川越style「街バルinなんつか2016」11月3日~5日 南大塚駅周辺のお店が17店参加 | 「小江戸川越STYLE」

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川越の南大塚、

西武新宿線本川越駅から一駅、南大塚駅周辺に広がる地域は、

昔から親しみを込めて通称『ナンツカ』と呼ばれてきました。

普段のナンツカは、謙遜ではなく本当に、落ち着いた静かな街ではありますが、

一年に一度、熱い注目を集める日がある。。。

三回目となって浸透してきました、

その名も、「街バルinなんつか」が今年も開催されました。

11月3日(木)、4日(金)、5日(土)「街バルinなんつか2016」

  

主催:南台商栄会 後援:川越市

南台商栄会は、ナンツカにあるお店が加入している商店会です。

街バルというと、川越では一番街周辺を中心にして開催されてもいますが、

実は川越でもう一地域で開催されていて、それが南大塚を舞台にした、街バルinなんつかです。

ナンツカに、地域以外の人がどっと押し寄せる光景は街バルならではで、ある意味新鮮。

一昨年に始まり、昨年、今年と毎年回を重ねてきました。

昨年は二日間開催でしたが、今年はなんと三日間開催という拡大ぶりです。

純粋に商店会のみで運営している街バルinなんつかは、

まさに商店会の熱意あっての開催で、毎年続いているということが、なによりそれを表しています。

 

街バルの仕組みは簡単、事前にバル参加店などで3枚綴りで2000円のバルチケットを購入して、お店を巡る。

 

マップにある参加店どこでもチケットを利用できます。

一日で3枚使い切ってもいいし、三日間通して使うことができる。

三回目となると利用者も慣れたもので、

普通にお店に行くよりバルチケットを使った方が断然お得なので、

ランチとディナーに使い分けたり、

今日はランチに明日はディナーにと、日を分けて使ったりとアレンジするのもよく見られます。

バル終了後も、11月6日~18日の期間、参加店で一枚600円の割引券としても使える。

 

バル期間中はお店はバル特別メニューを用意したり、会計金額を安くしたりなど

 

趣向を凝らしていろんな形でバルを盛り上げようとしていました。

一回目の12店の参加から始まり、その盛況ぶりが伝わって今年は17店参加と増えていた。

南大塚駅北口・南口に点在するお店が参加していることで、

ナンツカの魅力を丸ごと体験ができる貴重なイベントに育っていました。

参加者が口にしていたのは、街バルという機会があるから、

「あのお店に入ってみようかな」と思って入ることができ、それが新しい発見へと繋がるということ。

お店にとっても、街バルで気軽に入ってもらってお店を知ってもらう機会となっていました。

街バルに川越市内各地から来てもらいたいという思いもある一方、

実は、ナンツカという地は、

地元の人に地元のお店のことがまだまだ知られていないんじゃ・・・??という課題があり、

ナンツカ在住の人に、ナンツカのお店のことを知ってもらいたいのがまずあった。 

確かに、ナンツカ住民の間で、ナンツカのお店のことが話題になることは少ない、

むしろナンツカ以外の人の方が、ナンツカのお店を評価していたりして、時にギャップに圧倒される。

同じようなことはナンツカに限らずあるものだと思いますが、

自分たちの地域にはどんなお店があるのか、再確認することが大切なテーマでした。

今年の参加店は・・・

・居酒屋小樽

・MANGIAマンジャ

・やきとり ひびき庵

・ラーメン ライム

・串揚げ 串楽

・タイムズスクエア

・NANTSUKA BAKERY

・クマリ ラソイ

・蕎麦食彩さいとう

・サバーイ・サバーイ

・パブハウスオリエント

・ぼんそわーる

・スナック友

・カワサキショップミズムラ

・まるなか南大塚店

・やおきフラワー

・和道総合学院

参加店は南大塚駅前南北にあるお店で、こうして見渡すと改めて、

ナンツカにはいろんなお店があることが分かります。

昨年のバルメニューを振り返ると、

南大塚駅北口線路沿いにある、アジアン・インドレストラン「クマリ ラソイ」さんはカレーにナンにドリンク。
 

昨年のランチタイムの店内は、ほとんどがバル参加者のような状態。

クマリ ラソイさんは昨年は衝撃的なサービスを行っていました。

バルというと、通常はバルメニューという固定メニューを提供するものですが、

バルでありながらなんと、ナンのお代わりも可能にしていました。。。

「蕎麦食彩さいとう」の昨年のバルメニューは、

おそらくお客さんの、「おつまみに飲み物のセットだろう」という想像を裏切る衝撃のメニュー、

野菜天ぷらも提供していました。
 

 

街バルinなんつかは、今年はどんなものを見せてくれるのでしょう。

 

