右手には電動ドリル、
左手にはiPhoneを持って、
ベッドを作りながら合間に頻繁にメールのやり取り、
よりによってこの面倒くさがりやの私が、
同窓会の幹事の端くれを引き受けることに、
というより、ほぼ言いだしっぺ?
都合の悪い日を聞いているとみんなの共通する日がなさそうで、
どーすんべー?な状態。
そこにAちゃんが、自分は何もできないとなメールが、
彼女は元々天真爛漫な子だったのが、今は元気がなく、
更年期かな?ちょっと気にしすぎなメンタル面がちょっと心配。
「何言ってんのさ?あなたの存在がどれほどみんなをつないできたことか、
今もこうして仲良く出来るのも○○ちゃんとあなたのおかげだと思ってるよ。
私はずっと二人にはかなわないなって思ってきたんだもん」
気の強くて、自分が自分が思考のバラバラなメンツを、
一見穏やかな性格でリーダーシップが取れそうもない彼女らが、時々同じ方向を向かせてくれる。
そんな才能を持っている二人が大好きで、
反面、若い頃の私は彼女たちに小さな嫉妬心さえ感じていた。
今でもそこに居るだけで周りを和ませてくれる彼女たちが大好きだ。
でも、本人は自分のそんな才能に気が付かないものなんだなぁ。
200万円しか年収がない時は500万の人がうらやましく、
自身をとことん貧乏だと思うのに、
500万になれば1千万の人がうらやましく、500万の自分を貧乏だと思ってしまう。
年収1千万になれば5千万になりたいと思うもののようで・・・
憧れの場所にたどり着くとそれが当たり前になってしまう。
そんなことも考えてしまう昨今。
私は貧乏でも、ここまでたどり着いてきた自分に誇りを持っている。
世間的には小さな取るに足らない埃(←こっちかも知れないけれど)
それでも胸を張れる。
そう思うと、幸せってお金じゃなくてどう生きるかなんだろうなぁってつくづく思う。
私に才能があるとすれば、この前向きさだな、きっと(笑)