STEP.1韓国で配達専門の飲食業をやりたいという相談
これは初めてのケース。
韓国で出前をメインとした飲食業をやってみたいという案件でした。
実は韓国（ソウル）で飲食業進出をするとなると、日本国内の２～3倍は掛かるという試算があります。
一番掛かるのは「営業保証金（パダク保証金）」です。
ホンデ（弘大）地域でも安いところで5000万ウォン（約600万円）
カンナム（カンナム）地域ともなると、３億ウォン（3500万円）近く出店のための保証金が必要です。
この保証金は契約が終わると全て返金されるシステムになっていますが、このお金を準備するのが私たち日本人にとっては相当な負担になりますよね。
ところが今回の案件は、大雑把に言うと「おそば」を配達するような感じです。
厨房で作ったものをオフィスなどの配達するシステムです。
例えば日本でしか食べれない「お蕎麦」を韓国でも食べれるように「出前配達」
そうすれば小さな調理場さえあれば、最小限の経費でスタート出来ます。
今回は「支店登記」という方法を提案しました。
支店登記であれば、日本の株式会社の支店という扱いになる事から、設立に資本金は不要なんです。
STEP.2私（弊社）が今回サポートするポイント
さてこうした場合に、どのように運営すれば良いのかを、サポートして行くわけですが、最低でも下記のような準備が必要になります。
1. まず物件をさがす
韓国で飲食店をする場合、まず事業者登録証が必要になります。日本の法人や個人が韓国で事業を営むには、法人設立あるいは個人事業者の登録が必要になります。代表が日本人の場合は事業者ビザなども必要になる場合があります。
その登記前に必要なのが「物件探し」です。
2. 現地法人の設立について
現地法人については基本的に２種類がございます。
＞外国人投資企業（株式会社）：資本金１億ウォン
＞日本の株式会社の韓国支店登録：資本金なし
※法人登記は弊社で手続きのサポートが可能です。
3.従業員スタッフを日本からも連れて行く場合
日本から調理師を連れて行く場合は、その方の分の就業ビザも必要になります。
※事業ビザ･就業ビザの手続きは弊社で手続きのサポートが可能です。
4.スタッフの面接
韓国ではJOBKOREAという求人サイトをよく利用しますので、そうした媒体を使ってホールスタッフの求人募集をします。１人は日本語が話せるスタッフを採用するのが良いかと思います。
※求人募集の手続きは私の方で手続きのサポートが可能です。
5.電話・インターネットの契約
日本のNTTのような立場の会社にKTという会社があります。この会社で一般電話の契約を通常行いますが、最近はIP電話の普及とともにSKなどの通信会社などでも、スマホ・一般電話・インターネット開設などワンオペで契約する事も可能です。
6.PGサービスの導入
韓国では90％以上がクレジットカード決済の文化ですので、POSシステム（ＰＧサービス）の導入が必須です。既存のフードコートなどでは専属の業者がいると思いますので、すぐに導入する事は可能です。
※弊社でもサポート可能です。
7.会計士との契約
韓国は会計士との契約は必須です。ここが一番重要なポイントになると思います。顧客から預かる付加価値税（日本の消費税にあたる税金）の計算、申告は３か月ごとにやってきますので、特に飲食店等は国税庁への申告を行わないといけません。会計士費用はおおよそ２万円～2.5万円程度が相場となっております。
8.飲食店の内装工事
フードコートなどは専属の工事業者がいますが、その他の場合は店舗の場所の選定や、内装工事業者を選定しなくてはいけません。日本人からすると至難の業とも言えるでしょう。しっかりとしたコンサルを選ぶことが重要です。
※内装工事や不動産斡旋等、我々の方でサポートが可能です。
今回は店舗なし
9.厨房機器の準備
厨房機器については、「日本のかっぱ橋商店街」や「千日前道具屋筋」のような専門街があります。そちらをご紹介しますので、安くご購入される事をお勧めいたします。
10.日本の食材の仕入れについて
日本食の食材についても、当初からしっかりと計画が必要です。味噌も調味料も日本のように簡単に買う事が出来ません。最近はかなり買いやすくなったのですが、そうした日本料理専門の食材店が何社かあります。
MONOMARTや最近は日本のA-PRICEなどもありますので、ご契約される事をお勧めします。
また日本から食材を持ち込む場合は、税関での食品検査や検疫など厳しい検査をクリアする必要があります。現実的に日本からの仕入れは難しいと判断する方が良いでしょう。
以前、韓国に出展された丸亀製麺も韓国の小麦粉を使用していました。
また大量に使う調味料に関してはかなり国内からの輸入に時間が掛かります。
早め早めに準備しておいた方が良いかと思います。
11.SNS広告やインフルエンサーマーケティングなど
韓国はインターネットの普及率が日本と比べると発達しており、オンラインでの広告がメインともいえるでしょう。また駅のKIOSK（デジタルサイネージ）などへの広告出稿や、SNS用の縦動画なども有効です。
などなどです。
サポート料金は業務規模や内容によってまちまちですので、いつでもご相談くださいね。
☎0120-019-498 株式会社クリエイトボックスまで