川越style「茶あそび 彩茶会」川越の名所を巡りながらお茶体験 毎年春に開催 | 「小江戸川越STYLE」

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川越の現場で様々なまちづくり活動にも従事しています。
「小江戸川越STYLE」代表:石川真

 

川越で、身近にお茶を感じてもらうことはもちろん、ディープな川越に触れることができる貴重なお茶体験イベントが、「茶あそび彩茶会(さいちゃかい)」。

毎年春に市内各所を会場に開催されています。

2023年5月は、実に3年ぶりの開催で記念すべき10回目の開催となりました。

「茶あそび 彩茶会」会場

・川越市立博物館 白井順子

・川越城本丸御殿 山本宗敏

・野点 寺田図書助

・三芳野神社 埼玉平成高校

・浮島神社 宮寺節子

・小仙波自治会館

・仙波日枝神社 三沢宗千

・仙波東照宮 町田宗知

・光西寺

※その年によって会場が変わります。

 

川越はお茶のイベントも多い街ですが、彩茶会は川越らしさを感じられるお茶イベントです。

お茶、というと、敷居の高いイメージを持たれますが、「彩茶会」で大事にしているのが、気軽にお茶に親しんでもらいたいということ。

和装はもちろん、普段着でお茶を体験できるイベントとしているのが特徴です。

彩茶会には、普段のお茶を学ぶ人たちも多く訪れていますが、それ以上に、初めてお茶席を体験する人も多い。

正式な形を多少崩し、「茶あそび」という名の通り、お茶に親しみ、遊んでもらうことが彩茶会にあります。

この彩茶会の特筆すべき点は、普段なかなか入れないような川越の名所に、この日だけ足を踏み入れることができ、さらにがお茶席として楽しめるということ。

川越散策とお茶席が一緒になった夢のイベントです。


これまで開催されてきた彩茶会でも、川越市内の数々のスポットがお茶席として使用されてきました。

例を挙げると、

・川越市立博物館 方円流(煎茶/立札席)藤崎美園
・川越城本丸御殿 琵琶や邦楽演奏で語る歴史物語

仁恵衣舟/すなが寿々女/仲林利恵

・時の鐘(福呂屋二階) 裏千家(立札席)町田宗知

・陽気づくめ川越教会 甲冑出陣席(麹甘酒)寺田図書助

・山崎家別邸 表千家 三澤宗千

・仲町観光案内所 表千家 宮寺宗節

・旧鶴川座 手織体験 川越工業高校

・熊野神社 SOTO茶会/新感覚の茶の湯の提案

・蓮馨寺 本堂 方円流(煎茶/立札席)丹波祥園

・蓮馨寺 客殿 静海苑 抹茶席

・蓮馨寺 講堂二階 裏千家(立札席)埼玉平成高校茶道部

・中央公民館分室 遠州流 榎本宗雅

・岡田畳本店二階たたみショールーム ミステリー茶席 壷中庵 堀内宗長









































 

川越スポットとタイアップして開催しているのは、彩茶会に関わるメンバーの尽力の賜物です。

彩茶会を運営しているのが、川越藩火縄銃鉄砲隊保存会会長でもある、寺田勝廣さんです。

彩茶会では、自らも毎回のように野点を設けています。

寺田勝廣さんはまた、川越市から小江戸川越観光親善大使を委嘱されています。

川越市:

「小江戸川越観光親善大使」

https://www.city.kawagoe.saitama.jp/welcome/kanko_ta/shinzentaishi/kankoshinzentaishi.html
 

