川越style「fiore-Nest」物語の世界に入り込んだような | 「小江戸川越STYLE」

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「時が人を結ぶまち川越」
川越のヒト・コト・モノ、川越物語りメディア、小江戸川越STYLE。
川越の現場で様々なまちづくり活動にも従事しています。
「小江戸川越STYLE」代表:石川真





なんだか、ファンタジーの舞台に迷いこんだような異世界感は、

やっぱり今も変わっていませんでした。

いや、以前よりも世界が広がり、深くなっているように思えた。

店内のどこを見ても物語性を感じさせ、お話しが始まろうとする予感が満ち溢れている。

店内の物語にしばらく居ると、

自分はそこの主人公、とは言わないけれど住人になったような感覚になる。

あるいはうっかり、物語のキャラクターを見つけてしまいかねないそのお店は、

振り返ってみたら随分と久しぶりに訪れました。

2年半前に書いた記事では、

「ここは街中にあるオアシス的な場所。

花たちから元気を分けてもらって充電させてもらいました」

なんていう表現をして紹介していたのを見返してみた。

あの時の言葉を思い出し、今に照らし合わせても、そのテイストはまったく変わっていません。

花が商品という以上に生き物としての姿で生き生きして、

店内のすべてが物語を作る要素のようで、

街中にある非日常、オアシスであることに変わりはありませんでした。

 

お店にやって来たのは久しぶりでしたが、

 

このお店がアレンジした花は、以前より川越のあちこちで見かける機会は本当に多くなり、

着実にファンを増やしていっているのを肌で感じる。

そのセンスは川越の花屋で独特、ここでしかないものがあります。

本川越駅から北へまっすぐ進み、

連雀町交差点を左に曲がってすぐの所にある花屋「fiore-Nest」。

このお店も4月29日川越ハンドメイドの雑貨市の会場となっていて、

出展ブースが3つ並びます。

Nestさんが川越のイベントとコラボするのは、記憶にある限り初めてのこと。

他のいろんなイベントで、Nestさんが出展したらよりいいのに、と思う事もしばしばでしたが、

お店では花の配達などもあり、不在にする事もあるので、なかなかイベントに加われなかった今まで。

特に「うらかわ」的なイベントには欠かせないお店なので、今後も参加できると楽しくなりそう。

 

お店の外観は、ぱっと見た時に花屋と思えないような、

 

通りがかる人には「カフェ?」「雑貨屋さん?」と今でも言われることがあるという。

そう、確かにカフェと言われれば納得してしまうような雰囲気で、

いわゆる花屋としてイメージする、外にカラフルな花がボリュームいっぱにある、

というのとは趣きは異なる。木をふんだんに使った外観は、全て手作りで作ったものです。

入口には多肉植物やビオラなどの可憐な花が置かれ、

控え目だからこそむしろ、「なんだろう?」と通りの人の足を止めるような力があった。




 

誘われるように物語の舞台に足を踏み入れると、お店の中こそ個性的。
以前よりさらに花に溢れ、圧倒されるようでした。
店内の中央にあるのは、単に商品の花材を陳列するというだけでなく、

 

それはまるで、全体が一つの作品となっていて、以前よりも深みが増しているようだった。

 

 








その雰囲気がまるで「森」のようで、そんなところからもオアシス感が漂っている。

隅から隅まで感性が行き届き、一つの世界を作り上げているNest。

だからお店の中をついつい探検気分でいろいろ探したくなり、

そして探せば探すほど、こんなところにも!という発見があったりする。

お店では、切り花販売・花束・フラワーアレンジメント・店内装花・ウェディングブーケ・ご供花などなど、
さらに全国配送にも対応しているとのこと。


「自分が欲しいと思う花を置きたい」

と話すNestの大野さんは、ここ川越にお店を開いてもうすぐ3年になります。

もともと10年以上花の仕事に携わっていて、

川越の街が好きで移り住んで来てから、「お店を出すなら川越で」と想いを温めていた。

今でも、落ち着いたこの場所にお店があることを気に入っているよう。

 

ちなみに、昨年の夏にカフェ・マチルダで開催した川越交流会

 

「ドリカムパーティー@マチルダ」にも、

Nestの大野さんには来て頂きました。

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11916896680.html

川越を若いパワーで盛り上げる会には、本当にいろいろな方に集まってもらっています。

今後もまた開催していきたいと思います。


Nestといえば、ドライが種類豊富なことは今では有名、
今までは自宅で楽しむ方が多かったけれど、
今はギフトにもドライを選ぶ方が多くなっていると話す。
Nestのドライは特に素敵と以前も紹介しましたが、
「今のお店はさらにドライが増えていて、自分でもこんなに増えるとは思っていなかった」
とドライの花を見つめる。

