としことむどこ、というシリーズでも笑える話として書いていますが、それに対して、
旦那様と嫁、となると、堂上俊樹と堂上理人の話となります。
まずは確認!!
堂上俊樹(旧姓今江)
防衛大学校に18歳で入校、4年で卒業、その後幹部候補生学校へ進み、約4年9か月で曹長階級で航空自衛隊に入隊、23歳の時です。同期は嵯峨清十郎君です。
航空自衛隊、百里基地配属となりました。
堂上理人
19歳で防衛医科大学校に入校、6年後に卒業、約6週間幹部候補生学校で励み、同じく階級は曹長で博士(医学)学位取得も果たした医者です。
ただ、少しコミュ障的な方だったりもするので、いろいろすっとぼけます。
同期には長門彪雅という女性が居ます。嵯峨清十郎君と長門彪雅さんは高校時代から交際していた2人ですが、たまーに出番が来ます。
というわけで、この堂上夫妻は、理人が「お前」と俊樹を呼ぶので、俊樹も理人を、
「旦那様」と呼ぶ事となったのは、「お前、嫁にならないか」と逆プロポーズを受けた事も理由です。2人が結婚をしたのは理人が26歳の時、俊樹が25歳の時です。
婚約をしたのは、俊樹が防衛大学校3年とか4年という時期です。
で、こんな感じの旦那様と嫁、なのですが、としことむどこ、もしくは、
不動明王様とむどこ、とは別な感じでおかしな会話をしたりしていました。
という、シリーズ。
ある日、旦那様は嫁の過去に興味が出ました。
そしてうーん、と悩んだ嫁。実際の会話を。
理人「お前を、知らない」
俊樹「え、えー…何を知りたいとか…」
理人「仰天、ニュース」
俊樹「…えーと、…むかーしむかし、ストーカー被害者…という経験が…」
理人「なぬ」
俊樹「(く、食いついてきた!?珍事!!)」
理人「具体的に、何、された」
俊樹「尾行…私物…妄想癖からの勘違い…あ、そう言えばその加害者って防衛大学校受験をするとかでの」
理人「よし」
俊樹「何が、よし、なわけ」
理人「行こう」
俊樹「…え」
嫁は旦那様を優先するタイプです。心優しい、紳士的な堂上俊樹です。
そして2人は神刑、神戸まで行きました。
突然の面会となれば、加害者の仁科瑠璃が何なのそれ、としながら来ます。
「面会」の意味が分からないだけです。
仁科「何よそれ、ここ?」
理人「おお」
仁科「え、何よあんた」
理人「嫁が、君にストーキングをされていたとかでつい、遭遇してみたくなったのだ」
仁科「は?あんた女でしょ、嫁って何」
理人「嫁を呼ぶよ、怖がって部屋の外に居るから」
こうして嫁が嫌々ながらと来ました。この時もちょっとした旦那様からの説得があります。
理人「私の嫁だ」
仁科「ふーん」
俊樹「(バレてない…!?)」
理人「君は名前を何と言うのか、仁科るりか」
仁科「知ってるんじゃないの、何で聞いてるのよ」
理人「仁科るりか、まあちょっと親しく、るりかと呼ぶ事にしよう、私は理人だ」
仁科「るりかじゃなくてるりよ!」
理人「るりか、なかなかに嫁のご家族に甚大な被害をもたらしたそうだな、天災か」
仁科「天才よ私は」
俊樹「ぶふっ」(笑いがこらえきれなかった)
仁科「何笑ってるの」
理人「るりかが防衛大学校受験を失敗したとも、嫁から聞いている」
仁科「また受けるからどうでもいいし」
理人「るりかは無理だろう」
仁科「馬鹿にしないで」
理人「自衛隊法第38条第一項に該当する」
仁科「え?何?」
理人「自衛隊法第38条第一項だよ」
俊樹「犯罪歴があるだけで受験は無理だとなります、禁錮刑の話ですが」
仁科「そんなこと私は何もしてない」
理人「るりか、ここはどこだ」
仁科「私が仕事してるだけの場所」
俊樹「ぶふっ」(笑いがこらえきれない)
仁科「何で笑ってるのよ!」
俊樹「ちなみにどの様なお仕事をですか」
仁科「そうじ」
俊樹「掃除があなたのお仕事ですか」(内心爆笑している)
仁科「でもいつかは私、結婚するし」
俊樹「そうですか」(内心爆笑している)
仁科「手紙を書いてるの、準備とかもあるでしょ、向こうの」
俊樹「どの様な準備でしょうか」(素朴な疑問)
仁科「ドレスを買ったり、結婚式の場所とか、普通のよ」
俊樹「ぶふっ」(笑いが止まらない、口癖みたいな『普通』『当たり前』宣言)
理人「お前、笑い過ぎだよ」
俊樹「ごめん、もう、」(ツボにはまった)
