川越style「川越パワースポットツアー2015 川越市街地編」 | 「小江戸川越STYLE」

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川越の現場で様々なまちづくり活動にも従事しています。
「小江戸川越STYLE」代表:石川真

本当の名店が街にたくさんあるわけではないように、
本当にパワーある場所が街のあちこちにあるわけではないのだという。

 

今回指し示された場所は、長年住んでいる川越在住者にとってはまさに、

 

「やっぱりここが!」としっくりくる納得の場所であり、あるいは、

「ここがそうだったのか!」と意外な場所でもあった。

 

いずれにせよ、川越の市街地ど真ん中には、名店がいくつも存在するのと同じように

 

パワーを発する場所が実はいくつかあることを教えられた。

 

2015年1月に開催された「川越パワースポットツアー」は、

 

これまでの川越の見方とは違う視点で街を見ることができるツアーで、

一昨年の2013年から始まって以来好評を博し今年で3回目の開催となりました。
今年も開催を待ちわびていた方が数多くいて、知る人ぞ知る川越の人気ツアーとなっています。
寒い日でしたがそこだけは熱気に包まれているような、集合場所となった小江戸蔵里の広場でした。


川越は古くから城下町として栄えた街で、

風情ある古い町並みが今でもあちこちに残り、年間通じてこれだけ川越散策する方が多いというのは、

癒しや安らぎを感じられる場所が街にたくさんあるからなのでしょう。
そこに、では実際に

本当にパワーあるのはどこの場所なのかという視点を持ち込んだのは新鮮な試みで、
そこは川越、やはりというべきか、

街のあちこちにパワースポットがあることが証明された一昨年の第一回目のツアーだった。
このツアーのガイドを努めるのは、小林世征さん。

 

※小林世征(こばやし としまさ)1959年、東京に生まれる。
学生時代より占学に興味を持ち、タロット、人相、手相等を独学で習得。
10代後半から霊能力が発動し、85年「原宿フォーチュンカフェ スター」でプロデビュー。
昼は雑誌編集者、夜は占術者として活動後、91年に霊能者として独立。
近年は心身の”癒し”に卓越した才能を示し、

 

98年より「ビューティーセラピーマジック」にて気功を行っていた。

テレビにも多数出演し、著書は、

「良縁を呼び込み、悪縁を断ち切るスピリチュアル☆レッスン」出版元:ゴマブックス

などあり、今年も発行予定のものがあります。

ちなみに、

金運上昇として人気の高い東京タワー前《蛇塚》は、
小林さんが学研月刊誌ムーに記事を掲載し有名になったもの。


参考までに、『どんな恋人が運気上昇・下降させるか』という問いには、
目に見える分かりやすい例として、

運気上昇

1.空いている店に入ると客が一杯入り、人を呼ぶ人。

2.クジ運やツキが有る人。

運気下降 1.混んでる店に入ると急に客が減り、しかも客が殆ど入ってこなくなる人。 とのことでした。


小林さんがこれまで都内などで開催しているパワースポットツアーですが、
埼玉でおこなっているのはこの川越編のみです。
一昨年の初めての開催時、小林さんは川越の地図を手渡されて、

そこからパワーを感じる場所をたくさん指摘した中から、ツアーで実際訪れて回ったのだそう。
都内在住の小林さんは、川越の事情に詳しくない。
川越で人気がある、有名といったことを考慮せず、特に神社・お寺などを選んだわけでもなく、

まず一番に、地図の中から純粋にパワーある場所をピックアップすることに主眼を置いているのが特徴。

そして行ってみたらそこが神社だったと判明した、実はここがそうだったのか!といった感じで、

行ってみるまで分からないという進め方なのだという

(一昨年は一番街周辺編、去年は小仙波町周辺編でした)

 

進め方は今回も同じで、今年のツアーテーマは川越の市街地ということから、

 

市街地の地図を手渡された小林さんは、まずパワーを感じる場所をピックアップしていく。

小林さんがパワーを感知するのは、手や眉間なのだといいます。

指先に熱やピリピリする感触から探っていき、
ここだ、ここも、といくつか指摘された部分をチェックしてから、
2時間くらいで回れる行程のツアーを組み立てていく。
ツアー当日にツアーの行程を決めるという、他ではありえないような段取りで、

地図からパワースポットを見つけるというのは、日本でできるのは小林さんくらいものだそう。

パワーある場所を訪れ、そこがお店なら通うようにし、すると運気が向上するという。

 

小林さんが指摘した川越市街地のパワースポットは、いくつかありました。
街のそこらじゅうにというような頻度ではありませんが、でも何ヵ所かあるとのこと。
今回の記事では全ては紹介できませんが、

