FM-77用ソフト 棋太平 (SPS) 1986年 | コオロギ養殖のブログ(レトロPCルーム)

FM-77用ソフト 棋太平 (SPS) 1986年

FM-77用将棋ソフト
『棋太平 / SPS』
です。
1986年に発売されました。

SPSは日本初の対局将棋ソフトである「王将」を開発し
その後「HP王将」→「棋太平」と
将棋ソフトをバージョンアップさせてきました。
(※X1版のマニュアルより抜粋)

今回紹介する「棋太平」は当時の8ビットPC用将棋ソフトとしては
最強クラスの強さを誇っていました。

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タイトル画面です。

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画面右にメニューがあります。

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初期化メニューで盤面の初期化をしました。
次に盤設定を選びます。

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駒落ちや盤面の反転などが行えます。

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メインメニューで棋譜を選びました。
対局の再現などが出来ます。

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メインメニューでファイルを選びました。
対局の保存や読み込みが行えます。

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対局を選びます。

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どちらが先手かを選べます。
こちらが先手で対局を始めます。
対局相手(コンピュータ)のレベル選択はありません。


ゲームスタート!


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まずは一手目を打ちました。
カーソルキーで移動させますが、
機種によってはジョイスティックやマウスにも対応しています。
操作性は良いです。

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互いに手を進めます。
コンピュータの思考時間は短く
しかもまともな手を打ってきます。

以前に上のブログで飛車を紹介しましたが
思考ルーチンレベルの差が感じられます。

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飛車が成りました。
多分コンピュータも飛車を動かしてくるんじゃないかな?

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飛車同士の交換に応じます。

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相手陣内のここに飛車を打ちます。
こちらの陣内には飛車を打たれて困る場所はないからね。
ここまで思った通りの反応をしてくれています。

しかし……

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相手の反応を見る為にも敢えて無駄な手を打ったりしたんだけどね。
序盤と異なりコンピュータ側は攻め込まれると
思考ルーチンのレベルはかなり落ちる印象を受けました。

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途中で詰めた箇所もあったのですがコンピュータが投了をしない為
どのレベルで投了するかを試してみることにしました。
結局"次の一手が打てない状態"になるまで
コンピュータは投了はしませんでした。

序盤はそれなりの手を打ってきたんだけどね。
29年前の8ビットPC用将棋ソフトだからね。
こんなものかもね。

ソフトとハードの進化により
今ではプロ棋士も負かしてしまうほど強くなった将棋ソフト
うーむ、感慨深いよね。

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END