会場に入ると、既に座席がセッティングされ、音響、照明の最終チェックが行われていました。
マイクの声の通り、ギターの音を確認していく。
場内にはスモークが炊かれ、赤や青の原色ライトによってより幻想的な世界を作り出していた。
雰囲気はライブハウスのようで、ライブハウスよりもっと広く開放的な空間。
ここが市の施設と聞いたら驚く方もいるのではないでしょうか。
ここは、川越駅東口からほど近くにあるクラッセ川越。
クラッセ川越は、川越市の国際交流の拠点である川越市国際交流センターなど
6つの施設で構成される6階建ての複合施設。
図書館、児童館、遊戯体育室や集会室、図書室、室外ひろばなどがあります。
また、女性の相談に応じるカウンセリングルームなどがある「女性活動支援のひろば」、
インターネットコーナーや外国語新聞などがそろえられている「国際交流センター」、
芸術活動、軽運動などに利用できる「多目的ホール」なども整備されています。
中に入っている東口図書館を利用されている方も多いのではないでしょうか。
2015年1月4日。クラッセ川越の6階多目的ホールがまた、
一日限りのライブハウス会場と化して多くの人で盛り上がろうとしていました。
ここでライブを行うミュージシャンといえば、今やあの二人が代名詞となっている。。。
「TAKE COLORS ワンマンライブ
~冬のテイカラに誘われて2015~」
開場17:00 開演17:30 終演19:30
会場:クラッセ川越
川越市埼玉県川越市菅原町23-10
※入場無料
席種:椅子席(整理券による座席指定制)、立見
【出演予定バンド】
テイクカラーズ/誠 Makoto
TAKE COLORS(テイクカラーズ)は、
ケンヤさん、タツさんという二人からなるアコースティック・ユニットで、
川越に密着した音楽活動を丸8年続けてきて、今ちょうど9周年目に入ったところです。
ケンヤさんが作る曲はすんなり耳に入ってきて覚えやすく、
メロディーメイカーとしての才能が溢れないる。
ノリの良い「飛ばしてレッツゴー」や「お祭りフィーバー」で会場を一体にし、
ライブの最後の最後で披露することの多い川越ソングの「カワゴエ・シティで遊ぼう!!」は、
彼らの代表曲でいつも場内大合唱になります。
この曲は川越市民なら一度は聞いてもらいたい曲で、
私事ですが、日常ふとした時に「ねえ、どこへ行こうか~」と思わず口ずさんでいる曲でもあります。
YouTubeより https://www.youtube.com/watch?v=H-jEr0KN05U
普段はライブハウスなどでライブを行うことの多い彼らですが、
ライブハウスに足を踏み入れるのに躊躇する人も、こういう場所なら気軽に入ってこられる。
こういった市の施設でワンマンライブを開くことも大事にしています。
クラッセ川越でのライブは、なんとこれで4回目。
ライブを作り上げるために、多くのサポートスタッフが支えていて、
受付やステージ周りなど、ケンヤさん繋がりの音楽仲間が関わっていました。
17時、開演の時間を迎えると、続々と会場にお客さんが入ってきます。
知っている顔があちこちにあり、雰囲気は緊張感よりも和気あいあいとした和やかさが溢れていました。
TAKE COLORS、川越ご当地ミュージシャンとして活動しているだけあって、
川越の中で既に知られた存在であり、彼らを応援したいという川越市民、お店の方々もたくさんいる。
幅広い年代に支持されているのがTAKE COLORSの特徴です。
霞ヶ関にあるカフェ&ギャラリー「ル・コタージュ」のママさんや、
毎回のようにライブで出会うといえば、バウムクーヘンのノリスケさんがいる。
ノリスケさんは一番街にお店を構えるバウムクーヘン専門店で、
TAKE COLORSの大ファン。この日もライブに駆けつけて楽しみにしていました。
ライブはまず、TAKE COLORSの前に誠さんが登場。
高校生とは思えない落ち着き、長渕剛さんの巡恋歌などを熱唱しました。
誠さんに続いて、TAKE COLORSが登場。
場内照明が落とされ真っ暗になった中、客席後ろから颯爽と登場したケンヤさん。
この日も気合いの入った白スーツで現れ、帽子を脱ぎ捨ててマイクを握る。
一曲目から熱唱で場内を一体としていくステージング。
2015年初のケンヤワールドがここに始まった。