 

主だった場所は公開できますのでぜひ参考にしてください。

 

13時に出発し、一ヵ所目に移動する前に、

 

蔵里から近いこともあり今回初めて参加の方もいるので、
川越市街地最大のパワースポットに案内してくれることになった。
この場所は一回目の開催の時にもツアーで訪れて、

「この辺りでは一番力が強い」と話した場所なのだそう。

今日の行程には入っていない場所でしたが、

市街地で最大ということでまず紹介してくれるとのこと。

実はもっと強いという場所もあるそうですが、それはここから少し離れたところにある。

「街中よりも市街地から離れた方が土地が開発されていない分、

そのまま強いパワーが残されていることが多い」

と話す小林さん。

ただ、人の体のように、土地も開発されることで土地の血管は切れてしまい、パワーはなくなってしまうことがあるという。


そして、パワースポットというのはそもそも、永遠にそこにパワーがあるものでもなく、

月日でパワーも増減し場所も変わっていくのだといいます。
日本各地のよく知られた有名なパワースポットであっても、時間が経ってパワーが減少したり、

そもそもパワーがないのに有名になったり、と実はさまざまな事情があるのだそう。

また、パワーがある場所であっても、

やはり、土地が開発されて大きなビルが建ったりしてなくなっているといった例があちこちにあるという。

 

今が旬の場所を訪れるこの日のツアーの中でも、

 

月日が経ってもそのパワーは全く変わらないというそのスポットは
「ここのパワーは凄い」と小林さんが絶賛する場所だった。
一同は蔵里から真っ直ぐ北に進み、

進んだ先に見えた神社の境内に足を踏み入れた。

 

その場所が、松江町にある出世稲荷神社でした。

 

出世稲荷神社は、江戸時代に、京都の伏見稲荷神社本宮より分祀した神社です。

稲作、穀物の豊作祈願の神として祭られたもので、
五穀豊穰・商売繁盛・交通安全といったご利益があります。

別名いちょう稲荷とも言われるこの神社の象徴といえば、

市の天然記念物に指定されている樹齢600余年にもなる二本のイチョウです。
市街地最大というパワースポットが、このイチョウの巨木だったのです。

それも二本あるうち鳥居に向かって左側のイチョウに特にパワーがあると言います。

 


パワー「スポット」というと、場所として広範囲をイメージしがちですが、

 

実のところ場所の中のここ、とピンポイントの箇所としてあるそう。
なので出世稲荷神社がパワースポットという言い方よりも、

このイチョウの巨木にパワーがある、という表現が正しい。
木に触る、木に抱きつく、など木に触れることでパワーがもらえるとの話しに、

参加者の皆さんは一斉に木に触れていました。

また、木の箇所により、仕事運、恋愛運に良いとされる場所がピンポイントにあり、

「手の平からパワーをもらうイメージで」というアドバイスの元、

目を閉じ願いを込めながらその箇所からパワーをもらう一同でした。

他には写真に収めるというのも効果的だそう。
この木は川越市民にとって昔から馴染みの木で、その姿に畏怖の念を抱く方も多いと思います。

これからも川越で大事な存在であり続けるはずです。

次に一行が向かったのは、来た道を戻り、蔵里を通り過ぎたところにある郵便局だった。
本川越駅近くの郵便局がパワースポット?と思いきや、

小林さんは郵便局の片隅にある場所に進んでいく。
そこにあったのは、小さな社でした。




新富町郵便局近くにある稲荷社。

「ここもパワーある場所」と話す小林さんは、う~んと唸り、

いや、ここよりもあっちの方があるな、と指差しました。

そこは・・・建物の中。

パワーがあるのは厳密にいうと、今の稲荷社ではなく、建物の中のあるポイントなのだという。

実はそこに、この稲荷社が以前あったのです。

今の場所には、後年になって移されたという過去があります。

「この稲荷社は目印として、本当に強いのはこの奥。もともとあった場所の方ですね」

と解説する。

今の稲荷社は柵に囲まれてひっそりしていますが、一同でお賽銭を上げて後にしました。

お賽銭に関しては、お札がいいとか金額は関係ないとの話しがあり、

鈴があれば大きく鳴らすと良いとのことでした。

 

次に向かったのは、新富町郵便局から八幡通りを歩き、途中の角を曲がった細道でした。

 

そこにあったのは、というか、そこには何もなかった。。。あったのは市の掲示板でした。

意外な場所に参加者から驚きの声が上がります。

「さっきのイチョウの木が大吉だとしたら、ここは小吉くらいかな」と話す小林さん。

手をかざして、ビリビリする!という感想を漏らす方もいて、

イチョウの木などのパワーの成果が表われたでしょうか。

 

