「あれ…なんか楽しく談笑してる声がする…」
途中で周りの声がした気がして
「麻酔切れてる!?寝なきゃ!」と思う。
でもすぐに
「さくらさーん!終わりましたよー」と声をかけられて肩をトントンされて目を覚ます。
さっきのは夢…?と思ったのと同時に感じたのが
身体中の痛み。
重い。
苦しい。
辛い。
自分の身体じゃないみたい。
「せーの!」で私を持ち上げて手術台からベッドに移動される。
ベッドのまま病室到着。
主人の声が聞こえる。
「終わったよ。頑張ったね」
ありがとう。とでも言えれば良かったのでしょうが、もうそれどころじゃない!声も出せない。
朦朧とするなかで白衣の先生がきて
「うまくいったからね。」
と声をかけてくれて、頷く。
主治医ではなかった…と思う。
主人が「いや~びっくりしたよ、手術室の薬剤師が同級生だったよー!」
「…」
いや、今その情報どうでもいい。
申し訳ないけど、ホントにそれどころじゃないくらい身体が辛くて何も言えなかった。
主人はその後すぐに病室を出なきゃいけなかったので(コロナ予防策のため)
「じゃあそろそろ帰るね。」
と、私の頭を撫でて行きました。
↑これにも無反応でした。ごめんね。
手術が始まったのが午後1時で、終わったのは午後5時くらいだったそう。
4時間だから予定より早く終わったみたい。
右手に点滴、左側のお腹からドレーンが1つ出ていた。
足には浮腫を防ぐ機械が付いていて、足をマッサージしてる。
病室戻ってからは時間が全然わからなくて
、どうやら窓の外は暗いけど時間はわからない…スマホも棚に置きっぱだし、時計もない。
時計を買っておけば良かったと猛烈に反省。
「電気、消しますか?付けときます?」
「今何時ですか…?」←カスカス声
「9時前です」
まだ9時かい
とにかく身体中が痛い。だるい。
寒くてガタガタしてたら看護師さんが
「寒そうだね」と布団をかけてくれたけど
今度はあつーい!!
↑めんどくさくてすみません😢⤵️⤵️
口の中はなんか変な味がして、喉も痛い😖💥
↑挿管してた影響。
その内気持ち悪くなってきて
「ぎっ…ぎ持ち悪いでふ…」
と看護師さんに声にならない声で訴える。
そう、声も上手く出せなかった。
息もうまく吸えなくて胸が苦しくて…そしたら心電図?を付けて異常ないか確認してくれたらしい。
結果、「異常はなくて、手術の麻酔の影響と、何時間も同じ姿勢で手術を受けていたから筋肉痛みたいな感じ」で苦しかったみたい。
↑枕をもらったら少し良くなった。
夜中はうがいさせてもらったり、吐き気止めや痛み止めの注射を打ってもらう。
「顔ふきますか?」
とタオルをもらいふいたり、うがいさせてもらったら少しすっきりした!
いつまでも外は暗くて時間がたつのが遅い。
寝返りしたいけど、傷とドレーンが入ってる所が痛くて動けない…。
足もむずむずして辛いけど、機械が付いてるから動かせない。
長い長い夜。
ようやく空が明るくなってきた時は嬉しかったー!!
やっと辛い夜が終わりました。