ぢつと手を見る | 徒然コオロギ庵~旅する似顔絵師~

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一年の半分を旅に過ごす似顔絵師コオロギの日々の雑記。趣味の古墳巡り&地質巡り&車中泊アレコレetc徒然とだらだらと書き尽くします

群馬県に続いて、




岩手県読み終わりました。

各都道府県について1冊ずつ解説されてる本。


好きな岩手県ですが、

まだまだ知らないことたくさんねー。


総理大臣出身地が山口に次いで2番目に多いのが岩手県なんだって。

しらなんだー。

原敬とか、、とか、、(笑)



それから、

石川啄木も岩手県出身。


岩手の文学者といえば、

私の中では宮沢賢治が唯一無二だったもんで、

そういえば岩手に行ったら『石川啄木』の名前もチラホラ見た気がするな、、

ってな程度でした。


『一握の砂』

の人ね。



『 いのちなき 砂のかなしさよ さらさらと 握れば指の あひだより落つ 』


っかー(ToT)

せつない。



砂の、かなしさ。


砂は、かなしいのか。


指の間からこぼれ落ちるかなしみ。


いのちなき、かなしみ。


最近は少し気持ちがポジティブになってきたので、

砂にすら命を感じるし、

一粒一粒に地球の歴史、宇宙の歴史が詰まっているロマンを感じる。


イチローさん4000本安打のインタビューで、

『4000本安打を打つには、8000回以上の悔しい思いをしてきた』

ではないけれど、


何億、何兆、それ以上ある砂粒のなかに、

一粒でも自分の信じる可能性があるのなら、

どれだけ時間がかかっても、

その一粒を見つけるため、

なんど指の間から落ちても、

探しだそうと思う。


石川啄木の意図するところとはだいぶかけ離れてるかもたけど、

最近はそんな気分。



もひとつ。

『 はたらけど はたらけど猶 わが生活(くらし) 楽にならざり ぢつと手を見る 』


なー。

描けども描けども、

わが絵は楽にならざり(笑)。


100%納得のいく絵は、まだまだ遠いなぁ。


最近のクセは、

まさに、

『ぢつと手を見る』

これ。


『今日も、この手が、一生懸命絵を描くのだ。

調子はどうだい?

がんばれるかい?』

なんて、

仕事前にじっとみていたりするのね(笑)






指の汚れたこの手が、

いつもがんばってくれてるのだ。



手相は、わりといいらしい。

『成功する手相』とか『社長の手相』とか言われます。


が、

あまりそういうのは目指してないなぁ。


砂一粒見つけるのに必死だもの(笑)



お客様が描いてくれた、

そんな今日のコオロギさん。





うれしいね!



さてさて、

次は何県読もうかなぁ。