『真夏の方程式』
東野圭吾
文芸春秋
2013年5月10日第1刷
久しぶりの東野圭吾シリーズ。
ガリレオシリーズの物理学者・湯川先生が主役。
やはり、最近の東野圭吾作品らしく、緻密なストーリ展開に加えて、
人情味溢れた推理小説になっている。
ガリレオシリーズや最近の加賀刑事シリーズが特にそうだが、現代社会に日常的に潜む
問題(特に家族の繋がり等)に焦点を当てており、単なる事件の解決を図るだけでなく、
家族の再生や一人の少年への人生の示唆を重視した内容となっている。
読み進むにつれて事件全容が分かってくる一方で、関係する人間の人生や良心を
両立させる方法をどのように模索していくのか、という点にわくわくしてくる。
やはり、東野圭吾シリーズは示唆に富んでおり、いつ読んでも楽しめる。