ここからまた八幡通りを進んで、「ここだ」と小林さんが案内したのが、丸広百貨店でした。

 

この上だな、と呟いて一同屋上までエレベーターで上がり、青空の下に出ました。


 

 

この日も丸広百貨店の屋上は、屋上遊園地やゲームコーナーで遊ぶ子供たちで賑わっていました。

屋上の片隅に1つの社があります。
見かけた事がある方も多いと思いますが、こちらは民部(みんべ)稲荷という神社。
打ち身・ねんざなどには相撲の絵馬を納めて拝むと効力があるという城下町時代からの稲荷様。
伝説の通り、梵心山という場所に民部稲荷が祀られていましたが荒廃し、
川越八幡宮に移されたそうです。
その後、梵心山にも民部稲荷が再建され、現在はここ丸広百貨店の屋上に祀られています。

この場所は、2年前にもパワーがあるという指摘をしていたそうで、今でも変わらないという。

 

ここで、小林さんは「ここはいいね~」と口にしてからおもむろに上着を脱いで、

 

「スイッチ入れよう」とお稲荷様に相対する形で目を閉じました。

しばらくの沈黙ののち、言葉を発した。

一同は静かに耳を傾ける。

「もともとこの稲荷神社はこの場所ではなく、下にあったみたい。金運にいい場所だね」

 

確かに・・・この稲荷神社は以前は別の場所にあったのです。。。

 

百貨店北側の蕎麦店裏手あたりに鎮座していたものが、後になって屋上に移された。

そんな丸広の歴史を知らないであろう小林さんは、見事に言い当てていました。

先ほどの郵便局の稲荷社もそうですが、

川越の歴史を全く知らなくても、パワーのあるなしから歴史を当てていることに驚きます。

右側の灯籠にパワーがあるそうで、その灯籠を触ってからお賽銭を入れると良いとのことです。

「仕事がうまくいきますように」など願いを込めて、列をなしていた参加者でした。

エネルギーのあるところで過ごしたり買い物するのも良いとのことで、

屋上で遊んだりするのはエネルギーを取り込めるのだそう。

丸広百貨店を降りてから、いくつかの場所に立ち寄り、パワーをもらう一同でした。

 

 

歩きながらも、最初の診断で出していないようなポイントも指摘し、

立ち止まって解説してくれる小林さんでした。

 

その後、「ここはかなりいいね」と口にして足を踏み入れた場所が、

 

川越八幡宮だった。

川越八幡宮も昔から市民に親しまれている場所。
パワースポットの力は時間とともに増減したり、周りの建物の建ち方で流れが移ったりしていきつつも、

この場所は2年前も良かったと思うが、今とても良いポイントがあるそうです。

それが、本殿脇にある小さな社。

本殿の奥って意外にないものなんだけど、と口にしつつ、

近づいて行くと、小林さんが「うん、やっぱりここは当たりだな」と力を込めて勧めていた。

ここは自分もお賽銭上げたい、と小林さんも10円を入れていました。

小林さんのテンションに参加者はおお~!とどよめき、落ち着かない様子になった。



ここでみんなでおみくじを引いたりしつつ楽しみ、

八幡宮から川越一の繁華街、クレアモールに入っていった。

実はクレアモール周辺にもいくつかパワーある場所があるということで、レクチャーがありました。



 

2時間の行程でしたが、歩いてみるとあっという間で、

 

参加者の方も楽しかった!と笑顔で話していました。

やはりあの場所、意外にもあの場所、というように、

市街地にもいろんなスポットがあることを教えられました。

小林さんがツアー最後にも、一番はあそこだよ、と

出世稲荷のイチョウの木のことを指摘していたことをここに書いておきます。

そして、パワーある場所ではどこでも、一回訪れるだけではなく、日常的にゆったりと時間を過ごすことが良いということでした。

 

川越パワースポットツアー、また来年も開催されると思うので、

 

興味ある方は参加してみてください♪

今回は市街地でしたが、それこそ、川越のいろんな場所で開催されると盛り上がりそうです。

川越全域でのパワースポットマップがあっても面白い。次回の開催が分かったら告知します。

実際のツアーは、ここで公開していない場所もあったり、詳しい箇所や話も聴けるので、

新たな、違った切り口の川越散策として楽しめると思います。

 

個人的な後日談ですが、あの日以来、本川越駅方面に行くことがある時は、

 

イチョウの木のそばを通っていくようになったことは言うまでもありません(笑)

 

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