いろいろな桜の銘木を堪能できる遺跡公園 | 徒然コオロギ庵~旅する似顔絵師~

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一年の半分を旅に過ごす似顔絵師コオロギの日々の雑記。趣味の古墳巡り&地質巡り&車中泊アレコレetc徒然とだらだらと書き尽くします

先週の

桜巡りの旅の続き。


下野薬師寺跡にて

奈良時代の戒壇院寺院を堪能。

薬師寺跡横の畑で作業していた

おじさんおばさんとしばしお話。


『昔はね、この辺も八重桜の並木がずっとあって、たくさん人が来てたんだけど、手入れする人がいなくて駄目になっちゃった』

とのこと。

八重桜ー!

残念。。ガーン

『今は国分寺の方が賑わってるわ』

とのこと。

そう

昔の下野国の国分寺、国分尼寺跡。


今は天平の丘公園として広大な遺跡公園となっております。

下野薬師寺から西へ数キロ。

ちょうど天平の花まつり【←click】もやってるらしい。

道の駅にて情報手に入れてました。


おじさんたちと別れて

天平の丘公園へ。


奈良時代に

聖武天皇が各国67ヶ所に建てる詔を出した

国分寺、国分尼寺。


河内国国分寺

とか

武蔵国国分寺

などなど

昔の国ごとにあります。

この国分寺巡りも密やかなる旅の目的。


20ヶ所くらいは巡ったけど

佐渡島とか対馬、隠岐などなど

なかなか行きづらい場所も。


でも

この下野国分寺は

めっちゃ来てます(笑)

さきたま古墳群が行きつけの古墳なら

この下野国分寺、国分尼寺は

行きつけの国分寺、国分尼寺グッキラキラ

ここも

駐車場タダコインたちだし

埋蔵文化財センターや歴史資料館もあって

たびたび訪れてます。

しかも

古墳まであります。



なんでだろう

ときどき無性に国分寺に会いたくなるのねおねがい

ここは

資料館巡りのついでというよりは

国分寺、国分尼寺に会いたくなる場所。


しかし

春の桜の季節に来るのは初めてー桜


ここの桜の見所は

日本各地の有名な桜の子孫の桜が植えられているというところ!


まず

国分尼寺にある

岐阜県根尾谷薄墨桜桜

デカイ!

本家根尾の薄墨桜は樹齢1500年との伝承が。

なんでも

継体天皇お手植の桜とのこと。

ここは聖武天皇ゆかりの国分尼寺。

天皇繋がりの桜です。

ここのは樹齢どのくらいかしら。

枝を支える柱にも

礎石が。

遺跡公園ならでは?


続いて

埼玉の安行桜の子孫。

寒桜だそうです。


安行は川口市にある植木の栽培で有名な地域。

江戸時代にソメイヨシノの苗木の生産が盛んだったようです。

安行に道の駅があって

ときどき車中泊してます(笑)

朝起きて

たくさんの植木たちに囲まれつつ

トイレへ行くのが

なんとも清清しいというか

気恥ずかしいのね(笑)


そして

西行桜

巨大な枝垂れ桜。

平安末期の歌人西行法師ゆかりの桜

というよりは

西行法師の和歌にちなんで

人目のつくこの場所へ移されたそう。

それにしても

巨大で


桜の下に入るとドームみたいです。

近くにいた小さな子供が

『桜のおうちみたーい桜!』

って。

桜のおうちっていいなぁ!

住みたいわ。


続いて

岩手県盛岡市にある

石割桜の子孫

石を割って生えてきた逞しい桜です。

いつか見に行きたいなぁ!

この木には雪子と名前がついているそうです。


などなど

日本各地の桜の銘木の子孫たちを堪能できる公園です。


花まつりということで

屋台も出てました。



大好きなじゃがバター!

そして

どうしても飲みたくなって

ノンアルコールビールもいただきました生ビール


国分尼寺跡は



こんなにも華やか!

国分寺跡も


桜。

講堂、金堂跡にも桜。

国分寺のシンボル


七重の塔跡。

この七重塔に

お経を写経して納めるそうです。

ます。七重の塔、もとのサイズで復原してくれないかなー(笑)

基壇は

凝灰岩。

栃木県は

大谷石という凝灰岩の石材で有名。


石切場跡は観光名所です!

おすすめスポットです!


耐火性もあり

宇都宮周辺を車で走っていると

大谷石を使った蔵や塀がよく見られます。


そんなこんな

栃木県って

遺跡も桜も石も、、面白いところなのです。


おまけ

天平の丘公園の北側には



現在の国分寺もあります。

ひっそりと桜を楽しめます。