ジーン・ワルツ | こらあのブログ

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『ジーン・ワルツ』 海堂尊 新潮文庫 平成22年7月1日


チームバチスタを読んで以来独特の海堂ワールドの住人と化してしまいました。

今作は舞台は初の東京ということで登場人物等からすると全くの違った作品と

思いがちですが、読み進んでいくと従来の海堂ワールドの一貫であることが理解

できます。


また、展開や人物の発言がロジカルを意識した点、テーマが現代医療の問題

(医療従事者の視点から)焦点を当てていることも従来通りです。

個人的には、登場人物のロジカル的なやり取りに爽快感を感じてきたのですが、

今作でも十分に爽快感を味わうことができました。


今回のテーマは代理出産がテーマで、「セックスと生殖行為」の分離、倫理と科学

の対決といった現代の文化・哲学的テーマが題材となっています。


幸福なことに既に二人の子持ちであることから直接的に臨場感は感じませんでしたが、

相変わらずの面白さでした。