ふとカラオケに行きたくなる時がある。
一人で酒を飲んでる時、仕事がひと段落ついた時、好きな歌を聴いている時、友人たちと盛り上がっている時……など案外行きたくなるときはある。
そしてそれはいつやってくるか分からないし、いつも同じタイミングではない。不意打ちなのだ。
ちなみに今この文章をぬるぬると書いている時も若干行きたいと思っている。早く書き終えて行ってしまえば良いのだが、他にもやらなければならないことが山積みなので行けないのだ。少し残念。
こういうことを考えるとカラオケに限った事ではないが欲求というのは麻薬の症状と似ている。
そんなカラオケが好きな私であるが、友達以外とは行きたくないと思っている。
たとえば合コンや社交である。特に初対面の異性と行く時はテンションは高くなるかもしれないが、モチベーションは下がってしまう。
これには訳がある。しかも共感できる人が多いと勝手に思っている訳が。
私は、メタルが、好きなのだ。
メタル以外にもロックやアニメソングが好きだ。それもわりと頭が悪くなるような、耳がおかしくなるような激しいのが好きだ。
もちろん他の曲も聴く。というか色々と聞く。音楽を聞くこと自体が好きなのだ。
で、だ。結局私が何を言いたいかと言うと、さっきのような場だと歌いたい曲を思うように歌えないのだ。
厚顔無恥になれ、とまでは自分に言わないが、別に気にし過ぎではないかと言われれば何も言い返せない。
けれど歌えないのだ。そこあたりは恥ずかしがり屋だったりする。
曲が激しいのならまだ大丈夫だ。頑張ればなんとか歌える。けれど歌詞に卑猥な言葉や電波な言葉があるような歌は歌おうとは思えない。
仲が良い人と行く時は気分よく歌えた曲も、気乗りしない場だと選曲できない。
これが一時期話題になった「空気を読む」ということなのだろうか。それともただ「気にし過ぎ」なだけなんだろうか。
いつかどんな場でも好きな歌を歌えるようになりたいものだ。