セウォル号沈没事故現場に投入された海軍艦船テジョヨン(4500t) 内で作業中に頭をけがして意識不明状態だった海軍兵士 1名が死亡した。

 海軍関係者は 20日「16日艦船テジョヨンで貨物昇降の作業をしている途中、頭にけがをして意識不明となった乗務補助員ユン兵長(21歳)が昨晩息を引き取った」と明らかにした。ユン兵長は旅客船セウォル号の乗客救助と捜索支援に出た海軍の駆逐艦テジョヨンに所属し、当時サポート任務を遂行中にけがをしたので、ヘリコプターで済州島の済州漢拏病院に運ばれて治療を受けていた。

 海軍は殉職と判断し、22日午前10時に済州防御司令部練兵場で告別式を行う予定。





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多数の船がひしめく海上には、鼻を突く油の臭いが漂っていた。19日に訪れた旅客船「セウォル号」の沈没現場。「無事発見」の知らせを願う安否不明者の家族の希望を背に、韓国海洋警察のダイバーたちは疲労をにじませながら必死の捜索を続けていた。


 沈没した海域は珍島から南西に約20キロ。記者が乗った全長約15メートルの釣り船は午前7時50分、珍島の小漁港、西望(ソマン)を出港した。

 中小の島々の間を縫うように進みながら、暗礁が潜む海域であることを実感する。うねりは想像以上に高く、風も強い。陸の気温は11度だったが、釣り船の船長は「風もあるし、体感温度は7、8度以下だろう」と話した。

 出港から約1時間後、海上に巨大なクモの足のような物体が姿を現した。船体引き揚げに備えて投入された巨大クレーンだ。現時点では作業開始のメドは立っていない。





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東京女子医大病院(東京・新宿)が2月、首を手術した男児(当時2)が急死した4日後に警視庁に事故を届け出ていたことが朝日新聞の調べでわかった。遺体はこの間に火葬され、警視庁は事件性を調べるための司法解剖をできなかった。異状死の24時間以内の届け出を義務づけた医師法に触れる可能性がある。

 病院関係者によると、病院は2月18日、男児の首のリンパ管腫を取り除く手術をした後、集中治療室(ICU)に移し、気道に呼吸用の管を通した状態で経過をみた。男児が動いて管が抜けるのを防ぐため鎮静剤による全身麻酔を実施。この鎮静剤はICUで人工呼吸中の小児への使用が禁じられていたが、継続的に成人の基準の約2・5倍の量を投与した疑いがあるという。

 男児は21日に容体が急変し、午後8時ごろ亡くなった。鎮静剤の副作用で急性循環不全に至った可能性があるという。病院は22日に病理解剖をした後、遺体を遺族に引き渡した。遺体は24日、告別式を終えてから火葬された。病院は25日になって警視庁へ届け出た。

 警視庁は業務上過失致死の疑いで捜査を進めているが、司法解剖をできなかった影響が出ているという。医師法違反にあたる可能性もあるとみて調べる。





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2014年4月19日、中国メディア・観察者網は香港在住のエンジニア、徳斯蒙氏による韓国旅客船沈没事故の分析記事を掲載した。以下はその概要。

韓国といえば世界に冠たる造船大国だ。しかし今回のセウォル号沈没事故を子細に確認してみると、ハード的な成長の陰でおざなりにされてきた、運用などソフト面の穴が透けて見える。あるいは今回の事故は必然的だったと言えるかもしれない。

セウォル号は1994年に日本で建造され、フェリーとして使われていたものを、韓国の海運会社が2012年に購入。改造した上で運用していた。この日本製フェリーだが、もともと国内航路用で安全性は決して高いものではない。

事故後、進水のために発電機が停止。停電で船内は真っ暗闇になったというが、これもおかしな話だ。国際的な規定では甲板最上部に非常用電源を設置することが義務づけられているし、通路には非常灯を設置しなければならない。

日本側もそのことをよく承知しており、船齢が20年を迎える前に第三国に売却したというわけだ。中国にも以前は日本からこうした中古船が輸入されていたが、安全面の懸念から現在は規制がかかっている。世界に船を輸出する造船大国の韓国だが、なぜか自国で運用していたのは古い海外製の中古船だった。

また、救命ボートの運用にも問題があった。空気式のため、水深十数メートルにまで沈没しなければ自動的には展開しない。本来ならば船員が手動で展開して乗客を順番に乗せなければならないが、現場写真を見ると船員は一切そうした操作をしていない。

国の強さは物質的な基盤だけでは測れないのではないか。物質的な力を実際に人々を守る力として転嫁させる制度が必要なのだ。今回の悲惨な事故はそうした教訓を与えるものとなった。





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韓国・珍島(チンド)沖の客船セウォル号沈没事故で、韓国海洋警察は20日未明、ダイバーが船内に入り初めて遺体3体を収容したと明らかにした。一方、聯合ニュースによると、検察と海洋警察の合同捜査本部関係者は19日、「(船体に)外部からの衝撃はなかったように見える」と語った。捜査本部は、暗礁にぶつかり沈没したのではなく、急激な針路変更が事故原因との見方を強めている模様だ。

 遺体は、ダイバーが窓ガラスを割って船内に進入し、収容に成功した。3人のうち2人は男性だという。

 これで、確認された死者は36人、行方不明者は266人になった。

 急激な針路変更については、船舶自動識別装置の解析から、セウォル号は2度急旋回し、沈没したことが判明している。積み荷が崩れ船の重心を失った可能性が指摘されている。

 捜査本部は同日、業務上過失致死傷などの疑いで、イ・ジュンソク船長(68)、事故直前に操船を指揮していた女性3等航海士(25)、実際にかじを取っていた操舵(そうだ)士(55)の3人を逮捕。なぜ急激に針路が変わったのかなどについて、集中的に調べている。

 捜査関係者によると、3等航海士は、半年前から仁川(インチョン)と済州島(チェジュド)を結ぶ航路に乗務しているが、針路変更地点である現場海域で操船指揮したのは初めてだった。操舵室での当直時間が決まっており、前日夜の仁川港出発が濃霧で2時間余り遅れたことで偶然、この海域を担当したという。

 船長は事故当時、船室に戻っていた。現場は、小さな島が点在する中を通過する潮流の速い難所だ。海洋警察関係者は「昔から海難事故が多い所だ」と話しており、経験の浅い3等航海士に任せきりにしたことが、事故を招いた可能性がある。





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