理人「しかしるりか、相手の名前は誰だ」
仁科「何であんたなんかに」
理人「手紙、どうなったのだ」
仁科「…返事がこない」
理人「ならば私が、代理で伝えてみようか」
仁科「…俊樹」
理人「苗字か」
仁科「違う、今江俊樹」
理人「お前、自己紹介がまだだろう」
俊樹「え、…堂上です…」
理人「それは私だ」
俊樹「堂上俊樹です…」
仁科「え、」
理人「お前、るりかのドレスを買ったりするのか」
俊樹「えー…冗談きつい」
仁科「まさか、俊樹なの、」
俊樹「旧姓は今江ですが、今は堂上俊樹です」
仁科「何よそれ、何で、」
俊樹「旦那様と結婚したからです、婿入りとなったので堂上と」
理人「違うよお前」(すっとぼけ旦那様)
俊樹「嫁入りをしたので堂上俊樹となりました」(旦那様一途な嫁)
理人「るりか、今江俊樹は死亡した、諦めも肝心だ」
俊樹「死んでない死んでない、戸籍上では今江家から堂上家へ嫁入り」
仁科「な、何で、何で結婚、私じゃない女としてるのよ、」
俊樹「嫁ですから」
仁科「私が今江家の嫁よ!」
俊樹「嫁と嫁は結婚は無理ですね、ぶふっ」(もうツボにハマった)
理人「お前、るりかに失礼だ」
俊樹「はいー」
仁科「あ、厚樹さんはどう、」
俊樹「兄は結婚をしました、お義姉さんと海外生活です」
仁科「呼んでくれなかった」
俊樹「何にでしょうか」(素朴な疑問)
仁科「結婚式」
俊樹「兄は式を挙げていません」
仁科「普通はやるでしょ、」(俊樹はもう内心爆笑、普通宣言再び)
理人「るりかは漫才師だったのか」(嫁が爆笑しているので)
仁科「何よそれ」
理人「お前は」
俊樹「いつも爆笑させて貰って居た観客です」
理人「いいなそれ」
俊樹「旦那様も別な意味でいつも俺を笑わせてくれますけれども」
理人「道化師か」
俊樹「違う違う、倖せ~な感じで楽しいというだけ、爆笑とかでも意味が倖せ~」
アツアツな2人ですね。
仁科「何、見せつけてるのよ」
理人「興味が出た、嫁が過去にストーカー被害者経験があるとか、仰天ニュースだよ」
俊樹「昔の話なのですっかり忘れていたのですが」
仁科「私からの手紙、読んでくれてないの!?」
理人「検閲だ」
俊樹「検閲ですね」
仁科「え?」
俊樹「あ、旦那様、実は今思い出した、この方少し学力が」
理人「受験すら無理か、るりか」
仁科「落ちたけどまた受ける、防衛大学校、俊樹がいるもの」
俊樹「俺は卒業しましたが」
仁科「え?何で」
俊樹「頑張って下さい、防衛大学校受験、まだ受けると仰るのなら」
理人「ああ、まずい」
俊樹「そうですよ、旦那様こそ名乗ってませんよちゃんと」
理人「すまないるりか、堂上理人だ」
俊樹「俺の旦那様です」
仁科「わ、別れればいいだけよ、そうすれば私と結婚できるわ」
俊樹「旦那様と離婚は考えられません」
理人「お前、恥ずかしくないのか」
俊樹「恥はとっくに経験を…堂上家にご挨拶の時…」
理人「あああれか」
仁科「何の話よ、俊樹は私と付き合ってるの、私と結婚するの、それで子供ができる、普通に私が倖せなお嫁さんになるのは私!あんたじゃない!」
理人「尾行したらしいな」
仁科「え、何、」
俊樹「旦那様、学力が」
理人「付け回したらしいな」
仁科「そんなことしてない」
理人「荷物ガサガサしたらしな」
仁科「それは、それは、」
理人「家を知り、家族から嫁扱いをされてきた」
仁科「もちろんよ、恋する女の子の努力だもの、それが認められただけよ」
理人「失恋は知っているか」
仁科「え?」
理人「初恋は知っているか」
仁科「初恋の相手が俊樹よ」
理人「お前、すごいな」
俊樹「なかなかでしょ…苦戦してばかりで」
理人「難しい」
俊樹「1番理解に苦しむとしたのは兄、幼稚園生相手だとかで」
仁科「誰が幼稚園生よ」
理人「理解可能箇所が曖昧だ」
俊樹「俺の兄があなたを幼稚園生だと言っていただけです」
仁科「厚樹さんが、私を?」
俊樹「兄も結婚をしていますので軽々しく名前呼びはやめてください、奥様に誤解されます」
仁科「な、何でそうなってるの、私がここで仕事頑張ってるのに、ドレスとかは、」
俊樹「たまたま今日は休みがお互いに重なったので、旦那様があなたに遇ってみたいと言い出しまして、俺も仕方なくと来ただけです」
仁科「あんたは何よ」
理人「医者だ」
仁科「医者?は?」
