雪女アイスランド紀行10『レンタカーの顛末1』 | 徒然コオロギ庵~旅する似顔絵師~

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一年の半分を旅に過ごす似顔絵師コオロギの日々の雑記。趣味の古墳巡り&地質巡り&車中泊アレコレetc徒然とだらだらと書き尽くします

アイスランドのノルディックレストラン。

アルコール強めなビールと、温かいエビのスープ、ラムと魚のカツを美味しくいただきながら、

レストランのwifi使ってレンタカーを探してみた。

しかし、

『予約できなくなっている』

(ーー;)


どうやら営業時間を過ぎたらしくWEB予約できない。

うーん。

ゲストハウスにレンタカーのチラシがあったのでおばちゃんに聞いてみよう。

と、ジャグジーに入る前におばちゃんに訳を話した。


『明日、クベラゲルジという街に泊まるので、レイキャビクから移動するのにレンタカーを借りたい。

明日はツアーに参加するので、できればツアーを終わってから借りたい。

ツアー参加の迎えのバスが来るのは8:30、ツアーが終わって帰ってくるのは19:00頃』


おばちゃん、困った顔をしてる。


『ここから歩いて5分のとこにレンタカー屋があるけど、8:00オープンで閉まるのが18:00。』

終わってから借りるのは無理だし、8:00に借りに行って、8:30までに戻ってこれたとしても、

あさっての夜に返すなら2日間借りることになるし、1日分無駄になる。


うーーーん(`へ´*)

と唸りながらおばちゃん考えた!


『よし!明日の朝8:00に私がレンタカー屋へ電話するから、私が訳を話しているうちに、あなたたちはレンタカー屋へ向かいなさい。

カギを受けとると8:00から借りることになるから、受付だけして、カギはレンタカー屋へ預けなさい。

でもツアーが終わってからだと店が閉まっててカギを受け取れないので、カギはレンタカー屋の隣のバスセンターの受付に預けることにさせるわ。

ツアーが終わったらバスセンターの受付でカギを受け取りなさい。大丈夫!』

というような内容を、アイスランド訛りの強い、ロシア語にも聞こえるような巻き舌英語で説明してくれたので、

なんかわかったような、わからないようなキョトン顔の二人。

(・∀・)(・∀・)。


『私の言ってることわかる?理解した?』

と、もう1回説明してくれました。


おばちゃん、丸っこい小さなからだをプリプリ震わせながら身ぶり手振り力説!


うん。おばちゃんが大丈夫というのだから大丈夫なんだろう。


『でもね、』

おばちゃんの話は続く。


『ここからクベラゲルジに向かう道は、とても危険なのよ。』


えっ。(ーー;)(ーー;)

『長い坂をずっと上っていって、そこからは凍ってスリップしやすいクネクネの下り坂。道も暗いし、気を付けて、ゆっくり走りなさいね!ゆっくりでいいから!』


おばちゃん心配そう。


大丈夫だろうか。

地元の人が言う危険、よそ者の我らからしたらどんなに危険か。


ビビる二人。

アイスランドが本気な姿を見せ始めたのだ。


続く。