今日もいい天気。
AM9:30、子どもたちが広い園庭に飛び出して行く。♪
それぞれが思い思いで自分の遊びを見つけ友達を見つけ、
自分に没頭する時間。
みんな上手です。♪
「トランスフォーマーしってる??ひこうきがトランスフォームするやつ」
ここの子どもたちは、自分からどんどん話しかけてくれます。(*^.^*)
人見知りしないというか、誰にでも自分の気持ちを出していく感じ。
「きもちいいー!」
「はがぬけたんだよ」
「かしてー!」という順番争いのケンカが見られない事にびっくり。
年が違う子とも一緒に遊ぶ。
上の子が、下の子の面倒を見るのも自然な光景でした。。。
先生のそばで優しく見守る姿。
「たねうえるとはえてくるんだよ」
みんな人なつっこい子どもたちです。
そういえば人見知りの子がいなかったなあ。。。(*^o^*)
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
川越の豊田町。
大東東小学校、尚美学園大学の近くにあるのが
あしたがこども園が、
川越の中で先進的な取り組みをしているという話しを聞いて、
具体的にどんな所なんだろう、と伝えてみたいと思ったんです。
話しを聞けば聞くほど、
一律的な考え方ではなく、こういう場所もあるという選択肢を知ってもらい、と
自分としてはある意味挑戦ですが、幼稚園を紹介します。
園長先生に、「そういう事ならぜひ」という返事をもらい、
朝から園の様子を見させてもらいました。(-^□^-)
そしてできる限り、子どもたちのリアルな表情を伝えたいと思います。
言葉以上に、彼ら彼女たちの表情が物語ってくれると思います。♪
園長先生や先生方、実際に親御さんの話しを聞きながら、
具体的なあしたばこども園を感じて、理解していくと、
やはりこの園は川越で唯一無二。
川越にはこういう所もあるんだ、と知ってもらえれば。(-^□^-)
市内にたくさんの幼稚園、保育園がある中で、
このあしたばこども園と繋がったのは、
まさに川越styleらしいといえばそうかも。(*^o^*)
親御さんたちは、園長先生の想いに共感し、
近いから、便利だから、自分が出身だから、という理由ではなく、
ここを選んで通っている方が多かった。
例えば川越のお店にしても、ライトアッププロジェクトの活動にしても、
個人の熱い想いでこだわりを持っている姿は、
伝えなければ!という使命感を感じます。
それと同じようなものをあしたばにも感じたんです。(-^□^-)
幼稚園や保育園は特に、
先生の考えで園の全体が決まる部分があるし、
その想いに共感できないと自分としても紹介できないです。。。
保育の現実は、個人の想いや理念ではどうにもならない面もある。
子どもの事を想って理想を実現したくても、
人の問題、お金の問題、山積みですよね。
そんな時に、「こういう場所は絶対必要」と、
考えに共感してくれた方が敷地を提供してくれて園庭になり、
多くの方の寄付でログハウスのような木の園舎が建った。
そういう背景がある園なんです。
だから、会社の一事業としてやっている園と変わらない規模で、
ここに個人が運営している園ができている。
マンモスか小規模かの両極端の川越で、
いろんな保育があっていい、と
中間の選択肢になるのがあしたばですね。♪
前身を含めて、35年になるあしたばこども園。
平成23年にNPO法人となって、知る人ぞ知る、から
だんだん広く知られるようになってきました。♪
こういう園があり、続いていくようにと支えている人たちが多くて、
卒、在園保護者・先生・後援会・関係者の友達など、
いろんな方があしたばの灯を灯し続けています。
あしたばの保育は、
「みんな違って、みんないい」
という一言に尽きると思いますが、
自分がいた川越市内の幼稚園と比べると、
子どもたちが伸びやかで、
子どもは子どもらしく精一杯にという姿が印象的でした。。。
自分の頃と比べて、
こんなに外遊びしなかったなあ、とちょっと羨ましい。。。(*^o^*)
先生は子どもたちを凄く褒めるし、
あとテレビを見る時間がない事にも気付いた。
あしたばこども園は外遊びが多くて、散歩もよく行くし、
冬でも外遊びするそう。
マラソン大会になると水上公園まで歩いて行って、公園内をマラソンするそうですよ。!
