手術当日① | *ひなたぼっこ* ~お母さん子宮とります~

*ひなたぼっこ* ~お母さん子宮とります~

2020年まで普通に仕事して、子育てしていました。同年夏に子宮頸癌1b1の告知を受け、秋に広汎子宮全摘出術で子宮と卵管、リンパ節、靭帯を切除しました。現在経過観察中。。。

手術当日。

朝7時まで爆睡し、スッキリのお目覚め照れ



スマホを見ると主人からLINEが来ていた。

子供達が学校に行く前に

「お母さん、手術頑張って~爆笑

と言ってくれてる動画だった。

頑張るよ~!と返信。




7時に2回目の下剤の座薬。

今日は頑張って我慢して、キレイに出せたと思う✨


8時は朝食の時間だけど今日はなし。



9時頃看護師さんが来て点滴。


お、痛くないぞ。



「10時まではお茶など飲んで良いですからね」




手術は午後1時から。

午前中はのんびりかなぁと思っていたけどそうでもなかった。



まず麻酔科の先生が来た。手術着を着てて、ささ~っと入ってきたかと思えばとても早口。



「麻酔科の◯◯です。説明文読んでもらったと思うけれど、何か聞いておきたいこととか不安なことある?」



「大丈夫です」



「…今のうちにわからないことは聞いた方が良いよ?」



「いやぁ…今のところないです…」



「(少し笑って)そう?じゃあまたあとで~」



スタコラさっさと出ていく。

その時看護師さんも病室にいたので



「忙しそうですね」

と聞くと



「麻酔科1人で全ての手術を見てるので忙しいんだと思いますよ」



えっ?1人で!?滝汗

スゴすぎなんですけど。




次にオペ看と呼ばれる看護師さんが来て、手術の説明をしてくれた。





私の手術方法は

・開腹手術

・全身麻酔(静脈から点滴で入れる)

etc.(これだけじゃなく、色々詳しく説明ありました!)



「手術の後、意識戻られてから結構痛いと思うので…」



「え?麻酔してるのに痛いんですか?」びっくり



「痛いです」




知らなかったー!!

麻酔してるから術後も痛くないんだと思ってた!





12時頃手術着に着替えて、12時30分頃主人が来た。




二人で時間まで待つ。

写真録ったりしながら、少し緊張して待ってると1時少し前に病棟看護師さんが

「そろそろ行きましょうかウインク」と迎えに来る。




手術室の前まで3人で歩いて行く。



「じゃあ旦那さんはここまでですので、病棟の待合室でお待ち下さい」

と、言われ主人に笑顔で手を降る。



泣くとか、抱き合うとかそういうのはなし!!(笑)



出迎えてくれる手術室の看護師さんはみんなめっちゃ笑顔。

これから手術する患者が不安にならないようにかなぁ。





1つめの扉に入り、スリッパ脱いで、マスクも外し預ける。

シャワーハットみたいな帽子を被る。


2つめの扉が開く。



その先はすごく広くて左右に沢山部屋があって、宇宙ステーションみたいだった。✨



これから手術なんだけど、怖いとか全然なくて、


「こんな広い所があったの!?凄い凄い!!」と大興奮!!




「6番の部屋ですよー。」

と言われ入るとドクターや看護師が沢山いる。



部屋はドラマで見たことある、そのまんま!!1人キョロキョロ👀

また「凄い~!」と心の中で興奮!!



「真ん中のベッドに寝て下さいね、少し高いから気をつけて」と言われ、

進むと部屋の真ん中に細くて、少し背の高いベッドがあった。


確かにチビの私には高くて、登るのに一苦労。



乗ると少し温かい。てか、横幅狭!!ガーン


横になるとき主治医がいるのに気がつき少し安心。


そこからがみんな動きが早い。


「お名前教えて下さーい」


「さくらです。」


「何の手術ですか?」


「子宮…」

なぜかどこの手術か聞かれた気がしてこう答えてしまった💦


その場にいた誰もが沈黙。滝汗


「……子宮頸癌ねー!」


ドクターがたまらず補足してくれた。



すぐに酸素マスクをつけて、


「麻酔入れますね、腕がピリピリしますよ。」と言われてる。


腕がピリピリしたと思うとすぐに目が勝手に閉じ始めた。


先に左目。


次に右目が閉じるのと同時に暗闇に引き込まれた。

「グン!!」と頭を後ろに引っ張られる感じで意識が無くなった。



最後に見たのは午後1時を回ったばかりの時計でした。