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こらあのブログ

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学生の時の知識なので間違っていたらごめんなさい。

古く錆びついた知識を使ってちょっと考えてみました。



日本がデフレ構造なのは製造者・販売者よりも消費者の方が強いという文化的要因が
大きいのではないだろうか?(考えすぎか?)
先進国中でも日本だけがここ20年近くデフレ傾向である。米国・欧州はインフレしてい
る?
最近は減ってきているとは思うけれど、「お客様は神様です」的思想が消費者優先
構造となり、「サービス」の名の元に価格下落圧力を形成しているとは考えられな
いか?
それとも資本主義経済下の市場競争は常にデフレを進めるのが宿命なのか?

理屈から言えば需給バランス上で「需要<供給」であるから、市場メカニズムの働きでデフレ
方向へ進むわけである。確かに、昨今「供給過多」である旨が報道されているし、
供給過多であるのは事実だと思われます。実際に、メーカーの中には設備投資を抑

しているし、廃棄している会社もあり、供給削減に取り組んでいるのは間違いなく
「需要<供給」であることは間違いない事実だとは思う。だが、前述の通り価格調
整と
同様のメカニズムで供給量の調整も進んでいることも事実である。
それでもデフレ傾向は一向に改善されていないように思う。

さらに理屈上では、生産性の改善やイノベーションにより生産コストが低下すれば市場価格が
低下する。
生産コスト低下分を売値に反映させるかどうかはその会社次第だが、その会社の利益総
額が
増えるような行動を取るはずで、その会社の戦略によって市場価格への影響が決ま
ることになる。
(当然、市場規模・商品の特性・消費者の選好、投資有無・必要投資額等によって
企業は決める)
仮に生産能力を上げてシェアを取る行動をとった場合、弱冠値段を下げて販売量を増や
すので、
市場価格は下がる方向に働く。需給バランス上は価格が下がった分需要量が弱冠増える
が、
それを超える供給過剰分は淘汰が発生するはずなので需給バランスは大きくは崩れな
い。

数年前に一時インフレ傾向になったこともあったが、その時は資源高の影響だった。
資源自体(商品相場?)の需給バランスによる結果ではあるが、最終商品にとっては
その商品自体の需給バランスではなく外的要因による価格上昇といってよいと思われ
る。

また、理屈上、インフレは現在のお金の価値と将来のお金の価値を同等にするために
発生する。この理論(フィッシャー効果)でいうとインフレ率は「利子率」と同等にな
る。


景気刺激を目的としたゼロ金利政策が原因なのだろうか。

確かに政策効果は効いているのか、効いていないのか微妙な程度に思う。

それでもデフレ下のあまりぱっとしない経済なのだから残念だ。


経済理論的な分析に加えて、社会学的な側面から考えてみるのも面白い。


今日は会社のお偉いさんと会食だった。

そこでの話で触発されたのでちょっと記したい。


海外ビジネスの話題が多かったのだが、中でも中国に関する話はお偉いさん方の考え方と

私の考え方が一部違った。彼らは無条件(?)に現状の中国市場と付き合っていくことは必須

だと考えているようだ。理由はこれから世界No.1規模のマーケットである中国はボリュームが

魅力だと考えているようだ。


個人的には、無条件に中国マーケットとの付き合いが必要だとは思わない。

確かにボリュームは魅力だが、下手な付き合い方をすると叩かれ金額は張るけれど

収益の上がらないビジネスになりかねない。当然、実際に中国マーケットをターゲットにする際には

その辺の懸念は十分に注意して対処していくことにはなるのだろうから心配無用ということもあるだろう。

しかし、個人的には本気で中国と付き合うかどうかのジャッジは(限られた経営資源を有効に使うため

のジャッジ)中国マーケットが世界をリードしていくかどうかがポイントになると思う。

中国で取引をしていなければ、他のどの国にも商売が成り立たないくらいの影響力を中国が持つか

どうかだと思う。


現状は上記状況とはかけ離れている。Appleの製品はEMSによって中国メーカーで作られているが、

実際にデザイン決定や仕様決定等のビジネスのキーを握っているのは米国本国である。


このキーの部分が中国に移管されるかどうか、もしくは中国のメーカーが世界を席巻する商品を

開発するかどうか、が個人的にはポイントだと思う。


ただ、中国が世界の工場だからという点でアプローチすると、現在の中国の優位性である

コスト面での競争に巻き込まれるだけになる気がした。




ちょっと話は逸れるが中国関係で思ったことを引き続き。

近現代の歴史を紐解いたときに(有史以来といっても過言ではないかもしれないが)

中国が「世界の覇権」を握ったことはないという事実。


特に近現代においては、浅田次郎シリーズの通り、列強の侵略対象であった。

領土しかりマーケットしかり。

第2次世界大戦後には、最終的に中華人民共和国という形で列強侵略の対象から

解放され、かつ社会主義国家として、社会主義国の中ではソビエト連邦に次ぐ規模の

国家として強い影響力を果たすこととなるわけだが、世界の覇権は握っていない。


鄧小平以降の解放政策の結果、現在のような経済的地位を占めるにいたっているが、

今後世界の覇権を握ることはできるのだろうか?

中国が世界の覇権を握った世界はどのような世界だろうか?

アメリカが中国に変わるだけだろうか?

(中国人は発想が大陸系なのでそのまま米国化していく可能性は十分にあるか!?)


というようなことを考えました。


『ジーン・ワルツ』 海堂尊 新潮文庫 平成22年7月1日


チームバチスタを読んで以来独特の海堂ワールドの住人と化してしまいました。

今作は舞台は初の東京ということで登場人物等からすると全くの違った作品と

思いがちですが、読み進んでいくと従来の海堂ワールドの一貫であることが理解

できます。


また、展開や人物の発言がロジカルを意識した点、テーマが現代医療の問題

(医療従事者の視点から)焦点を当てていることも従来通りです。

個人的には、登場人物のロジカル的なやり取りに爽快感を感じてきたのですが、

今作でも十分に爽快感を味わうことができました。


今回のテーマは代理出産がテーマで、「セックスと生殖行為」の分離、倫理と科学

の対決といった現代の文化・哲学的テーマが題材となっています。


幸福なことに既に二人の子持ちであることから直接的に臨場感は感じませんでしたが、

相変わらずの面白さでした。