今年の参加店は、

ナンツカを象徴する昭和の香り漂う赤提灯のお店から、ラーメン店、イタリアンレストラン、

タイ、ネパールのアジアンレストラン、蕎麦店、パン屋、花屋、着付け教室、 スーパー、スナック。
いろんな業種という横の幅の広さと、さらに、お店年数の長さの違い、

高度経済成長期から数えてこの地に何十年とお店を構えるところから、

今年オープンしたお店も数店あり、縦と横、それぞれの軸の長さもまた、ナンツカという街ならでは。

街バルというと、飲食店を楽しむイベントというイメージがあるかもしれませんが、

(それが本意かもしれませんが)

ナンツカの街バルは、飲食店に留まらず、ナンツカ全部を楽しんでもらいたいという熱気に溢れ、

それ故に、一見バルらしからぬ?、

なんとスーパーに花屋に、バイクショップまで参加していて、

ナンツカの食、のみならず、ナンツカ自体を巡るイベントになっていました。

ナンツカは飲食店も多いですが、事務所、歯医者、接骨院といったものも多い地域。

 

 






 

 

 

街バルチケットの購入は街バル参加店の他に、以下のお店でも用意されていましたが、

 

・カワサキショップ・ミズムラ
(商栄会会長 水村喜一/川越市南台2-7-17 ☎ 049-245-1569)

・和道総合学院(川越市南台2-1-22 ☎ 049-243-5819)

・株式会社 永幸舎(川越市南台2-4-34-1F ☎ 049-249-6955)

お店にチケットを置いて購入者を待つだけでなく、今年も南台商栄会の人たちはあれを敢行。

自分たちで直接販売しようと、

南大塚駅北口にあるファミリーマート横にテントを設置して販売ブースを作っていました。

ナンツカの一等地で、三日間通して販売していたのは、ファミリーマートさんの協力あってこそですが、

それに加えて、商栄会の人たちが寒空の下で三日間13:00~20:00の時間ずっと常駐していた事実に、

この街バルに懸ける南台商栄会の想いが伝わってくるようです。

商栄会カラーともいえるお揃いのオレンジの半被を着て、声がけしていく面々。






南台商栄会の水村会長と、南台2丁目で株式会社永幸舎を経営している山口さんが街バルをPR。

 

水村会長は、南大塚北口メインストリートから16号線に出たところにある、

 

カワサキショップミズムラの店主でもあります。


 

(カワサキショップミズムラ)

「南大塚は飲食店が多いので、バルをやってみようというのが街バルinなんつかの始まり。

今年はナンツカに新しく出来たお店が2店も参加してくれて、参加者には新たなナンツカを感じてもらえるはずです」と力を込める。

街バルinなんつかは、商店街主導の街バルの成功事例として、他の街からも視察に来るほどで、

どう運営しているのか?

どう参加店を募り、まとめているのか?運営の側面からも注目されている。

なぜ毎年のように続いているのかというのは、客観的に言ってやはり、

南台商栄会の人たちのほとばしる熱意の賜物だと感じます。

本川越駅から一駅、狭山市方面からもアクセスは良いとは言っても、

待っていてはナンツカに来てくれない。

自分たちの力でナンツカに来てもらわなければ、危機感のような気持ちが商栄会を突き動かしていた。

企画から運営まで全ては南台商栄会の手作り、

会長が率先して動くから、他の商店なども引き込まれ、

結果として商栄会全体が一つとなってバル開催へと繋がっていっている。

毎年少しずつ趣向が凝らされ、

今年は駅北口ロータリーに、告知看板の設置と夜のなると綺麗に点灯する仕掛けを施していました。

(水村会長の手作り電飾。夜のなるとどんな風に輝くでしょう)

 

これまで、ナンツカが注目される日というと、

 

毎年1月、年に一度の伝統行事、南大塚餅つき踊りがありました。

  

(「南大塚餅つき踊り2015」http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11978554389.html

他にも、新日本キックボクシング協会日本バンタム級チャンピオンの瀧澤博人選手が在住していたり、

素敵な庭造りに定評がある栗原造園さんがあったり、話題は事欠かないのですが、

(「栗原造園オープンガーデン2016」5月15日(日)これからもこの庭で

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12161515092.html

地域に大勢の人がやって来て賑わうというイベントがなかったところに

今、ナンツカには街バルがあるじゃないかと、盛り上がり始めている。

 

