雪女アイスランド紀行11『レンタカー顛末2』 | 徒然コオロギ庵~旅する似顔絵師~

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一年の半分を旅に過ごす似顔絵師コオロギの日々の雑記。趣味の古墳巡り&地質巡り&車中泊アレコレetc徒然とだらだらと書き尽くします

アイスランドの首都レイキャビク。


ゲストハウスに宿泊。


ジャグジーで暖まり、オーナーのおばちゃんの機転でなんとかレンタカーも借りられそう。



おばちゃんの言うとおりに8時にレンタカーを借りに行くため7時に朝食。



徒然コオロギ庵

こんな絵のあるリビングでモーニング。


THE UNDISCOVERED ICELANDIC RABBIT


ほんまにおるんかいな(笑)



この絵の下にちらっと写っているのはハンドボールのトーナメント表。


なんと!アイスランドはハンドボールが人気スポーツらしい。


意外だね。


高校時代ハンドボール部だった友達、ちょっとうれしそう!



さてさて、朝食も終わりまして、


おばちゃんのレンタカー計画を実行!



8時にリビングに降りていくと、おばちゃんから計画の再確認。



『今すぐここから歩いて5分のレンタカー屋へ行きなさい。


私がその間に電話しておくから。


レンタカーの受付だけして、カギは預けなさい。


カギは隣のバスセンターでツアー終わりに受け取れるように言っておくから!


ツアー終わってから借りたら1日分の代金ですむから!


さぁ!早く行きなさい!荷物は置いておきなさい!さあ!大丈夫!!』



力強くおばちゃんに送り出されゲストハウスを出た。




寒っ!


暗っ!!



ミゾレなのか雪なのかとにかく冷たいものが降っている!


そして、真っ暗!


8時だけど、まだ夜中のよう。



危ない!!滑る!



昨晩降った雪と雨が凍って道路がツルツル!!



レンタカー屋まで下り坂。



そして出勤する車が意外に多い。。



怖い!寒い!暗い!危ない!



アイスランドの早朝の怖さ、身に沁み沁み。



けど急がなきゃ!!



走るに走れず、気持ちだけ走りながら、できる限りの早足でレンタカー屋へ。



ついてみると、、


キョトンとした顔のお姉さんが。



何でこんな早朝に雨に濡れた見慣れないアジア人が?


みたいな顔。



『今、ゲストハウスから電話があったと思うのですが、、、。』



『・・・?』


『レンタカーの受付だけして、カギをバスセンターに預けるという、、、』


『・・・?』



『電話なんてかかってきてないわ』



( ̄□ ̄;)( ̄□ ̄;)


おばちゃーーーーーーーーん!


大丈夫ってーーーーーー!!



というわけで1から説明。



時間無いんだけども。



『う~ん、カギをバスセンターに預けるのは無理です。』



・・・ですよね。



というわけで、


もう時間もないので今すぐ借りることに。



お金より時間!


2日分払うしかないかーーー!



と、受付用紙にいろいろ書き込んだところで、



『あ、、免許証、荷物の中。。』


って!友達がまさかの国際免許証を荷物と一緒にゲストハウスに置いてきてしまった!



今からあの怖い!暗い!寒い!道を往復する時間はない!


『とりあえず日本の免許証を見せてみようか』


と、恐る恐る出してみると、



『OK』


と、何事もなく受付終了。


??


ええの?


日本の免許で?



と、サクサクっと受付終了。


車は置いたままで再びゲストハウスまで戻る。



暗い!寒い!怖い!道を今度は上り坂!



朝の8時からかなりの運動です。


普段の生活からは考えられないなー。。



ゲストハウスに戻る。


おばちゃんが、


『EVERYTHING IS OK??』


って聞いてきたけど、、、全然OKじゃなかったよ。



すると、


おばちゃん急に激怒して!



なんだって!!!!!!


と再びレンタカー屋へ電話。



アイスランド語で猛烈に話している。


営業所直通の電話じゃなかったんだろうなぁ。



そうこうしている間にツアーのお迎えがやってきてしまった。



う~~~ん、すみません、ちょっと待って。


気づけばもう8時40分。




おばちゃん。。もう、車借りちゃったし、もう、いいよ。


ツアーも来たし。



と、オロオロしていると、



ガチャン!!とおばちゃんは勢いよく電話を切って、


『OK!OK!PERFECT!』


って。



ほんまに?何が?


よくわからんけど、おばちゃんが大丈夫っていうなら大丈夫ってことで。


信じよう。うん。



『夜の山道は気をつけなさいね!さあ!行きなさい!』




レイキャビクの静かで美しい街の、かわいらしいゲストハウスの朝は、


あわただしく嵐のように過ぎ去りましたとさ。



つづく。