言向け和す | 徒然コオロギ庵~旅する似顔絵師~

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一年の半分を旅に過ごす似顔絵師コオロギの日々の雑記。趣味の古墳巡り&地質巡り&車中泊アレコレetc徒然とだらだらと書き尽くします

青春18切符握りしめて東海道線に揺られ揺られ。


読みかけの本、1冊片付いた。


いい言葉が載ってました。


『言向け和す』

ことむけやはす。


相手に言葉を向けることで、相手の魂を和らげること。


ようは、言霊ってことなんだけど。

古事記に出てくる言葉らしい。



普段着に対する晴れ着のように、

七五調の和歌やリズムを持った言葉は『晴れの言葉』で、


特別な力を持っているんだって。



万葉集の大伴家持の大伴氏は代々和歌の名家であり、

軍事を司る家系でもあったそうな。


武力で征すること、

言葉の力で相手を和らげること、


征するということにおいて同じだったらしい。



天皇や上皇によって古今和歌集など勅撰和歌集が編まれたのも、


言葉によって統べるという面もあったらしい。



言葉も使い方次第で魂を和らげたり
荒ぶらせたりできるけども、、






『ことむけやはす』


言葉の持つ力を信じたいねー。


そして、


絵もまたしかり。


魂和らぐ絵を描きたいと、深く思う。








豊橋駅の立ち食いそば屋にて。

てんぷらきしめん。


学生の頃など18切符使うと、

よくここでこれを食べてました。

ひさびさ。


心、和らいだ(´▽`)