『変身』
東野圭吾
1994年6月115日第1刷発行
2011年7月1日第76刷発行
株式会社講談社
犯罪被害により他人(犯罪者)の脳を移植された主人公が移植脳の影響を受け、
徐々に趣味・性向・思考等が変わり、狂暴化していく。
実際の科学的には、生体機能を司る部分のみの脳が、性格や思考法といった脳の
多機能の部分にまで大きく影響をあたえる、特に移植前の人物の性格や思考法を
被移植者に与える(被移植者の本来の思考方法を完全に乗っ取る形で・・・)というのは、
ありえないと思われる。
けれども、筆者の文章力やストーリー展開のおかげで、面白く読むことができた。
「自分(アイデンティティ)」とは何か、ということについて考えさせられた。