理人「防衛医科大学校出身の医者だ」
仁科「まさかあんた、私の俊樹と結婚して、それで子作り、」
理人「子作り」
俊樹「旦那様、学力が」
理人「嫁が嫌がる、私も望んでは居ない」
仁科「嫌がるって、やっぱり私じゃないからね、安心した」
俊樹「旦那様が望めばと俺は言ったのに」
理人「あれ」(すっとぼけ旦那様)
俊樹「言いました、旦那様が望めば俺も応じますって」
理人「そうか」(すっとぼけ旦那様)
仁科「何よそれ、私はどうなるの、あ、そうだ、実はその、私達の子供なんだけど」
理人「『素っ裸ホームレス』」
俊樹「旦那様…」
理人「動画のタイトル」
俊樹「一部の方に大受けとなったあなたの過去の話です」
仁科「何それ」
理人「女が公園に寝ています。まさかの全裸です。女子高生のようです。今時の女子高生は家がないわけですか。びっくりです。冬なのに服も着ないで公園のベンチで寝ています。では少し様子を見てみましょう」
俊樹「…」
理人「『なかなか反応がいいね』『好みだよこの体型』『ワロタ』『今時の女子高生てペチャパイかよ』『クビレなし最強』『おれは無理、感度良しはマジ最高』『うっわ混じりたい』『何食って育ったのこれ』『デブ専にはたまらねえ』『デブホームレス』『ワロタ』『全裸でってもはや無敵』『ワロタ』『草』『これどこ』『行きてえ、おれもイキてえ』『いやまじこの身体に魅力ゼロ』『保存版決定』『てかよく削除されねえな、奇跡よ奇跡』『いいなあヤらせてくれねえかな』『完全保存版』『転載決定』『幼児体型感度良好、おかずヨロシ』『ごち』」
仁科「な、何それ、何なの」
俊樹「高城君が取り急ぎの件ですよ、それと旦那様の記憶力が恐怖です」
理人「すまない」
俊樹「ではもう興味はなくなりましたか」
理人「ああ」
俊樹「じゃあ帰りましょうか、近くにありましたよ甘味処」
理人「なぬ」
仁科「ね、ねえ、私はどうなるの、俊樹、私達は結婚するって言ってたでしょ、迎えにも来てくれないし、今日もやっと会えたのに何でそんな女と、何でそんな女と結婚とかしてるのよ、」
俊樹「忘れていただけです、ああ確か俺にも高校時代があったのかなくらいのです、たまたま旦那様が興味を持たれただけですし、旦那様はこんな俺でも結婚してくれましたから、一緒に居るだけで楽しいとなります」
仁科「私とも楽しい事ばかりだったわ」
俊樹「あなたの名前もつい先程思い出したくらいでしたからあまり記憶に無いです、ああそうだ旦那様、今思い出したんだけど裁判でこの方叫んでたんですよ」
理人「絶叫か」
俊樹「絶叫ですね、『俊樹を此処に引き摺り出して来て、殺してやるんだから』と」
理人「お前、すごいな」
仁科「何それ、誰がそんな事言ったのよ、私が許さない!」
俊樹「あなたが叫んでいたんですよ、私が許さないという相手はあなたです」
理人「疲れたか、帰ろう」
俊樹「いやいや、旦那様の興味が薄れたらと」
理人「お前が疲れたらだ」
俊樹「まあ、それなりに」
理人「すまない」
俊樹「いいえ、近くに旦那様の好きな餡蜜ありますから行きましょう」
こうして2人が帰ろうとしました。
仁科「ま、待って、」
理人「失礼した、仁科ブリ」
俊樹「旦那様…」
仁科「ぶり?」
俊樹「まだ長門さんも間違えてます?嵯峨君もどうにもこうにもとなって」
理人「長門、氷河」
俊樹「彪雅さんです」
理人「嵯峨、胃弱」
俊樹「ささ、旦那様」
仁科「…あんた、体は」
理人「身体」
仁科「胸、とか」
理人「胸」
仁科「サイズ」
理人「知らないな」
俊樹「旦那様は自分に興味無しですしね」
理人「いくつだ、お前」
俊樹「以前確かEだとかで、旦那様が直々に申しておりましたよ」
理人「ならEだろう」
仁科「…」
理人「何故尋ねた」
仁科「私は、」
理人「まあいい、さらば仁科グリ」
仁科「は!?」
俊樹「グリとグラまで至る…五馬ならついていけそうな感じ…」
理人「むどこ」
俊樹「そう、むどこさん」
こうして2人はマジで帰りました。
仁科「五馬…?あいつ、生きてるの?」
ちなみに仁科瑠璃が堂上理人に体型を聞いていたのはナイスバディだったからです。
顔も美形です。
そして仁科瑠璃はAカップ、くびれなし、幼児体型、まさに駄菓子食いまくり甘いもの飲みまくり炭酸飲料がぶ飲みとかをしていたのでお腹に贅肉がという感じでした。