うん??
園庭で大事件発生・・・!?
先生が、「こっち来てごらん」と手招きしています。
「かまきりいたよ」
「今まででいちばんおおきいね~!」
バッタもカマキリもみんな平気。
園庭が子どもたちにとっての世界全部で、
次から次へと重大事件にドラマが生まれていきます。(-^□^-)
あしたばこども園が他とどう違うのか、
その唯一無二の特色を、時間を頂いてじっくり聞いてみました。
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
あしたばこども園の朝は、
毎日外遊びをすると決まっているわけではないですが、
散歩する時もあるし、こうして園庭で遊ぶ日もある。
自由保育に似ていますが、
(自由保育はカリキュラムがない)
幼稚園要領に基づくカリキュラムに添いつつ、
自然や子供たちの自主性を大切にした保育をしています。
来てから帰るまで時間割がぎっちりというより、
子どもの自発性を大事に余裕を持たせた時間の使い方ですね。♪
約束規律は生活遊びの中で自然に身につけていく、が基本。
でも、危険なこと集団生活のルールは、大人が知らせています。
そして、
少人数制で「縦割り保育」も特徴です。
縦割り保育は、異なる年齢の子どもたちが一緒に遊び生活すること。
園庭の様子を見ていると、
いろんな年齢の子が一緒になって遊んでいて、
上の子は下の子の面倒を見て、
下の子は上の子に憧れて真似したりする、大家族のような雰囲気です。(*^o^*)
園庭で、
「かけっこをして、一番になった人がリーダーね!」
年齢一緒の縦割りなので、普通にかけっこすれば上の子が一番早い。
そればかりが続くと上の子が気をつかって、
下の子にわざと負けてあげたりする。(笑)
さらに、
障害のある子もない子も共に過ごす「統合保育」。
マンモス園が多い中、
できる限り個別に面倒をみるというのがあしたばこども園。
聞いてみると、遠くから来てる子どもも多くて、
わざわざここを探して見つけた方もいる。
他の園で、「うちでは面倒見切れない」と断られた方など、
いろんな理由からあしたばが選ばれていて。
障害がある子も一人一人個別に相談に乗らせてもらって、
受け入れたりしているそう。
園長先生は、保育暦30年。
あしたばには10年います。
園長先生「小さいうちは、障害ある事を認識できない、受け入れられない親御さんも多いと思います。
うちの子は単に少し遅れているだけ、と思いたい気持ちがありますよね。
他の園で断れた子でも、できる限り相談に乗っています」
「縦割り保育」と「統合保育」を両立させているのは、川越でここだけ。
食物アレルギーがある子どもも、
お母さんに協力してもらいながら、
その子専用の鍋などを用意して一緒に生活したり。
組みは年齢別に、くまぐみ、リスぐみ、コアラぐみ、ワンパクぐみ、うさぎぐみ、ありんこぐみ。
・幼稚園コース3歳~就学前
・うさぎぐみ(支援コース)1歳~3歳
アレルギーや健康面、行動面で心配なお子さんが通えるコース。
一時預かり、週2~3回の保育も可。
・一時預かり1歳~就学前
・あしたば保育室(川越市指定)
0歳~3歳未満児(3歳~就学前の幼児有り)
幼稚園の良さと、
お昼寝など生活自立の保育園の良さを取り入れた園ですね。
多動だった子が、あしたばの雰囲気の中で
治まっていく事もよくあるそう。
ハンデがある子も何人か通ってるそうですが、
普通に見ていて、まったく見分けがつきませんでした。。。
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
という話しを聞きながら。。。
「やさいここでつくったの」
「おばけいますかー!」
先生「自然の中でどの子も認められ育ち合う保育の実践のために、
目の前のこどもからも学びながら仕事しています」
あしたばこども園の一日。
外遊びの様子をさらに追いかけます。
時間を追うごとに、みんな思い切りよくなっていきました。。。(笑)
卒園生の親御さん「小学校に入っても、周りにまどわされないで、
自分の好きな事に取り組む子が多い印象です」
何かを覚える時、あしたばで大事にしているのは、
自発的な気持ち。
先生たちは遊び道具を用意して、
それを使って創造するのが子どもたちの仕事。
やっぱりこの園は、
あえてここに、と選らんで来る方が多いんですね。
