逢坂桐蔭が実はすっごくモテていたという話。 | 天明今生・鈴音詠唱

天明今生・鈴音詠唱

オタクという名の崇拝者です、
そして愚痴などを呟き、叫び、
日々を生きる糧としたいです。

兵器開発部署に配属されたばかりの頃。

戦争が激化する前はこの部署で化学兵器を開発。

4年で戦争終結となる、と本編ではあったけれども、その前に神族の方々による虐殺行為があるので、実際、戦争になる前の準備段階での招集令状です。

もうこれは名誉大佐となったあたりの頃。

現場班ばっかという頃でもある。おまけに003部隊の長もやってたりするので多忙。

そんな時に、現場班として行動していた逢坂桐蔭にちょっとした出逢いが。

 

神族軍の特殊部隊長、イカロスさんです。

本編で桐蔭がうんたらかんたら言っていた人です。強そうじゃない?

このイカロスさんの部下もかなりの精鋭なわけなんですね。

で、左手がどうのっていう一件があったって本編で桐蔭がうんたらかんたらってのあれ、の事実。

 

さあ行こう!シャルル君、シヴァ!

シヴァは神話世界の神の1人なので、外見をあれやこれやと出来ます。これは式神さんたちと同じ。

破壊神としての全盛期ってこういう姿だから怖いよ。

銃を構えている時とか、店番をしてる時もちらっと武装的な私服なのはしょうがない。

 

シャルル君に好かれてしまった桐蔭でした。

概念世界(4番門扉世界)の歴史再稼働をさせてその再稼働させた歴史をお隣さんに譲れ、という2人のタッグの干渉があったので、4番という番号が消えちゃいました。

その後なんですが、

シヴァの武器シャルルは、メソポタミア神話に出て来る武器で、棍棒、槌となります。

投げると長距離飛行、しかも思考する意思を持っているので戦術提案、持ち手と通信をして戦闘してくれますが、翼を持つライオンみたいな姿をとることがあります。

なのでシヴァにとっては孤独だった時代からかなり信頼してし合ってという仲なので、ペット感覚ではなくても、ライオンの姿で一緒に過ごしていたわけですね。

そんなシャルル君が桐蔭loveになってしまった、という終わり方でした。

その後。

 

「…重い」

シャルル君はとにかく桐蔭にベタベタしまくり、背中にしがみついたり、頭の上に登っていたりとマジで猫みたいです。

「シャルル君、顔の前となると前が見えないんだ」

「桐蔭イケメン」

こういう理由でシャルル君は桐蔭にベタぼれなので、シヴァが悶々とします。

「シャルル君、閻魔もシヴァもなかなか顔がかっこいいと思わないか」

「桐蔭の髪の毛モフモフ」

「髪の毛?」

「シヴァの頭ゴワゴワ」

ここです。

「だって毎日どっかで悠長に身体洗ってる暇なかったじゃんか」

これは破壊神として常に奇襲敵襲ですからね。

「え、俺は毎日風呂に入っていたんだが」

びっくりだ!

