を応援したい、という気持ちは挟み込むことができず、純粋にカレーの味に向き合って食べ比べる。審査というものを突き詰めた先の、公平かつ厳正な審査でした。(90分制)
投票した後には、全店舗のカレーと数字の整合表を渡され、自分が投じた番号のカレーのお店がどこか分かる仕組み。その表を見て、それぞれが自分があのお店のカレーが好みだったことをそこで新発見することが続出しました。
一体、どこのお店が優勝するのか。
自分こそが優勝、出店者の誰もがそう確信しながら、最後の力を振り絞ってカレーを提供し続けていた。。。
16時。
終了のゴングが鳴らされると、第4回彩の国カレーなる闘いが終わりを告げる。
どの出店者もやり切った表情を浮かべ、お互いの健闘を称え合う。
そう、バトルが終われば共に闘った同士、戦友のような関係になるのもまた、彩の国カレーなる闘いなのだ。
そして、ここからが裏舞台の闘い、実行委員会による集計が行われ、17時、ステージにて表彰式へと移っていきました。
彩の国カレーなる闘い実行委員会仁居実行委員長より、第4回大会の結果発表へ。
各賞の発表が続いていきます。
販売王は、「がブリチキン。川越店」さん。これはその名の通り、最もカレーを選ばれ販売したお店に贈られる賞。
審査員特別賞は「カラントサンク」さん。
新人賞は「Cafe Vino」さん。
そして、ここからが今大会の順位、第三位から発表されました。
「第4回彩の国カレーなる闘い、第三位は・・・東北応援キッチンカーさんです!!」
東北の林檎を使ったスペシャルカレーで見事に第三位に輝きました。
「続きまして第二位は・・・jam3281さんです!!」
ついにjam3281さんが表彰台へ。カレー専門店としてのプライド、弟子たちが過去チャンピオンに輝いてきた中、ついに、渾身の海老カレーを投入して幅広い支持を集めて第二位へ。
「最後はカレー王の発表です。第4回彩の国カレーなる闘いチャンピオンは・・・Cafe Vinoさんです!!」
どよめきが起こる会場、初出場にチャンピオンに輝いたVinoさん。新人賞と合わせて2冠達成というのは画期的なこと。
(ウニクス川越中尾支配人が代わりに賞状を受け取る)
Cafe Vinoさんは川越市役所近くにあるお店で、洋食屋さんとして普段からカレーは定番人気。
地元の川越産農産物を使うことにも積極的で、連日盛況のお店です。
(「Cafe Vino」ワインと川越産農産物のマリアージュ 川越市役所近くにできたカフェ
https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12219295143.html)
第4回大会が無事に終わり、また普段のお店の営業に戻っていく各店。
彩の国カレーなる闘いは、来年も開催することが予定されていて、また、熱いバトルが繰り広げられることでしょう。
次は一体誰がチャンピオンに。
彩の国のお店たちは、次こそは栄冠を・・・と虎視眈々とカレー研究の日々に没頭していくことになる。
次こそは、チャンピオンに。
「彩の国カレーなる闘い」
http://kawagoen.com/curry-saitama/
そして、彩の国カレーなる闘いからまたまたこんな展開が動きだしていきます。
2018年1月21日(日)ウェスタ川越のファーマーズマーケット開催のニュースは街中に広がっていますが、このイベントでは、あるストーリーが仕込まれていました。
(2018年1月21日(日)ウェスタ川越ファーマーズマーケット全体内容発表
https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12331729835.html)
これはかつてない試みで、故に関係者は今回のカレーなる闘いの結果を別の意味で固唾を呑んで見守っていたのでした。。。
「彩の国カレーなる闘い」と「「川越Farmer's Market」、川越米を使用するカレーなる闘いとファーマーズマーケットは以前から連携しているものであり、今回、実はこんなストーリーがあったのです。。。
第4回「彩の国カレーなる闘い」において、この日に決まるチャンピオン店のために1月21日のイベントで1ブース確保しようと予定されていました。
激闘の末、Cafe Vinoさんのカレーが見事に第四代チャンピオンに輝いた。
実はVinoさんは既に1月21日のファーマーズ飲食部門に出店が決まっているお店であり、チャンピオン店のブースが空くので、これも当初の予定通り、カレーなる闘い第二位だったふじみ野市と川越市にお店がある「Jam3281」さんがファーマーズ出店が決まりました。
(「Jam3281川越店」カッコいいカレー屋さん
https://blog.ameba.jp/ucs/entry/srventryupdateinput.do?id=12077072635)
イタリア大会にしても、県民ふれあいフェスタにしても、今振り返るとjam3281さんがやっぱり登場していて、つねに高い実力を示し続けてきました。
いよいよ、満を持してのファーマーズマーケット出店で、期待はどこまでも高まるばかりです。
1月ファーマーズは、カレーという切り口でも注目のイベントになります。
カレーのストーリーはどこまでも続いていく。。。