稲穂 | 徒然コオロギ庵~旅する似顔絵師~

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一年の半分を旅に過ごす似顔絵師コオロギの日々の雑記。趣味の古墳巡り&地質巡り&車中泊アレコレetc徒然とだらだらと書き尽くします

今日は寒いね。

冬の足音が聞こえてきた!?

そんななか、まだまだ夏の東北の旅の日記。

続きます。


奥の細道最北端秋田県象潟から南下、

再び山形県の酒田を通って鶴岡あたりから最上川に沿って内陸へ向かいました。

以前、鶴岡や、東北修験道の地、羽黒山を訪れたことがあって、

とてもよかったので今回も寄りたかったのだけど、

時間がたりなくなったので今回はスルー。

いつかまた訪れたい!

白木むき出しの五重塔を拝みたい!


羽黒山に後ろ髪引かれつつ最上川を走る。

まぁ、最上川の美しく、滑らかなこと!


車窓の景色を楽しみたい!

が、

ここでもまた車が飛ばす飛ばす^_^;

道もくねくね曲がりが多いし、運転に集中せねば。


最上川ライン下りもあるみたいだから、ここも今度ゆっくり来よう!


そして、

『五月雨を 集めてはやし 最上川』

をしみじみ感じたいね!



にしても、

新潟、山形、秋田、宮城、岩手、

今年の春、初夏、そして今回の夏と車で旅をして、


『こんなにも田んぼが。。』

広大な田んぼにいつも目を奪われました。


代かき、田植えの風景。

田んぼに長靴を履いた足をつけて、畦道に座っているおばあさん見たなぁ。


初夏の青くてみずみずしい稲穂。

初めて東北を訪れた母が、

『こんなにも田んぼが広がってるねんなぁ』

と感嘆してたな。


そして今回の旅。

稲刈り前の実った稲穂。

日本海に沈む夕日を浴びて黄金色に輝いていました。

これこそが黄金の国ジパング!?


なんて思いました。


弥生時代に始まるとされる稲作、

もともと熱帯の植物の稲が、こんなにも東北の地に広がるまでにどれだけの人々のの思いがあったのだろう。


日本の歴史を動かし、支えてきたのはお米なのかもしれない。


毎日何気なく食べているお米。

この美味しいお米ができるまでに、どれだけの命があったのだろう。


黄金色に輝く稲穂を見て、

感謝の気持ちと、いとおしさと、尊さ、

そして日本人としての誇りを感じて、鳥肌がたちました。


『有難や 雪をかほらす 南谷』

芭蕉が羽黒山で詠んだ句。


自然に対し、有り難いと手を合わす気持ち。

この句を思い出しました。


お米に、そしてお米を作ってきたすべての人々に有り難いという気持ち。

『有る』のが『難しい』くらい有り難いこと。


ちょっと大袈裟かな(笑)


今年の旅は稲穂を感じる旅になったなぁ。

もっといろんな米所を訪れてみたいなぁ!

日本も面白い!



羽黒山と同じく霊山の月山。

その向こうに沈む太陽。

山が影になって夕日が半分に。


有り難い風景。

旅の醍醐味(*^^*)


最上川から天童向かう途中、銀山温泉によりました。

山奥にひっそりと旅館の明かりが灯る風情ある温泉街。


旅館ではなく大衆浴場に。

300円だったかな。


温泉街の大衆浴場あるある。

『熱すぎて入れない』

はい、それです。

300円払って入ったものの、

湯船になんてとても浸かれない熱さ!

風呂桶にすくっては冷やし、身体にかけるのが精一杯(ToT)。

それでも身体は真っ赤っか(笑)


無念。