川越style「twelve」うらかわの隠れ家的素敵なお店 | 「小江戸川越STYLE」

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「時が人を結ぶまち川越」
川越のヒト・コト・モノ、川越物語りメディア、小江戸川越STYLE。
川越の現場で様々なまちづくり活動にも従事しています。
「小江戸川越STYLE」代表:石川真

クレアモールが街の大動脈である大きな川だとしたら、
この通りはさしずめ新河岸川?
落ち着いた雰囲気が、川越で親しまれている川を連想させます。

川越駅からクレアモールを進み、クレア大橋歯科の角を曲がって細道に入っていく。
少し歩いた右手に真っ白な外観が目に飛び込んでくると、そこが「twelve」です。
落ち着いた佇まいは、ずっとそこにあったかのような溶けこみ方で、
風景に馴染みながら確かな存在感を発している。

通りから全部を見せるのではなく、一面白い壁にちょこんと飾られるようにしてある細長い窓、
誘われるようにとはまさにこのこと、
歩く人が興味深げに小窓から中を覗き見ている様子をしばしば見かけます。
twelveは2007年オープンしてから今年で8年になるお店。

以前は、本川越駅からほど近くの場所にお店を構えていました。
駅から西武新宿線と東武東上線が交わる高架下方面に行く道沿い、弘武堂スポーツの隣にありました。
交通量の多い道沿いだったので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
そこから、今の川越を代表する人気エリア、うらかわのど真ん中と言える場所に2号店を開き、

2015年2月末にこちらの場所一店に集約されました。

大きな通り沿いではなく、裏道のお店に集約させたことがtwelveの価値観を表しているよう。

川越は、裏道の方がブランドイメージが高まったりするので面白いです。

twelveがあるこの細道、二番町通り周辺は、特に素敵な個人店が軒を連ねていて、
道には飲食店の「手手」や服・雑貨のが「Nobo Saku store」が並ぶ。
道を進んでいくと、「やき菓子 野里」などがある八幡通りに出て、

さらに真っ直ぐ行くと「ソコノワ」や「RAG CAFE」がある建物が見えてくる。

少し歩けば古道具・古雑貨のUtakataさんにも行けます。
この辺りを歩いて散策するだけでも、今の川越の人気のお店巡りができてしまうというエリア。
そう、散策ならちょうどtwelveの前には椅子が数脚置かれ、ほっこり一休みすることができ、
人が留まる感じが特に今のtwelveにはある。
以前の場所は、車の行き来が激しく、だからこそ認知される効果もありましたが
(バスの車窓からお店が見えたので、という方もよく来られていたと言います)、
今の場所は、車はほとんど入って来ず、人の歩く速度もゆったりしていて、
落ち着いた雰囲気はここならではの魅力であります。

twelveは、服をメインとして雑貨なども扱うセレクトショップ、

メンズを中心にしながらもレディース展開も積極的に行っています。

特に雑貨は女性に人気。

今まで2店あったことを活かして、メンズ・レディースと棲み分けてしていたところを

この場所に集約することで、「ここも女性の方が来やすいお店にしていきたい」と話すtwelveの浦松さん。

 

服のテイストは、肩の力を抜いたナチュラル感があるものばかり。

 

素材にこだわり、シンプルなデザインで着心地がよく、普段使いできる服が並びます。

twelveは根強いファンが多く、このお店でなくちゃと信頼している方が多い。

お店にやって来るのは川越内だけでなく、

東京、神奈川、千葉、茨城、関東一円からtwelveを目指してやってくる方がいる。

積極的に発信しているblogなどを見て、「川越まで行ってみよう」と遠くから引き寄せているお店です。

そして、リピーターになっていくのは、浦松さんの明るい人柄でしょう。


 

 

 

 







扱っているのは、

Honor gathering(オナーギャザリング)
YAECA(ヤエカ)
FRANK LEDER (フランクリーダー)
S.E.H KELLY(エス.イー.エイチ.ケリー)
The FRANKLIN TAILORED(フランクリンテーラード)
BROWN by 2-tacs(ブラウンバイツータックス)
Hender Scheme(エンダースキーマ)
niuhans(ニュアンス)
Para Boot(パラブーツ)
Varde77(バルデ77)
STABILIZER GNZ(スタビライザージーンズ)
NL(ニール)
n-s(ノース)
UNIVERSAL PRODUCTS(ユニバーサルプロダクツ)
O -(オー)
他import bland etc。

