関東の古墳について
学ばせていただいている古墳ブロガーさんが
紹介されていた古墳が気になったので
真裏に
近くを通った際に寄ってみました。
あ、古墳が気になったというか、、
古墳の石材!
が気になったのです(笑)
石love
古墳に使われている石が気になるお年頃
だってね
古墳に使える石なんて
どこでも転がってるわけじゃないのよ
山や河原や崖などなど
古墳時代の人々は遠くまで行って
採ってきて古墳を造ってるのです。
私は、古墳石材のブローカーみたいな集団がいたのでは?と思ってます。
『いい石ありまっせ』みたいなww
さて
気になる古墳石材というのが
埼玉県鴻巣市の宮登古墳。
宮登神社の境内にあります。
古墳時代の終わりの頃に造られた
円墳だそうです。
お宮の建物の
古墳っ!!!
・・・って言われても
ただの盛り上がった茂みですよね
しかし!!!
この土盛りの中に
ご遺体を納める石室がちゃんとあるんです。
合掌
で、
高さ1.65m、長さ2.9mもある石室は
遠く榛名山から
角閃石安山岩
という石を運んで造られています。
しかし
先述の古墳ブロガーさんのブログに
と書かれていて
しかも
角閃石安山岩ではなさそうな石の写真が。
サイズ的にも幅50cmくらいで
石室ではなさそう。
というわけで
これは何ぞや??
と気になって見に来たのでした(笑)
石を近くで見ると
うん、角閃石安山岩ではないー!
やはり私の好きな
結晶片岩!
しかも
ルーペで見てみたら
白い小さいツブツブが。
これは曹長石の結晶だそうで
点紋と言われます。
なので普通の緑色片岩に点紋がついて
緑色点紋片岩とか言われます。
点紋片岩はある程度まとまって産出するので
石材産地が絞り込めるかも?
と、知ったように書いてますが、卒論を書くときに博物館の学芸員さんに教えてもらっただけなので、なんとなくしか分かりません。泣。もっと勉強しよ。
というわけで
角閃石安山岩ではないし、
サイズも小さいので
石室が見えてるわけではなさそうです。
奥行きがどれくらいかわかりませんが
小ぶりの箱式石棺を墳丘裾に造ったのかな?
この古墳の周辺には
同じような古墳がいくつか点在してまして
荒川に沿って箕田古墳群を形成しています。
こちらは
箕田2号墳。
この辺は古墳が多いだけでなく
神社やお寺も点在してて
なかなか気になる地域でした。
そして
荒川を挟んだ対岸には
東松山、吉見の古墳密集域、
少し北に行けば
私の好きな(うどん屋がある)さきたま古墳群も
あります。
それらとの時代関係や
距離感もなかなか興味深いなぁと。
いろいろ想いを巡らせつつ移動しましたとさ。
ふっき~さんありがとうございました
さて、
古墳石材、箱式石棺の石材つながりで
すごいニュースが!!
福岡の行橋市で
弥生時代の箱式石棺が
31基も見つかったそうです!
しかも
弥生時代初期から終わり頃まで
続いて造られたとのこと。
気になるー!
石材チェックに行きたいっー!!
という、
今日はマニアックなブログでした。
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