「え、戦争中も?」

「そう」

「だって敵とか来てるんじゃないの」

「だからその敵を何とかすれば風呂に入れる」

「何とかするって」

「周囲200キロ圏内の敵を消せば風呂に入れる」

「け、消す」

「風呂って丸腰だから仕方ないよな」

何気~に怖いんですよね、桐蔭が言ってることとやってたことが。

「ただ笑えたなあれ、今だからだけど、自分達の長きに渡る軍務の才とやらで仲間を上空から攻撃とは、同士討ちというかあれはただの自滅行為だ、笑えるだろう」

泣き笑いのエピソードですからね。

「ちなみに桐蔭は自分の居場所は教えないよーってのは何」

「確実に俺を狙ってくるだろ、そういう考えで俺を陥れようとしたってバレバレだし、

 俺は俺で他の事で大変だったんだよ」

「他の事?」

「神族軍の特殊部隊を相手にするってやつ」

「めっちゃ強いっていう人達な」

「強いというか、しぶとい、執念深い、しつこい」

「ん?」

「俺の左手に拘るって意味、通じてなかったか」

「ああうん、全然」

「うーん、つまりその特殊部隊長をしていた相手から求婚をされていたってだけで、そ

れに対する対応で俺は大変に多忙だった、となるんだな」

「きゅ、求婚!?初耳だよ!!」

「言ってなかったから初耳だろうな」

「あ、あれ、その強い、じゃない、しぶといとかって相手は男?」

「男だろうな」

「え、何、その曖昧な」

「外見は男性かな、という感覚だったから」

「で、どうしてその人が桐蔭に求婚、プロポーズしてんの」

「ああそれか、神族って性別関係なしなんだよな、結婚とか」

「え」

「神族軍の特殊部隊だから目でそういうのを見抜くんだろう、俺が男だって」

「いやいやいやいやいや、俺だって最初から桐蔭は男だって思ってたよ!」

「ああそう?」

「ほら、トイレとかどっち使うんだよ」

「俺か?男性用」

「じゃあ桐蔭は男だよ、決定だ」

「でも俺が本当は混血で神族の者でもあった、というところも見抜いてたんだろうなと」

「多分それ違う」

「どうして」

「今のシャルルを見なよ」

「…シャルル君、そこは俺の下半身だ」

「にゃあー」

「シャルル君、顔にしがみつかれると前が見えなくなってしまうんだ」

「桐蔭イケメン」

「シャルル君、実は俺、剥製の造り方を覚えたんだ」

「え、マジかい」

「剥製ってな、まず心臓が要らないから切り抜くんだ。それでさも生きて居るかのように見せないといけないから、必要な部分は皮だけとなる、つまり他は不要、皮をうまく剥ぐと完成する」

「シャルル、殺されちゃうぞ」

「にゃあ、桐蔭に殺されて本望」

「シャルル君、シヴァは君にそんなことをしない、だから」

ここで、事件が。

 

「いつも見ていたんだ、桐蔭は仕事を頑張っていた」

シャルル君が事実を話しています。

「え」

「シヴァのポケットの中からずっと見ていたんだ」

「俺が仕事をしているところを」

「その美しい顔を流れる汗ですら美しい、そして仕事が出来る」

「シャルル君、俺を評価してくれるのか」

桐蔭、いろいろすっ飛ばしている。

シャルル君がどこから見ていたのか。

評価してくれるのかって台詞は、シャルル君の台詞の前半部分をカットしている。

「にゃあー桐蔭イケメン」

「シヴァ、実は俺、犬を飼ったことがないんだ」

「犬じゃないって」

「飼育方法は知識としてあるんだ、だが、経験としては皆無なんだ」

「にゃあー桐蔭love」

「ん?そう言えばシャルル君、さっきからわんと言っていない、となると猫なのか、そ

 うだよな、ライオンは猫科だから」

「桐蔭、シャルルはそういうかっこでも武器だから」

「え、武器!?」

すげえ武器に喰いつく人。

「そう、シャルルは棍棒っていうか槌っていうか、そういうかっこでいる時は俺とお喋りしてる時っていうか」

「そうか、シャルル君は武器なのか、よし、俺はシャルル君を飼う」

「え、だから、ペットじゃなくてさ」

「そう言えば勝手に君付をしていたんだがシャルル君は男の子なのか、女の子なのか」

「俺は男だにゃあ」

「じゃあシャルル君で正解だな、で、猫となればこれ」

どどん、とさすがは萬屋店長、猫グッズ。

「食べてみるといい」

「うはー」

ガブガブとしているシャルル君。

「と、桐蔭、か、飼うってんなら、ナデナデとか」

「え、撫でる!?」

「そうだよ、ナデナデ」

「え、俺が本気で撫でたらさすがにそれは拷問になるからな、それにシャルル君は武器

なんだ、俺はそんな素敵なシャルル君を殺したくない」

「おーい、桐蔭の撫でるってのは何」

「ああそうか、撫でるっていうのは拷問の中の1つで、ひたすらに恐怖を与え続ける、つまりは嬲り殺しにするっていう行為だから」

「こ、怖いよ」

「ただシャルル君は武器、となれば俺はそんな素敵なシャルル君を拷問するわけにはいかない」

「こうだよこう、なでなで~」

シヴァが桐蔭の頭をなでなで、としています。

「ああそうか、こっちか」

「…そうだよ」

「なら猫だからな、この辺りだ」

「うにゃあーごろごろ」

「気持ちいいか」

「うにゃー桐蔭love」

「シャルル君は偉いな、トイレも自分で出来る、ただ猫は散歩をしないんだ、勝手にうろうろと自分で気ままに動き回る、お腹が膨れたというのならうろうろと散歩してくるといい、なでなで」

「キュン」

シヴァは思っていた。

「俺に勝ち目がない」

シャルル君がうろうろ散歩に行きました。

「ああそうだ、さっきの、求婚のやつ」

「ん?ああ神族軍特殊部隊長のか」

「どういう感じだったの、対応が大変だったんだろ、しつこいとかって」

「そうか、シヴァには未来が見えても過去が見えないからな、…あ、ちょうどいい所に

それらしき酷似している2人組がいる、あれをすごく過激とした感じだな」

 

2人が見ている先に、え、無動君と元就君がいますよ?