利便性よりも保育内容で。
送迎バスはないし、習い事もない。(給食は希望者にあります)
それを不便と思う方も多いと思いますが、
自然に囲まれた中で、縦割り保育・統合保育で情操を育んでもらいたい、と。
習い事については、
他の幼稚園で一般的に取り入れられているような、
例えば講師が来てやる体操、習字、英語、茶道、等の活動はありません。
遊びの中で、
道徳観やルールの必要性、他者と共感する力、コミュニケーション力が育つ、という考えですね。♪
それにしてもここは、何を聞いても
素直に答えてくれる子が多いですね。(*^o^*)
子どもの目を見てると、こちらに対して全部の神経を集中させて話してくれる感じ。
よそ見や上の空が全くなくて、
「きれい?」
昔、公園で子どもたちが遊んでいたような風景。
そこには自然な上下関係があって、
子どもたちなりのルール、約束事があったあの世界。
「ワニにご飯上げてるの??」
「ううん」
「どろだらけにしてるのー!」
「どろだらけにしてるのー!」
「どろだらけ!」
「どろだらけ!」
親御さん「泥んこになっていいように、あしたば用の服用意してます(笑)」
泥んこ遊びを思い切りした後は、
みんなでお片づけ。!(-^□^-)
先生が片付けて!と言わなくても、
自分たちで綺麗に洗って片付ける姿にカルチャーショック。。。
やらされている感がない表情。。。
この日は、園庭で遊びましたが、
日によっては虫取りしたり、中で粘土遊び、ママゴトしたり、
変わっていきます。
子どもたちは、何をしても自発的に動きますね~。!
他から来た先生が、前にいた園での話しで、
先生「カリキュラムが終わって、一日空いた時間があって、
その時に子どもたちに『なにがやりたい??』って聞いたんだけど、
なにも出て来なかったんです。。。ショックだった」
外遊びが終わったら体操の時間になりました。
あしたばの大事な外遊びから、
子どもたちがどんな風に過ごしていくのか、
時間軸に沿って紹介します。♪
体操は、ぶらぶら星人などを踊ってましたね。♪
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
体操が終わったら、園舎に入ります。♪
自由でありつつ、こういう事から
集団行動のルール、約束事を覚えている感じでしょうね。
自然に数字を覚えるように。
親御さん「年長さんがお当番や遊びの中でも、
みんなをリードすることで、下の子たちは憧れの気持ちから、
自然に頑張りたくなります。
年長さんは、下の子に教えたりする中で自覚と責任感が芽生えます。
入学準備も、例えば字や数を覚えるためにワークをするのではなく、
お当番の時に人数を数えたり、時計や絵本など、
あくまで生活や遊びの中で興味を持つようにしています。
あしたばの保育は、今、目に見える何かを出来るようにするよりも、
もっと根っこの部分、心の土台になる部分をじっくり育てるような保育だと思います」
紙芝居にみんな夢中。♪
凄い集中力。。。
そして、お昼ごはんの時間になりました。(-^□^-)
年齢が違う子とも同じテーブルに。
ご飯、
卵焼き、
肉団子、
きんぴらゴボウ
ご飯を食べ終わったら、お昼寝の時間になり、
15時までの幼児コース、
17時半~19時までの保育コースで、帰っていく一日です。♪
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
という、あしたばこども園の一日でした。!
行くからには全部の姿を見たいと、
朝からの流れを追ってみました。(*^o^*)
園長先生、先生方、親御さん、ありがとうございました。m(_ _ )m
みなさんが信念を持って、川越で続けて来られた、
こういう園がある事を知ってもらえれば。。。
あしたばの子どもたちを見ていると、
「自分」を持っているなあと思いましたね。
自分の事は自分でやる、自分があるから他人を想える、
それから女の子が、自分の事を「私」って言う子が多い。
(あの年代で、私って言うものなんでしょうか。。。)
あしたばのこどもたちが、
これからどう育っていくのか、ぜひ見てみたいです。♪
例えば小学校に上がって振り返った時に、
あしたばこども園の事をどう表現するかな。(-^□^-)
せっかくこうして繋がったので、
これからの成長も見守りたいです。!
また伺いますね。♪