手術当日。
朝7時まで爆睡し、スッキリのお目覚め
スマホを見ると主人からLINEが来ていた。
子供達が学校に行く前に
「お母さん、手術頑張って~」
と言ってくれてる動画だった。
頑張るよ~!と返信。
7時に2回目の下剤の座薬。
今日は頑張って我慢して、キレイに出せたと思う✨
8時は朝食の時間だけど今日はなし。
9時頃看護師さんが来て点滴。
お、痛くないぞ。
「10時まではお茶など飲んで良いですからね」
手術は午後1時から。
午前中はのんびりかなぁと思っていたけどそうでもなかった。
まず麻酔科の先生が来た。手術着を着てて、ささ~っと入ってきたかと思えばとても早口。
「麻酔科の◯◯です。説明文読んでもらったと思うけれど、何か聞いておきたいこととか不安なことある?」
「大丈夫です」
「…今のうちにわからないことは聞いた方が良いよ?」
「いやぁ…今のところないです…」
「(少し笑って)そう?じゃあまたあとで~」
スタコラさっさと出ていく。
その時看護師さんも病室にいたので
「忙しそうですね」
と聞くと
「麻酔科1人で全ての手術を見てるので忙しいんだと思いますよ」
えっ?1人で!?
スゴすぎなんですけど。
次にオペ看と呼ばれる看護師さんが来て、手術の説明をしてくれた。
私の手術方法は
・開腹手術
・全身麻酔(静脈から点滴で入れる)
etc.(これだけじゃなく、色々詳しく説明ありました!)
「手術の後、意識戻られてから結構痛いと思うので…」
「え?麻酔してるのに痛いんですか?」
「痛いです」
知らなかったー!!
麻酔してるから術後も痛くないんだと思ってた!
12時頃手術着に着替えて、12時30分頃主人が来た。
二人で時間まで待つ。
写真録ったりしながら、少し緊張して待ってると1時少し前に病棟看護師さんが
「そろそろ行きましょうか」と迎えに来る。
手術室の前まで3人で歩いて行く。
「じゃあ旦那さんはここまでですので、病棟の待合室でお待ち下さい」
と、言われ主人に笑顔で手を降る。
泣くとか、抱き合うとかそういうのはなし!!(笑)
出迎えてくれる手術室の看護師さんはみんなめっちゃ笑顔。
これから手術する患者が不安にならないようにかなぁ。
1つめの扉に入り、スリッパ脱いで、マスクも外し預ける。
シャワーハットみたいな帽子を被る。
2つめの扉が開く。
その先はすごく広くて左右に沢山部屋があって、宇宙ステーションみたいだった。✨
これから手術なんだけど、怖いとか全然なくて、
「こんな広い所があったの!?凄い凄い!!」と大興奮!!
「6番の部屋ですよー。」
と言われ入るとドクターや看護師が沢山いる。
部屋はドラマで見たことある、そのまんま!!1人キョロキョロ👀
また「凄い~!」と心の中で興奮!!
「真ん中のベッドに寝て下さいね、少し高いから気をつけて」と言われ、
進むと部屋の真ん中に細くて、少し背の高いベッドがあった。
確かにチビの私には高くて、登るのに一苦労。
乗ると少し温かい。てか、横幅狭!!
横になるとき主治医がいるのに気がつき少し安心。
そこからがみんな動きが早い。
「お名前教えて下さーい」
「さくらです。」
「何の手術ですか?」
「子宮…」
なぜかどこの手術か聞かれた気がしてこう答えてしまった💦
その場にいた誰もが沈黙。
「……子宮頸癌ねー!」
ドクターがたまらず補足してくれた。
すぐに酸素マスクをつけて、
「麻酔入れますね、腕がピリピリしますよ。」と言われてる。
腕がピリピリしたと思うとすぐに目が勝手に閉じ始めた。
先に左目。
次に右目が閉じるのと同時に暗闇に引き込まれた。
「グン!!」と頭を後ろに引っ張られる感じで意識が無くなった。
最後に見たのは午後1時を回ったばかりの時計でした。