 

女性に人気のYAECAは川越で扱っているのはtwelveのみ。

 




YAECAはお店で長く扱っているブランドで、流行に左右されにくいものが多いtwele。

また、他では手に入らないようなブランドを扱うことにこだわっています。

ブランドの本店と、あとはtwelveだけの取り扱い、というブランドも多数あるのが強み。

 

twelveでは古着も扱っていて、

 

店内を一見して、新品と古着の違いが分からないほど古着がまるで新品のよう。

壁際に並ぶ古着もやっぱりナチュラル感を大事にしたものがずらり。


今の店舗では古着の割合は少なくなりましたが、

お店をオープンした時から古着は扱っていて、

当初は半々くらいの扱いだったということで、twelveを語る上で欠かせないのが古着の話しなのです。

アメリカからなどの古着が山のようにある中から、

サイズ感やデザイン、twelveに置いてもいいと思えるものを見つけていくのは、

「100着から一着見つかればいい方」というくらい厳選している。

仕入れた古着を洗濯し、手で直しを入れ、手仕事といえる工程を経て、初めて店頭にお目見えします。

さらに、その方に合わせて手直しをしたりして、自分だけのものにしてもらえるようにする。

「古着好きな方だけでなく、一般の方にも手軽に選択肢の一つとして手に取って欲しいです」

と話す浦松さん。

古着のイメージが変わるtwelveの古着の仕事です。

 

服や雑貨を見ていると、そのテイスト自体が、

 

まさにうらかわのテイスト、と言えるような通じる部分があって

おそらくソコノワを好きな人はtwelveを好きだろうし、もちろんその逆もありそう。





 

 


雑貨類は今後はいろいろと広げていきたいと話し、さらに増えていくと思います。

 

服や雑貨に限らず広く捉えれば、

 

うらかわエリアにあるお店は独特のテイストでみな通じ合っているように思う。

素材を大事にし、物を大事にし、丁寧に手間をかけた仕事を信条とし、そのように作られた物を扱い、

おしゃれというだけでなく、何より自然体のお店ばかりがこのエリアには点在している。

そして、通じ合っているのはお店のテイストどころか、

店主同士が仲が良いのもうらかわならではなのです。

twelveとUtakataさん、パチャンガさんはとても仲が良いし、

この近辺のお店の店主が集まって花見や盛大なBBQを開催するなんていうのも恒例行事。

(今年の花見には20人が集まったそう。仲良すぎ。。。)

近くにあるお店がライバルどころか友達のようになって、

一緒に頑張ろうというノリがうらかわにはあります。

商店街の繋がりでもなく、狭いエリアの中の個人店同士のこういう関係性は

他の街にはない、いや、全国的にも珍しいのではないでしょうか。

うらかわというのは今や川越の文化ですが、

奥にある店主同士の繋がりの強さが一番の特徴です。

それがお客さんにも伝わって、

twelveが好きな人はソコノワも好きで、野里も、Utakataも、と繋がっていくのだと思います。

 

あるいは、お店同士でお客さんに紹介し合っているので、それも大きい。

 

浦松さんは、お客さんに「どこか食事できるところありませんか?」と訊ねられると、

RAG CAFE、コポリ、手手、パチャンガなどをよく紹介しているそう。

そしてパチャンガの方もよくtwelveに遊びに来るので、

「あ、パチャンガの店員さんだ」とお客さんに見つけられることもしばしば。

 

うらかわはどのお店の方も気さくで、その中でもtwelveの浦松さんは特に明るくて気さく。

 

いつも笑顔でフランクで、うらかわ一のキャラクターと言いたいほどです。

「仕事を楽しんでいるので、お客さんにも伝わるのかな」

浦松さんを目当てに「話したいから」というお客さんも多く、

毎週のように、数日おきに、くらいの頻度で会いに来る方が多いという。

「商品はもちろんですが、人と接するところを一番大事にしているんです」

と話す。

そしてお客さんは、外の椅子に座ってまったりしたり、と

この場所自体が一つのコミュニティになっています。

 

twelveは、昨年開催したうらかわスタンプラリーVol.2にも参加していたお店。
ちなみに、「うらかわ」という言葉を今では頻繁に使っていますが、
うらかわというのは・・・
川越駅から北に伸びるメインストリートであるクレアモールから、
一本入った裏道には、こだわりを持つ個人のお店があちこちに点在しています。
裏道にこだわりを持つ個人のお店は日々増えていて、
川越の新しいカルチャーが育まれています。
そこで、うらかわのお店を楽しく巡ってもらうスタンプラリーを開催しようと始まったのが去年のこと。
今まで2回行ってきましたが、

