ファラフェルで遅めの昼食を摂った後、
ピカソ美術館へ向かおうと思って居たんだけど、
お天気が悪いと暗いのでつい行動を急がなきゃ!って思っちゃうでしょ?
そんな気持ちが働いていたんでしょうね。
娘は足が浮腫んでブーツがきつかったのもあって、
ピカソ美術館をパスしても一旦ホテルで休憩したいというのでホテルに戻りました。
雨でパンツの裾がずぶ濡れになっていたので、
部屋で脱いでかけて置いて、
寒いのでベッドに足を突っ込んでバッグの中の整理をしながら、
「お母さんのブーツ履こうかなぁ?」
「え~?お母さんの持ってきたブーツ履くの?」
「パリでは何でもお母さんと一緒!」
なんて娘と話している時のこと。
ガチャガチャとドアの音がする。
思わず娘と目を合わす。
その音は明らかに私たちの部屋のドアを開けようとしているように思えた。
えっ?
ええっ???
えぇーっ???
はいぃ?????
ノックもなしに男性が部屋に入ってきた。
こんな時は思いっきり日本語しか出てきません(笑)
なんで~!?
ベッドに足突っ込んでるけど、私、パンツ姿やし。
パンツはパンツでも下着のパンツ
ちょっと5分くらいいいか?と言う前に男性は部屋に入ってきて、
何をするかと思えば、カーテンレールを直してる。
結局、ホテルの人で何事もなく補修して出て行ったってだけだったんだけど、
それなら何で居ない時にしないかなぁ?
もし何かあれば、パンツ姿だろうが、折りたたみ傘を持って応戦する気満々でしたよ。
なんたって、私は無事に娘を連れて帰らなきゃならないんだから。
パリのホテルで日本人女性が下着姿で暴れ身柄拘束!
ってニュースのタイトルになりそうな・・・
まぁ、笑い話で済んで良かったです。
チェックインの時の窓が閉まらない一件から、
ドアにチェーンもないので用心のため夜寝るときはスーツケースをドアの前に立てかけて、
夜中も明るめに照明は付けてたのね。
でも部屋に人が居るのに、ノックも無しに入ってくる~?
それもターンダウンとかじゃなくてよ。
今まで海外でも近代的なそこそこのホテルに泊まることが多かったので、
私が無知なだけだったのか、
結構、こう言うのって珍しいことじゃないらしいからビックリ。
でも、国が違えば大変なことになりかねない出来事ですよね。
外国人が日本の民宿に泊まるようなもんやったんかな?
ところで日本人が海外旅行をするときにガチガチになっちゃうチップも、
最近ではお店や高級ホテルなどで必要ないところも多くなってきたらしいんだけど、
このレベルのホテルなだけに毎朝2ユーロ置いてたんです。
Merciって紙に書いてね。
3日目に娘に書かせた日。
Merciと一緒に娘が笑顔のイラストを描いていたのが良かったのか。
ホテルに戻ってきたら水周りはいつもよりキレイに掃除がしてあって、
いい香りがしていて、タオルはふかふか。
そうよね、お互い人間だもの、
チップ置いてりゃいいってもんでもなくて、
やっぱり気持ちよく受け取ってもらえた方がよりいいよね。
朝食の時のスタッフさんは皆さんアットホームで楽しかったんだけど・・・
次回は自分でホテルを予約しようと思ったのでした。