南台商栄会の駅前テントでは、時間ごとに担当が変わり、

協力し合いながら販売・チラシ配布を続けていました。

商店街が一致団結して盛り上げようとするのが伝わってきます。

中央に座るのは、ナンツカで蕎麦なら、でお馴染みの蕎麦食彩さいとうさん、もちろん街バルに参加中。

向かって左の和道総合学院の佐藤さんは、川越きものの日実行委員でもあり、

2016年8月に氷川会館で開催された「氷川神社の七夕まつりに着物の集い」にも参加し、

川越に着物姿の人を増やしたい、とスピーチしていました。

(川越の街にきもの姿を増やす会「氷川神社の七夕まつりに着物の集い」2016年8月7日氷川会館

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12189812953.html

駅北口が、というかナンツカが人でごったがえすのはやはり、西武線の電車が駅に停まった時。

階段から下りて来る人たちに商栄会の面々が話しかけ、街バルのチラシを配布して開催を知らせていきます。

「今年もやっているんですね」など街の人の反応も上々。

今年は特に事前に散らし配布にも力を入れていたので、

昨年からのリピーターも販売所に立ち寄っていました。

 

3枚綴りのバルチケットを手に、まず向かったのが、

 

水村会長が挙げていた、ナンツカに出来た期待の新星の2店。

北口ロータリーから左斜めに進む通り沿いにあるのが、「NANTSUKA BAKERY」さん。





驚きました。。。

上のパンたちが、チケット一枚で手に入るパンセット。。。

3枚2000円というと1枚700円弱になりますが、

明らかに、700円は軽く超えているパンセットです。

NANTSUKA BAKERYの佐川さんは、

今年お店がオープンして、まだ地域に知ってもらう時期、ボリューム感を出したセットにしました、と話していました。それにしても凄い。。。

街バルinなんつかで一番見てもらいたいのが、そのボリューム感のおもてなし。

南台商栄会の水村会長が話していたのが、

「バルが終わった後も南大塚に来てもらうためには、

この一回の機会に来てくれた方を、あっと驚くような感動させるものでないと次に繋がらない」ということ。

バルだからと、ボリュームは落とさず、精一杯のものを提供してもらうよう各店に呼びかけていたのだそう。

その結果、各店のメニューは、

「え!バルでこんなにボリュームあるの!」

というサービスし過ぎでは?と驚きのになっていて、ナンツカらしいナンツカのおもてなしを見ました。

 

NANTSUKA BAKERYさんは、ナンツカのパン文化を発展させる存在として期待されています。

 

(「NANTSUKA BAKERYナンツカベーカリー」南大塚駅北口パン屋 サンセリテから受け継いで

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12174096397.html


続いて向かったのは、期待の新店のもう1店。
NANTSUKA BAKERYから飯能信用金庫の反対側にある、「タイムズスクエア」さん。




こちらでもまた、驚きました。。。

通常980円のAセットが、バルチケット一枚で食べることができる。。。凄いおもてなしです。

(チーズナンとスープは別注文。こういうことももちろんできます)

 

 

(「TIMES SQUARE(タイムズスクエア)」川越の南大塚からネパール料理を

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12209908188.html

 

街バルinなんつかは夜になるとさらに盛り上がる。

 

バルチケットを手にして歩く姿があちこちで見られ、中には満席で入店待ちのお店も。

そして駅前販売所では、南台商栄会の人たちはさらに元気にバルの告知をしていました。




(水村会長お手製の電飾が光る!)

 

タイムズスクエアのすぐ斜め向かいにある、タイ料理の「サバーイ・サバーイ」です。 

 

サバーイ・サバーイは川越を代表するタイ料理のお店。

タイのお母さんが「タイで作っていたタイの味しか作れない」と

タイそのまんまの味を提供しています。

埼玉県在住タイ人クラブの集まりに使用されることが多く、お店でタイ人と出会うことも多いです。

初日からバル参加者で溢れ、2日目、3日目とサバーイを使う人が多かった模様。



ディナーの時間帯のバルメニューは、生春巻きか鶏の唐揚げ、それにドリンク、

ランチではガパオかタイラーメン、それにドリンクという内容になっていました。
さすが、サバーイのお母さんの味は安定して美味しいですね。

 

  

 

(「サバーイ・サバーイ」川越でタイ料理といえば。本場の味、本場の味しか作れないお店へ

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11798207000.html

 

・・・と、3つのお店を回ったこの経路は、街バルinなんつかのあくまで一例。

 

ナンツカの新店をフィーチャーして紹介しました。

他の人はどんな街バルinなんつかを楽しんでいたのでしょうか。

ある人は、やっぱり居酒屋に!ということで、「やきとり ひびき庵」へ。

チケット一枚でこのボリュームという衝撃。

 

さらに、ナンツカには美味しいイタリアンレストランもある!ということで、「MANGIAマンジャ」さんへ行く人も。

 

 

参加者それぞれの3店があり、数え切れないほどの3パターンがあったでしょう。

 

街バルinなんつか2016。今年も大盛況のうちに幕を閉じました。

また来年も、たくさんの人で賑わうはずです。

水村会長曰く、「来年はさらなる展開を考えている」ということで、

南台商栄会は、あっと驚くようなバルを仕掛けてくれることと思います。

来年はどんなおもてなしを見せてくれるのでしょう。

今から楽しみにしてください。


 

 

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