クリームパンの化石 | 徒然コオロギ庵~旅する似顔絵師~

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一年の半分を旅に過ごす似顔絵師コオロギの日々の雑記。趣味の古墳巡り&地質巡り&車中泊アレコレetc徒然とだらだらと書き尽くします

そういえば

ブログに書いてなかった

と思い出した7月頃のネタ。


今年、長野に移住したお友達

書道家の新井さんに連れていってもらった


山梨の山奥!?

雨畑というところ。

なんと!

硯作り体験ができるのです!!

工房下矢印

かっこええーーラブ


体験なので

職人さんがほぼ完成させてある硯のなかから

好きなのを選んで仕上げをします。


大きな彫刻刀のようなもので

硯の深いところを彫り下げて形を整えます。


けっこう力いりました。

必死チュー!!


撮ってもらった写真見て

改めて思うけど

やっぱり手が、、

クリームパン(笑)

フクフクしとるーチュー


最後は

ヤスリで表面を滑らかにして出来上がり!

箱詰めしてもらってる間に


なんと!

硯の原石を掘り出す坑道へ

連れていってもらいました。

工房から車でさらに山奥へ。


雨の山道、、

結構険しかったーガーン


さらに

川を渡るとのことで

釣り人用の長い長靴を履いて

川を渡ります。。

雨でね

川が

けっこう増水してて怖かったー。

坑道へ。

職人さんのみぞ知る入り口を入ると


うおおおおおーーびっくり!!

硯の原石の坑道!

これだけ同じような石があっても

硯になるのはほんの限られた一部分なんだって。


硯の原石はね

粘板岩!(ねんばんがん)

水の中で粘土や泥が堆積してできた頁岩や泥岩に圧力が加わったもの。

層状に剥がれやすい性質があります。

最近100均やおしゃれ雑貨屋さんなどに置いてる

石のプレート?皿?ありますよね?

スレートと言われてるやつ。

あれです。

坑道近くで硯にならなかった石を拾っていただいて来ました。


うふふラブ石ラブハートラブラブ


この雨畑の石は

雨畑真石といって特別に硯にむいてる

いい石なんだそうですキラキラ


それらしく

箱詰めしていただいて

なんだか高価な

硯みたいねラブ

美しい黒光り!

貴重な体験をありがとうございましたキラキラ


こうしてまたひとつ

石と人とが紡ぐ文化、

物語に触れあうことができましたラブ

感動!!!



でね、

坑道に向かう車で話してたのかな、

山奥のかなり細いくねくね道を車で走ってて

『上から石が落ちてきそうだねー』

って。

道中、かなりの小石の落石の跡がありました。


でね

自然とこんなことを言ってしまった。。

『石が好きだから、このまま落石に挟まれて死ぬのも本望かもラブ(笑)』

石好きの最高の最期ではなかろうか?


『もし私が落石で死んでもそのまま石の下敷きにしておいて』

そのまま、、石に挟まれて化石に、、

珪化木ならぬ珪化人に!?


そして

数万年後の地質学者が

この時代の人類は

クリームパンのような手をしていたのか

クリームパン手人と名付けようクマムシくん


なんて発見してほしいチュー(笑)


、、まぁ、無理か、というか迷惑だなえー(笑)

そんな妄想しつつ

石への愛が深まった夏の思い出。


ありがたきかな。