旅の終わり【アラスカ8】 | 徒然コオロギ庵~旅する似顔絵師~

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一年の半分を旅に過ごす似顔絵師コオロギの日々の雑記。趣味の古墳巡り&地質巡り&車中泊アレコレetc徒然とだらだらと書き尽くします

 

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あっという間のアラスカショートホームステイ3泊4日。


オートミールの朝食や、チキンパイの夕食、

テリー自らしとめたムースの肉のサンドイッチ。


アメリカならではのご馳走。


夜はカードゲームで盛り上がったり、


雪の町の散策。


ホントに温かくもてなしてくれた。


いたれりつくせりの温かい日々。。


【いたれりつくせり】


・・・?

さて、

英語でなんと言うでしょうか??

・・・?

・・・?


思いつかなかったので、

『ビジネスクラス』

ってことにしました。


だって、

ホントにいたれりつくせりなんだもの。あはは。




『次は夏に3人でおいで。サーモン釣りをしよう!』


と、再会を誓う。


テリーの車に揺られて4時間。


アンカレッジの空港に向かう。


別れが淋しいからか、

みんな言葉数が少なく、

それぞれ物思いにふける。


樹氷に覆われた真っ白な林、


氷河や雪に覆われた山々。


せわしなく沈む太陽。


時々姿を現すムース。


全てが静かに冷たく存在している。


穏やかな日々。


帰りたくないわぁ~。


帰りたくないわぁ~。


チラチラと頭をよぎる仕事のこと。


せめてアラスカにいる間は忘れようと、


氷河を眺める。


徒然コオロギ庵



大学で所属していたゼミの教授の専門が氷河地形で、


ヒマラヤにガンガン登っていたらしい。

『南極で冬を越していないものは、地理学者と認めない』

という教授の明言が妙に頭に残っていて、


冬は越せないまでも、

いつか南極に行ってみたいと密かに思っている。


ヒマラヤにガンガン登り、南極で冬を越した教授、


日本アルプスなんか屁でもないらしく、


ゼミ合宿で登った西穂高で、


『あ、カッパ忘れた』


と、折り畳み傘とサンダルで、


雨風霧で視界1mくらいな中を颯爽と歩いていた。


カッコいいわぁ。


『肉は腐りかけ、ご飯はお焦げが一番旨い。』


そんな明言も残している。


私も教授みたいにタフになりたいわぁ。


それか、教授みたいなタフガイに出会いたいわぁ。


そんなことを氷河を見ながら思った。


授業で散々見た氷河の空中写真。。地形図。。



本物が目の前にある。


感動、、


とかではなく、


もっと、、


なんつうか、


有り難い気持ちになる。

手を合わせたくなるような。


氷河は、普通の雪と違って、


神々しい感じがする。

光を帯びている。


空中写真や地形図では判別できなかったけど、


実物を見て、

自分なりの見分け方ができた気がする。


ま、あてにならんけどね。



あっという間にアンカレッジ空港に着き、


強くハグしてお別れ。。


また来るんだろうな。


永遠の分かれという感じが全くしない。


グロリアがおなか空いたら食べなさい、

とムース肉のサンドイッチを持たせてくれた。



ありがたいなぁ。


そんな氷河のように神々しい2人。

そして、

神々しい友達。


ホントにありがとう。



アンカレッジからポートランドに移動。


成田空港行きの飛行機待ち。


5時間。。ながっ(泣)


でも、ビジネスクラス再びイヤッホゥ\(^o^)/



あ、今回のミッション、


『凍ったパンツでシロクマをしとめる』


、、、。


まぁね、


無理よね。



代わりに、


つららでボスをしとめる。

徒然コオロギ庵



ってことで。


ちゃお!