MIQ | 子連れホームレスからの再起・・・私の貧乏の戦い方

子連れホームレスからの再起・・・私の貧乏の戦い方

人生何が起きるかわからない、身内に翻弄されて子連れホームレスになった薄給リーマン一家の自力再生と今。

「コレ読んでみん?おかんなら面白いって思うかな?って思って」


と、息子が差し出したコミック、MIQ・・・お金のIQだって。


「置いとくけん、気が向いたら読んでみて」


そこまで言うならと、読んでみた。


MIQ


ひと言で言えば、経済のマンガ。

経済や株取引の仕組みなんかわかりやすく描いてある。


ちょっとデイトレーダーのススメっぽい気もするけど・・・


息子とはよく経済の話をするので

私ならこういうのが面白いと思ったんだろう。


でも、ぶっちゃけあんまり面白くなかった。

それどころかすごく不安感でいっぱいになってしまった。


その差は、これから夢も希望もある息子と、

このマンガの中で描かれている、子供に教育を受けさせることもままならない

社会に搾取され続ける希望もない人間が、私たちの姿と重なったからだろう。



少ない収入を節約しながら子供の教育費を捻出して、

やっとの思いで、子供をエリートコースに乗せたところで、

親には何の恩恵があるわけじゃない。


でも、子供には自らの能力をフルに発揮して上りつめて欲しいと思うのが親心。




先日息子が呟いた


「今の自分の選択や、今までしてきたことが

これから3代にわたって影響するんだって、

今の俺が子供や孫にまで影響するとなると責任感じるね」



勝ち組と言われるようになれば、その子供もいい生活ができ、

充分な教育も受け、就職も縁故採用で、能力以上にいい会社に決まったり、

それが孫まで影響するってこと。



長引く不況の世の中でも、その暗黙のシステムだけは健在(笑)



夫の実家は代々お金持ちだったけど、

苦労知らずの義母たち姉妹の度重なる浪費で転落してしまった。


転落人生は3代と言わず続く、

そうなったら一代での挽回はなかなかできるもんじゃない。


どこかで頑張らなきゃ、私たちで流れを変えよう。


そのためには人一倍努力して当たり前。


息子を私たちと違う道を進ませることが出来た事だけが、

私たちの希望なのかも知れない。



これから流れが変わるかな?

まだ見ぬ、未来の私たちの孫はどんな暮らしをしているんだろう?



そして、

妹が困った時、手を差し伸べてくれる 

今のままのお兄ちゃん でいて欲しいと願う母なのでした。


たかがコミックに落ち込んでしまったじゃんかよ~カゼ