 

 

 

 




 


意外にも?若い人が人に贈るのにドライの花束を頼んだりするそう。
川越でドライの花を広めて定着させているのは、実はNestの功績は大きいのではないかと思う。
川越は古いものを大事にする文化は脈々とあり(蔵造りの町並みは言わずもがな。

 

そういえばNestは一番街からも近い)、
古道具、古雑貨、アンティーク、古い雑貨を扱うお店が多い街なので、

やはり、花も長い時間を感じさせるドライは人気になる土壌があるのでしょう。
古雑貨のお店が自店に飾るために選ぶのがドライで、
それを見たお客さんがドライに目を引かれ好きになる、というサイクルがある。
結局必然的な流れでNestのドライは増えていったのかもしれません。

この時、大野さんが店内で作業していた光景が、花屋らしくないというか、
ちょっとしたギャップを感じさせるものだった。
手を動かしながら、それは、「ドライの花を作っているところなんです」と話す。
手間をかけ、いくつもの工程を経てようやく出来上がっていくドライ花でした。
一見すると生花と変わらないようですが、
実はこれが、ドライと言われたら驚く方も多いのではないでしょうか。

手間がかかる工程から生まれる色のある華やかなドライは、他の花屋ではなかなか見られないもの。

Nestに来ると、今まで見た事ないものを発見してしまうので、それもまた探検欲を刺激する。

「水が要らない花」エアプランツは、土もない空の容器に入れてあるだけで、

空気中の水蒸気で生きる花でした。


お店にいると、アレンジを頼む方がやって来たりし、

この時にもまた一人Nestの物語の世界に入ってきた。
「ピンク、赤の花をメインにした花束が欲しい」と。

頼む人の内容はもちろん一人一人違い、

誕生日祝いに結婚祝い、お祝いだけでなく、

人が人に気持ちを伝える全ての時に一緒に添えるため、Nestにアレンジを頼みに来る。

その一人一人の注文の様子を傍から見ていて自然とうきうきしてくるのは、

こんなにも「祝う」ことが実は日常には溢れているのか、と感じさせるからで、

花屋はそういう場面に毎日立ち会っているのだなと思わされた。

ギフト用の注文が多いネスト。

ギフトなら3000円くらいの方が多く、自宅に飾りたい方は1000円くらいで気軽に作ってもらう方も多いそう。


一時間後に取りに来ると言い残しお店をあとにするお客さんを見送り、

早速、店内に溢れる花に向かい、
そっと、アネモネ、ガーベラなどをまずは手に取る。

贈る状況を考え、どういう花なら喜んでもらえるかイメージを膨らませる。
さらに、チョコレートコスモスを取り出し、束に加えていく。
ほんのりカカオの香りのする花でした。
明るさを出すために明るい花だけを集めるのではなく、

より明るさを映えさせるため、落ち着いた花をアクセントに入れることも忘れない。
物語に登場する全部が主役だと主役は輝かない、引き立てる役も必要なのは花束も一緒。

丸いラグラスを加え、
葉物としてレモンリーフを入れてバランスを整える。
使い切らない葉は、「リースにしよう」と大事に取って置きました。
「ピンクが足りないから少し足そう」

そうてい仕上がったのは、ガーベラを中心にした、品のある凛とした花束でした。


一つの花束が出来上がると、今度は、

ピアノの発表会で受付に飾る花を作って欲しいという方がやって来ました。
「ブーケのようなスタイルで」と話しを進める。
そこにまた、アレンジを注文する方がやって来て、という忙しい一日でした。



お店はもうすぐ3年、この月日で随分と周りに認知され、頼りにされる存在になった。
Nestの物語の世界は、これからも深化していきます。

細部まで行き届いた世界観は、細部こそ楽しいもの。

よく、見てみると・・・

 

 


何かをそこに、見つけるかもしれません。。。♪

 

「fiore-Nest」
川越市中原町1-9-1 1F

 

本川越より徒歩5分

店舗地図はこちら

http://u111u.info/k43N
10:00~20:00

定休日:不定休(ほぼ年中無休。。。時間外対応に関しましてはお気軽にお尋ね下さい。) 
http://ameblo.jp/fiore-nest/

電話でのお問い合わせ
049-299-4612
メールでのお問い合わせ
info@fiore-nest.co.jp

 

 




 

 

 

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