白河の関越へんと | 徒然コオロギ庵~旅する似顔絵師~

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一年の半分を旅に過ごす似顔絵師コオロギの日々の雑記。趣味の古墳巡り&地質巡り&車中泊アレコレetc徒然とだらだらと書き尽くします

夏の高校野球準決勝!


ひゃー!!!

まさかの東北勢2校消えた(ToT)

どっちかは残るかなと思ったんたが。


夏の高校野球、

東北からはまだ優勝校が出ていないのだ。


花巻東のアルプス席からのレポートで、

『真紅の優勝旗、白河の関を越えてほしい』

との言葉が。


いにしへの関所、白河の関。

この関所を越えれば『陸奥(みちのく)』、道の奥の土地。


今の栃木と福島の県境。

白河の関跡の石碑や神社が残ってます。


芭蕉も奥の細道で

『白河の関越えんと』

と意を決して関所をこえて陸奥の世界を訪れている。


『卯の花をかざしに関の晴れ着かな 曽良』


同行の曽良さんが白河の関で詠んだ句。


昔は関所を越えるとき、冠を正し、衣を変えたという。
今はそれができないので、せめて卯の花をつけて晴れ着としよう。



いつか真紅の優勝旗という晴れ着を持って、

陸奥の球児たちが白河の関を越えられますように!


少し前に訪れた県境にて。






なかなかの田舎道です。

球児たちが通るのは高速道路か新幹線、はたまた飛行機か。




明日は決勝戦!

たのしみだー!


そして、





入道雲が崩れるように、

夏が一気に終わって行くような気がして、

ちょっと寂しい。ね。



今日負けてしまった日大山形の山形と、この入道雲にちなんだ芭蕉の句。


山形の鶴岡にある月山を見て。



雲の峰 いくつ崩れて 月の山



爽快、壮大な句だね!


わーーーー!

って叫びたくなる!