川越藩火縄銃鉄砲隊保存会による演武は、川越人なら見たことない人はいないでしょう。

川越では、「小江戸川越春まつり」や「川越百万灯夏まつり」での演武がお馴染み。、

毎年3月下旬、小江戸川越春まつりのオープニングイベントでは一番街周辺が歩行者天国になり、様々な催しが行われ、その一つに、川越藩火縄銃鉄砲隊保存会演武があります。

川越藩の鉄砲隊はこうであっただろうという隊列を川越の街で再現しました。

鎧は全て本物。

沿道から「あの鎧はレプリカ?」という声が聞こえますが、江戸時代の本物の鎧をみな着用し、戦国時代や江戸時代の本物の火縄銃を使用した鉄砲隊演武です。

鉄砲隊演武を再現している街は全国にありますが、ここまで本物志向は川越だけでしょう。

 

一番街は古い蔵造りの町並みが知られ、明治時代の建物が軒を連ねている。

その前の江戸時代の川越を感じられる鉄砲隊演武は、またとない貴重な機会です。

現代の火縄銃は空砲ではありますが火薬を詰めて引き金を引いている。仮に銃口に鉛の弾を込めたら、もう戦国の世そのものです。
藩の石高により鉄砲の所持数が決められていた江戸時代は、川越藩は1000丁ほどは所持・管理していただろうとのこと。

 

江戸時代は戦らしい戦はなく、川越藩も例外ではなく鎧や鉄砲を使用する機会はほとんどありませんでしたが、
江戸の初期の頃はまだ戦国時代のムードが残り騒乱としていた。
徳川家康の次男結城秀康の五男の松平大和守の鉄砲隊を再現したのが、川越藩火縄銃鉄砲隊。
お城が残る地域で鉄砲隊が復元される例は多く、彦根城、名古屋城、熊本城、静岡城、岡山城などでも鉄砲隊演武は行われています。
中でも25年以上から続けている川越は最古参。

他の地域の鉄砲隊演武は、一ヵ所、その場で留まって撃つのがほとんどですが、街の中を歩きながら五ヵ所で撃つなんていう快挙は、全国で川越だけです。

川越藩火縄銃鉄砲隊は川越では年に二回の披露ですが、各地の祭事に招待されて演武を披露していて、他の地域での知名度が高いことは川越の人が意外に知らない事実。
姫路城の前で演武を披露したこともあり、川越藩の鉄砲隊がかつて馳せ参じて守ったお台場でも8年前に演武を行いました。
群馬県の赤城神社の催しに参加したのは川越藩のお殿様が前橋藩も治めていたことがある縁から。
福島県白河市のお祭りに参加するのも川越のお殿様が白河の地にいたことがあるからです。
どこへでもというわけではなく、川越に所縁のある街でというこだわりを大事にしていて、白河市のお祭りは、川越藩の鉄砲隊が来るということが今はメインとなっているようなお祭りです。

鉄砲隊の寺田会長の頑ななまでの本物へのこだわりと行動力は、

2007年には一番街で、川越藩の歴代の全てのお殿様に扮装した行列を再現し、初代から順番に並んで街の中を進むという偉業を達成。

2009年には、川越から板橋まで川越街道をなんと大名行列で踏破する行列を敢行しました。
30キロを10時間かけて歩き、川越藩一行の当時の行程を歩いた。
各地域の警察署に掛け合い、川越街道全てを歩いて行く許可をとっての行列。会長の熱意に圧倒されます。







寺田さんが旗振り役となって開催している、彩茶会。

ある時は「武」で川越を盛り上げ、ある時は「茶」で川越を盛り上げる。

川越のまちづくりに重要な活動を続けています。

 

「茶あそび 彩茶会」会場

・川越市立博物館 白井順子

・川越城本丸御殿 山本宗敏

・野点 寺田図書助

・三芳野神社 埼玉平成高校

・浮島神社 宮寺節子

・小仙波自治会館

・仙波日枝神社 三沢宗千

・仙波東照宮 町田宗知

・光西寺

※その年によって会場が変わります。

 

川越散策とお茶あそび。

 

お茶を身近に体験しながら、川越のディープに触れられるイベントです。

 

「茶あそび 彩茶会」

毎年春

川越市内スポットを会場に開催