こんばんは♪
人生きらり★デザイナーのRitsukoです。
最近、自分の中を見つめなおして
人生を変えるという話が続きましたが
そろそろ広告デザインの話もしていこうと思います^^
実は広告ってデザインの良しあしで
売れるか売れないかが
決まるわけではないんです。
きれいに作られたチラシより
手書きでちょっとよみづらいものが売れたり
かっこよく作られたチラシより
派手に作られたコテコテのチラシが売れたり
作っているコチラ側も実際
何が売れるのか、というのは予測がつかないものです。
では、何に注力して作ればいいのか。
それは、
商品を売りたいターゲットを絞って作ること。
マーケティングのたとえでこんなものがあります。
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池にえさをたらし魚をつる人がいた。
Aはなんでも釣れればいいやと
適当にえさを選び,
どんどん糸を垂らす。
対してBは、特定の魚を狙い
その魚の好みのえさを
その魚がいそうな場所とタイミングを狙って
糸を垂らす。
結果Aは全く釣れず、Bは狙った魚をたくさん釣った。
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これは広告を作るさいでも同様のことが言えます。
商品特性にもよりますが
女性向けに売る商品のチラシを
濃い紺色のベースカラーでかっこよく作っても
あまり見てもらえないかもしれません。
逆に男性向けに
可愛いポップなカラーの雰囲気でチラシを作っても
これまたあまり見てもらえないと思います。
どうしてか。
それは広告を見る人が
「これは自分に対して必要なものではない」
あるいは
「これは自分が興味を持てるものではない」
と瞬間的に判断するからです。
人はCMや看板やチラシや雑誌など
ありとあらゆる情報世界にさらされています。
その中で見る広告というのは
無意識に「自分が興味のあるもの」を瞬間的に
目でキャッチしてるんです。
だから商品を買わせたい相手が
反応するものを作るのが基本なんです。
コピーと言われる言葉も
そしてデザインの雰囲気も。
同じ半額セールでも
スーパーのチラシは
イベント感満載の派手なチラシで半額アピールするし
高級アパレルのチラシなら
カチとオシャレに見せつつも
さりげなく50%OFFと値段もオシャレに見せる
売りたい相手が女子学生なら
ポップでカワイイものにしたり
ご高齢に向けて売りたいときは
落ち着いた雰囲気で見せたり
どれだけターゲットが
「自分に必要なものだ」と反応してくれるか
そこに尽きます。
だって見れくれる母数が少なければ
それだけ買ってくれる人も少ないわけです。
多くの大多数より
1人の誰かに向けて作った方が
確実にメッセージが届くのです。
マーケティングではこうしたターゲット像のことを
「ペルソナ」と呼びます。
でもあまり難しく考えず
身近にいる誰かに置き換えて考えればいいのです。
だから「売る」というよりは
必要としている人(ターゲット)に向けて
届けるという感覚で作るのです。
ターゲットをしっかり把握すれば
おのずと作るべきものが見えてくるはずです。
もし広告作成を考えているのなら
ぜひ参考にしてくださいね♪