ケンヤさんを初めて見たのは、今から2年前のことでした。
2013年2月3日川越市民会館やまぶき会館で自主企画のコンサートを開催し、
ホールに足を運んだのが初めての遭遇だった。
誰の後援・補助も受けずに自分だけの力で開催していたもので、
ライブハウスを飛び出してやまぶき会館で開催してしまうという行動力に驚いた。
彼のステージはライブハウスの枠に収まりきれない部分もあって、
広い会場を求めているのもあったと思う。
振り返ると、地上に出て発信を始めたからこそ、街の人と接点ができ知られていったともいえる。
真っ白なスーツで登場し、ステージを縦横無尽に走り回りながら熱唱する。
はたまた、客席に降りてきて通路を歌い駆け抜けていくパフォーマンス。
あの日、初めて体験したケンヤワールドに圧倒され、
「川越にこんな人物がいたのか!?」とカルチャーショックを受けたのを覚えています。
このキャラクターを川越の人にもっと知ってもらいたいと思い、
以前のクラッセ川越ライブ、鶴ヶ島ハレライブにも行き、
小江戸川越春まつりに合わせて一番街で行った
ラジオぽてとの公開生放送にも出演してもらったこともあります。
ちなみにこの時の放送で共演してもらったのがノリスケさん。
あの時の縁から今でもみんな関係は続いています。
昨年は、一番街のイベント宵の市の時にライブを行ったり、
街の中でケンヤワールドに触れられる機会が多かった。
川越在住で川越に密着して活動し、
そのキャラクターから多くの方に愛されているミュージシャンがTAKE COLORS。
この日のライブはワンマンライブということで、新曲披露を含め、
さまざまな趣向が練られた構成となっていました。
■セットリスト■
~オープニング~
1.スクールライフ・パラダイス
2.Love trap stage(新曲)
3.ムーンナイト飛行
4.夜明けのキス
5.ループマシン演奏(タツソロ)
6.いっそセレナーデ(ケンヤソロ弾き語り、井上陽水カバー)
7.夏の風に誘われて(ケンヤソロ弾き語り)
~MC~
8.なごり雪(イルカカバー)
~MC~
9.snow drop(L'Arc~en~Cielカバー)
~MC(ゲストにリージェントグラフ登場)~
10.お祭りフィーバー
11.君へのメッセージ
12.俺たちの革命
13.君といたこの街で
盛り上がる曲から始まり、客席は一曲目からスタンドアップ。手拍子で一体となる。
ケンヤさんは会場を所狭しと動き回り、跳び跳ね、歌い続けていた。
今まで彼のライブでは落ち着いた雰囲気で弾き語るライブもありましたが、
やっぱりケンヤさんは跳び跳ねるとスターのようにキラキラする。
思えば白スーツを見たのはあの時以来。
そう、初めて見て衝撃を受けたあのやまぶき会館の躍動感がここにまた再現していた。
白いマイクスタンドを振り回し、
顔をくしゃくしゃにしながら熱唱し、
思わず転んでも歌い続け、その全てのパフォーマンスが熱い。
ケンヤさん、これだよ!これ!と心の中で叫びながらシャッターを切っていた。こうでなくっちゃ。
彼にひかれるのは、それが意図した、狙ったものではなく、自然にできること。
キャラクターを作っているのではなく、自然体なんです。自然にできることにスター性を感じていた。
音楽演奏のみならず、ストーリー仕立てになっているのも彼らのライブらしい。
場内に突如汽笛か鳴り響き、
あの列車に乗る予定だった!タツ、急いで行こう!と駆けるも乗り遅れてしまう。
「乗り遅れちゃったよ」
呟きながら、それじゃあここで次の列車が来るまで歌でも歌っていようか、と次の曲にいく。
その役者感も板についていて、ミュージシャン以上にエンターテイナーケンヤとしての本領発揮です。
途中、場内にスパイが潜り込んでいる!というストーリーから、
サングラスをした二人組が侵入してきました。
という設定からの、
ケンヤさんと親交のある埼玉県出身のお笑いコンビ、リージェントグラフが登場し、ネタを披露しました。
ライブは後半戦に入ると、さらにヒートアップしていくパフォーマンスだった。
すべての曲を演奏し終わり、アンコールでは誠さんも一緒に出てきて3人での演奏になり、
いよいよ、代名詞的な2曲、特にラストに持ってきたのがあの曲だった。場内大合唱になりました。
[アンコール]
~MC(誠 Manato登場)~
14.飛ばしてレッツゴー
15.カワゴエ・シティで遊ぼう!!
