もしや宮司さんかな?
できればお話を聞いてみたい!
と様子を伺っていると、
2人の参拝客と、白い神主の装束を着た宮司さんが本殿から出てきました。
『こんにちは。』
と宮司さんに声をかけてみた。
『こんにちは。あら、また変わった車だね。』
駐車場に停めてあるテントむしを発見したらしい。
『あれで、大阪から来たんです。』
『へぇー、大阪から!』
『はい。大阪から。あの、、私、大阪から来たんですが、名前が興梠というんです。それで、興梠の名前のふるさとを一度見てみたいなぁと。』
と言うと、
『この辺は興梠さんがいっぱいいますよ。佐藤の次に多い名前です。うちが興梠の一番の元の本家です。昔からの古文書がいっぱいあって、、』
うわっ!
宮司さんが本家なんや!
『もしよかったらお話を聞かせてもらえないでしょうか?興梠という名前について。』
とお願いしてみると、
『はいはい。いいですよ、でも今からお昼御飯なんで、本殿の中で待っていてください。』
って!
はぁーーー!
ふらっと来て、こんなうまいこといくもんかな??
続く。
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