茨城県立歴史館。
そこで興味深い古墳を発見!
きれいな形の前方後円墳の
船塚古墳
埋葬施設である
石室!!
私の好きな石
結晶片岩!
でできてます!
筑波山方面から持ってこられたそう。
しかも
棺が
箱式石棺!!
これも
好き!というか
なんか気になる棺の形!
箱式石棺とは
見ての通り
箱状に石を組み合わせた棺。
弥生時代から古墳時代にかけて
見られます。
縄文時代にもあるかな?
弥生時代から古墳時代にかけて
お墓の形態はいろいろと変化します。
弥生時代の
四角く溝を掘って墓域を区切った
方形周溝墓。
その墓域に穴を掘ってそのまま遺体を埋めた
土坑墓や
甕型の土器に遺体を入れた
甕棺墓
があります。
1つの墓に1つの埋葬施設の墓もあれば
1つの墓に土坑墓や甕棺墓、
そして箱式石棺など
いろんな種類の棺が埋葬されてるお墓もあります。
古墳時代に入って
古墳が作られるようになると
時代によって
古墳の自体の形がいろいろ変化するだけでなく
竪穴式石室、横穴式石室などなど
埋葬施設も変化します。
さらに木でできた木棺
石でできた石棺
などなど棺の形態も様々。
さらにさらに
石棺の形も家形、割竹形、舟形などなど
いろんなのがあります。
弥生時代から古墳時代にかけて
これだけ変化する墓、棺なのに
シンプルな作りの箱式石棺は
どの時代にも作られてる!
のね。
しかも
あんまりメインの埋葬施設にならない
という
謎の存在
弥生時代、
海岸近くに集団で箱式石棺に埋葬されたり
古墳時代、
古墳のメインの埋葬施設の近くや
古墳の周辺に
寄り添うように造られたり。
古墳のメインの埋葬施設だっとしても
こんなにも周りを石積みで囲まれたものって
、、、
あまり見たことないかも??
調べたら
茨城では箱式石棺はよくみられる
とあったけど
こんなにも入念に石積みで囲い
しかも!
二重の箱になったものって
この船塚古墳だけらしい。
6世紀中頃に造られた
船塚古墳
これ
弥生時代に始まる
箱式石棺の
究極の形じゃない!!?
海岸近くのへんぴなところに埋葬されはじめ
やがて地域の王の墓である
古墳の近くに埋葬されるようになり
とうとう
立派な古墳のメインになる!
箱式石棺を好む一族が
約1000年かけて
のしあがっていった形跡ではなかろうか!!
と
この船塚古墳を見て
博物館で
ひとり興奮してしまいました(笑)
なにげに
片岩と思われる石が並べられていました
キラキラと光る雲母
美しい!
箱式石棺を作るには
板状に割れやすい結晶片岩は
もってこい!
なんだよなぁ。
妄想をたくましくすれば
箱式石棺を好む民は
結晶片岩を求めて
さすらっていたのではなかろうか
私なら、、そうするなぁ
結晶片岩を使った古墳は
竪穴、横穴それぞれ立派なのもあるけど
やっぱり
箱式石棺が合うんだよなぁ
そんな
夏の箱式石棺、結晶片岩妄想の旅
箱式石棺
気になるなぁ
茨城の古墳
気になるなぁ
結晶片岩の古墳
気になるなぁ
どんな人々が
どんな思いで
この墓を造ったんだろうなぁ。
片岩でできた箱式石棺が
我が町枚方にもあって、
片岩は和歌山か徳島までいかないとないのに
なぜ大阪に片岩の墓を?
しかも
なかなか重要とされる古墳の近くに造られている。
そこから興味をもった箱式石棺ですが
もう
沼にハマってます(笑)
全国の箱式石棺について書かれている本
誰か買ってください(笑)
2万円!!!
とりあえず
これを買おう!
アウトドア雑誌BE-PAL今月号の附録は
コールマンの防水バッグ!!
これは買い!!
船塚古墳について詳しくはこちらを
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