②ぶらり日帰り江原道♪@鉄原 | ・゚。.:*・゚ LuLuLu♪ Korean life・゚.:*・゚。.

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食べて遊んで、時々働く
韓国生活色々あるけど、
ルルル♪ラララ♪鼻歌歌って笑って過ごせばきっといいことあるさ

 

次は夏の鉄原が見たいですね

 

鉄原(철원/チョルォン) レポートが続きますよ。

昼食後、”孤石亭(고석정/コソクチョン)の観光案内事業所”へ移動し、そこから出発する安保観光に参加しました。

 

今回参加した孤石亭の観光案内事業所を出発するツアーは、平日は自家用車を利用することも可能ですが、土・日・祝日と繁忙期(7月20~8月20日)は有料シャトルバスを利用しなければなりません。(シャトルバス料金8,000ウォン+施設利用料4,000ウォン)

 

ツアーはDMZトレインを下車して白馬高地駅で申し込みをする安保観光もあり、コースが少しづつ異なります。いずれも許可なく入れない場所ですので、途中で軍人さんの検問のようなものがあります。別にな~~んにも悪いことをしている訳でもする予定もないのに、こういう時無駄に緊張していまうのは蚤の心臓だからでしょうか?

 

 

日曜日の安保ツアーはほぼ満席でした。ダンディーなアジョッシ(おじさん)ガイドさんも乗車。韓国語でのガイドとなりますが、私達にはあむさんがいるので安心。

 

あむさんのお話によると、前述したように週末などはこのシャトルバスでのみ安保観光が可能なのですが、平日だとあむさんの車で案内していただけるのだそう。「そのほうが気兼ねなくお話できます」との事。今回は日曜日に行ったのでバスになりましたが、それでもしっかり色んなお話をしていただき、大変興味深かったです。

 

安保観光、最初にやってきたのは”第2トンネル”

 

 

軍事境界線非武装地域にあるトンネルは、1975年3月韓国軍地域で2番目に発見された、長さ3.5mの北朝鮮の南侵用地下トンネル。

 

写真撮影可能なのは入り口のみ。ヘルメットをかぶり地下へ下り、実際に歩いて見学できるのは500mほどだったでしょうか?明かりはありますが、やはり内部は薄暗い。高さは2mあるそうですが、岩を削っているのでボコボコしていて身長163cmの私は何度か上にヘルメットをぶつけました。

 

韓国軍の兵士が警戒勤務中にある一定の時刻になると聞こえる爆音に気付き、ボーリング調査を行いトンネルを発見したそうですが、内部にはボーリング調査の後、そしてダイナマイトをしかけるための穴の後などがそのまま残っていました。

 

金網でふさがれているつきあたりまで進むと、あむさんが「ここから先が北朝鮮につながっています」と教えてくれます。その先は真っ暗で何も見えない。内部は少しヒンヤリしていて、足元には透き通った地下水がちょろちょろ流れていて・・・少しだけ不気味な感じがして鳥肌が立ちました。内部の写真は不可ですし、ぜひ直接行って見て体験していただきたい場所です。

 

 

次は”鉄原平和展望台”に移動。ここからは、非武装地帯や北朝鮮の宣伝村を眺めることができます。

 

見えるのは広大な自然。たくさんの木がならび、水辺で羽を休める鳥たちを肉眼で見えます。そして遠くには北朝鮮の建物と手前には韓国軍の兵士や塀などがあり、大音量でお互いの国に向けた放送が流れています。

 

自然と平和と戦争と・・・色んなものが混ざり合う、不思議な風景でした。

 

 

お次は、 ”ツル館”で鉄原に住む生き物の剥製や写真展、朝鮮戦争で廃駅となり非武装地帯の南方限界線の最も近くにある最後の駅という”月井里駅”などを見学。

 

途中車窓から、昔の建物や北朝鮮の山など・・・色んなものが見えて興味深かったです。 どれも行ったからこそ見られるものです。

 

安保観光での見学はここで終了。約3時間でしたが、内容がとても充実していて見ごたえがありましたね。

 

 

最後は、あむさんに強くリクエストして、北朝鮮が独裁政権の強化と地域住民の統制を目的に建た”朝鮮労働党舎”へ立ち寄っていただきました。 共産統治下の5年間、北朝鮮はここで愛国者の逮捕、拷問、虐殺などを行い、一度ここに連れてこられたら死体か瀕死の状態でしか出られなかった・・・そうです。 南北戦争の際に受けた弾痕、中央の階段には戦車が通過した後などが生々しく残っています。

 

前回団体のツアーで訪問したときは、鶴とハゲワシを中心に見たのでちょっと物足りない感じだったのですが、今回あむさんにお願いして大正解でした。

 

日本語なので安心・・・というのよりも、あむさんの解説がわかりやすく面白い。 現状や歴史や生活まで、 日本人が知りたいポイントを心得ていらっしゃるので「へ~~~」の連続で、楽しみながらも勉強になり、おかげでとても充実した時間を過ごしました。(※あむさんのブログ→クリック

 

帰りは白馬高地駅から地下鉄1号線と連結している東豆川(동두천)駅まで一般の列車に乗って帰りました。昔懐かし~~い雰囲気の列車で料金なんと1,000ウォン。途中で乗り換えが必要なので、ソウル駅まではDMZ列車よりもちょっと時間がかかってしまいましたが、レトロな感じがなんとも魅力的でしたよ。

 

鉄原いいですね。次は青々とした風景が広がる季節に行ってみたいです。

 


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