今日は会社のお偉いさんと会食だった。
そこでの話で触発されたのでちょっと記したい。
海外ビジネスの話題が多かったのだが、中でも中国に関する話はお偉いさん方の考え方と
私の考え方が一部違った。彼らは無条件(?)に現状の中国市場と付き合っていくことは必須
だと考えているようだ。理由はこれから世界No.1規模のマーケットである中国はボリュームが
魅力だと考えているようだ。
個人的には、無条件に中国マーケットとの付き合いが必要だとは思わない。
確かにボリュームは魅力だが、下手な付き合い方をすると叩かれ金額は張るけれど
収益の上がらないビジネスになりかねない。当然、実際に中国マーケットをターゲットにする際には
その辺の懸念は十分に注意して対処していくことにはなるのだろうから心配無用ということもあるだろう。
しかし、個人的には本気で中国と付き合うかどうかのジャッジは(限られた経営資源を有効に使うため
のジャッジ)中国マーケットが世界をリードしていくかどうかがポイントになると思う。
中国で取引をしていなければ、他のどの国にも商売が成り立たないくらいの影響力を中国が持つか
どうかだと思う。
現状は上記状況とはかけ離れている。Appleの製品はEMSによって中国メーカーで作られているが、
実際にデザイン決定や仕様決定等のビジネスのキーを握っているのは米国本国である。
このキーの部分が中国に移管されるかどうか、もしくは中国のメーカーが世界を席巻する商品を
開発するかどうか、が個人的にはポイントだと思う。
ただ、中国が世界の工場だからという点でアプローチすると、現在の中国の優位性である
コスト面での競争に巻き込まれるだけになる気がした。
ちょっと話は逸れるが中国関係で思ったことを引き続き。
近現代の歴史を紐解いたときに(有史以来といっても過言ではないかもしれないが)
中国が「世界の覇権」を握ったことはないという事実。
特に近現代においては、浅田次郎シリーズの通り、列強の侵略対象であった。
領土しかりマーケットしかり。
第2次世界大戦後には、最終的に中華人民共和国という形で列強侵略の対象から
解放され、かつ社会主義国家として、社会主義国の中ではソビエト連邦に次ぐ規模の
国家として強い影響力を果たすこととなるわけだが、世界の覇権は握っていない。
鄧小平以降の解放政策の結果、現在のような経済的地位を占めるにいたっているが、
今後世界の覇権を握ることはできるのだろうか?
中国が世界の覇権を握った世界はどのような世界だろうか?
アメリカが中国に変わるだけだろうか?
(中国人は発想が大陸系なのでそのまま米国化していく可能性は十分にあるか!?)
というようなことを考えました。