 

毎回大勢の方に川越の裏道、うらかわを巡ってもらって人気イベントとなっています。
こういう企画は、お客さんに知ってもらう機会になるし、また、
お店同士の繋がりを深めることにもなる。
二回目の開催の時に、twelveさんにも加わってもらったことで広がりが出ました。
お祭り大好き!と語る浦松さんは、スタンプラリー企画に始めからノリノリで、
打ち合わせ段階から場を明るく盛り上げてくれていました。

うらかわには欠かせない存在です。

 


(うらかわスタンプラリーVol.2当選番号発表の瞬間

 

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11949511765.html )
 

お店では、浦松さん目当ての方に、さらにお店の看板犬である二匹のワンちゃん、

「ルブ」と「エル」に会いに来る方も凄く多いそう。

そしてペット連れでやって来る方が多いのもtwelveの特徴です。

(実はペット服のオーダーも受けている。その服のテイストもまさにtwelveです。)

お兄ちゃんのルブは今7歳なので、もうすぐ8年になるお店と一緒に年を重ねている。

ルブは以前のお店では、通りに面した日が当たるショーケースでお昼寝している事が多かったので、

見かけたことがある方もいるかもしれません。

そしてエルの方は2歳になりました。

二匹とも新しいお店にやって来て、これからこの場所に慣れていくでしょう。

二匹にとっても、この落ち着いたエリアの雰囲気は居心地が良いはず。

 

浦松さんは、以前のお店の場所は、人の目につきやすいところであったけれど、交通量が激しく、

 

子どもがお店の外に出ていかないかヒヤヒヤすることもあったという。

ところがこちらのお店なら、前の通りはゆったりしていて、

外でシャボン玉で遊んでいる子どもがいるほど。

それは犬たちの様子にも顕著で、こちらの場所に来てからは、

表に出て近くを探検しに出かけていくこともあるそう。以前では考えられない行動の変化です。

浦松さん自身も、「こちらの場所の雰囲気の方が好きです」と話す。

ここに新しくお店を出す時に、自分たちが実現したかったことを全部詰め込もうと考え、

店内の什器は全て、一人の作家さんにオーダーメイドでtweleのために作ってもらったもの。
木とアイアンから成る什器は、さりげなくおしゃれで、物たちを映えさせています。

さらにこだわったのが、通りに面したあの誘われるような窓だった。
大き過ぎず小さ過ぎず、ちょうどいいサイズ感を求めるために、

「とにかくこだわりました」と話します。

窓際にはカウンター・椅子があり、ここで休憩することができます。

椅子に座って外を眺めていると、通りを行き交う人が時折見え、

すぐそこにクレアモールがあるのに、一本脇道に入るとこんなにもみなゆったり歩くようになるのかと驚くほど。

ここに座っていると、なんだか時間を忘れて外の風景に浸ってしまいます。

浦松さんが言いました、

「ある人は、ここに座って外を眺めながら『キキになった気分』と話したことがある」と。

映画『魔女の宅急便』の主人公キキは、

オソノさんのパン屋さんの店番の仕事を始め、レジの横に座り、時に退屈な時間を持て余しながら

外の流れる風景を眺めていた。

クレアモール沿いのお店の窓際からはないでしょうが、

キキみたい、そんな気分にさせるものがこの窓とこの通りにはある。

そして、時に外の人を目が合って、お互いどうもと会釈することもあるというのは、

まさに映画と同じ場面がここにあります。

 

裏道にこそ川越の楽しみがある。

 

ここにまた一つ、強力なうらかわ店が仲間入りしています♪


今後もいろんなイベントに絡んでいくことが楽しみです。

 

 

「twelve」

 

 

川越市脇田町6-1
営業時間
12:00~20:00
基本無休(お休みの場合は事前にサイトのnews欄にて告知しています。
http://twelve0492233757.com/eccube/html/ )
TEL/FAX049-225-5622
メールアドレス
info@twelve0492233757.com



 

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