「カワゴエ・シティで遊ぼう!!」
ねえどこで会おう? 時の鐘が鳴り響く
この街で過ごしたい 心躍らせながら
ねえどこへ行こうか?一番街にクレアモール
ロマン通りに喜多院 デパートの観覧車
蔵造りが残る 小江戸の街並
楽しく歩いて行けば そこには沢山の
笑顔が溢れている
カワゴエ・シティで遊ぼう!! キミも一緒に
僕と思い出作ろう 魅力あるこの街で
ねえどこへ行こうか? 菓子屋横丁 伊佐沼
小江戸蔵里に行けば お土産もあるよね
芋菓子ほおばりながら 歩いてみよう
街の人とも触れ合えば そこには沢山の
優しさに溢れている
カワゴエ・シティで遊ぼう!! キミも一緒に
楽しい思い出作ろう 大好きなこの街で
カワゴエ・シティで遊ぼう!! キミも一緒に
僕と思い出作ろう 魅力あるこの街で
大好きなこの街で 魅力あるこの街で
新年初のTAKE COLORSワンマンライブも会場みんなで盛り上がりました。
今年の活躍も楽しみなミュージシャンです。
そして今、個人的にプロデューサーとして彼をフィーチャーしたライブを企画しています。
川越のあるお店、市街地ではなく周辺地域にあるお店を貸し切って
パーティー的な雰囲気のケンヤさんのライブを開催しようとしています。
発端はほんのささいなことで、ライブハウスやホールという広い空間ではなく
一つのお店の中でケンヤワールドが展開されたら面白いんじゃないか、と話していたところから。
みんなで「カワゴエ・シティで遊ぼう!!」歌ったら楽しいよね、と話していたノリから始まり、
ケンヤさんにこのことを伝えたら快く了承してくれた。
広いお店ではありませんが、だからこそ密着感が心を一つにすると考えます。
至近距離でケンヤさんのライブを見られるのはなかなかない体験です。
今のところ2月22(日)で予定していて、詳しい話しは決まり次第お伝えします。
みんなでカワゴエ・シティで遊ぼう!!を歌うよう歌詞カードも用意しますので、ぜひお越しくださいませ。
という感じで、今年は川越の中で自主イベントも企画していこうと思います。
今月の自主イベントは川越収穫祭冬、
2月はケンヤさんライブを予定しています。
それとは別に大人数で大規模なイベントを作り上げるのも楽しいもので、
3月は実行委員として関わっている第2回KOEDOアジアフェスがあります。
4月に行われる埼玉最大規模のハンドメイドの雑貨市も実行委員として盛り上げたいです。
4月の自主イベントとして自転車で桜ツアーなど開催したら興味ありますか??
新河岸川沿いを巡ると綺麗な桜をたくさん見ることができますよ。
あるいは花見もいいですね。
いろいろ企画していきますので、タイミング合えば参加してください♪
カワゴエ・シティで遊ぼう!!