熊本派遣4日目の活動日誌です!


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私たちの班は青少年交流の家で活動しました。
今日の天気は雨☔️でしたが、雨にも負けず、カッパを着て落ち葉拾いと火山礫拾いをしました!

一緒に活動して下さった松山さんは、休憩中にお話しして下さいました。
「阿蘇山の噴火で、この場所のように阿蘇山から離れたところにも大小様々な石ころが飛んできた。」
「その石が飛んでくるタイミングがは予想もつかず、当たったら命をおとす。」
お話を聞いて、身の毛がよだつ思いがしました。

お昼ご飯は、バイキングで、熊本のソウルフード太平燕(たいぴーえん)を食べました

活動が終わり、阿蘇大橋に行きました。
地震で崩壊した阿蘇大橋は、テレビなど報道で見るのとは違い、地震の生々しさを物語っていました。
松山さんは、当時の状況や、今の現場の状況を説明して下さりました。
近くには地震で全壊した家や、被害を受けた建物が残っており、4日目にして地震の被害を直接感じることができました。

(神戸大学医学部1回生 池田光穂)

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私たちの班は、午前中はお世話になっている南阿蘇復興よろず相談室の周辺の片付けと、桜の名所の草刈りを行いました。

午後からは長陽運動公園仮設住宅の集会所で活動をしました。
今回、神戸から持って行ったコーヒー豆や紅茶を使った『神戸カフェ』の他に、足湯とミニコンサートを行いました。
当日はあいにくの雨でしたが、10人近くの方がお越しくださり、コーヒーや足湯を楽しむ中で、さまざなお話をしてくださいました。
最後のミニコンサートでは、目をつぶってギターの音色に耳を澄ましたり、ピアノに合わせて歌ったり、中には目元を拭ってらっしゃる方もいたのが印象的でした。

今回の活動を通して、胸の内に溜めたまま吐きだせずにいる想いがあるということ、私たちのような遠くから来た学生だからこそ話せることもあるのではないかということを感じました。
今後も、1人1人の悩みや悲しみに丁寧に耳を傾けたり、一時でも辛いことを忘れられるような時間を過ごせたりするような活動ができればと思いました。

(神戸大学発達科学部4回生 南響)

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3日目は、西原村の集会所で神戸カフェを開く班と農家民宿を営む農家さんのもとで作業をする班で活動しました!
作業班は更にヤギ小屋の修復チーム3人と椎茸の原木を移動するチーム7人に分かれて作業をしました。



椎茸の原木チームは、原木を軽トラックで運んできて、山の中に有刺鉄線を張った所に、原木を両側から交互に立て掛けていく作業を1日かけて行いました。KontiだけではなくNPO法人日本九援隊の方々やその他のボランティアの方々と一緒に活動させて頂いたので、合計約30名という大人数を活かして、軽トラックから原木をバケツリレーのような形で運びました。
大きい原木はとても重かったりしたのですが、団体関係なく皆で協力して無事全て作業を終えることができました。

休憩中や作業が終わった後、農家さんはボランティアに来てくれたことを涙ぐむまで感謝して下さって、私(角川)は、ああ、しんどかったけど役に立てて良かったな、頑張って良かったなあ、と思いました。人がたくさん集まると大変なことも一瞬で終わったので、人の力は本当に大きいなとも思うとともに、他団体との連携も大切だなと気付かされました。

今回お世話になった方はは1人で牛、椎茸、ブルーベリー畑、野菜などを育てて、民宿も営んでいる方で、震災を受けてからこれからどうしていこうかというところを深く思い詰めているように感じました。そういった方々の心のケアもしていくべきだな、と思いました。

(神戸大学農学部1年生 角川莉央)



農家民宿たわら山をやっているご夫婦の作業のボランティアに行きました。

農家民宿たわら山ではウサギとのふれあいなど、自然に触れることができます。広場にはブランコもありました。しかし、熊本地震によって、広場を囲む金網が壊れるなどのダメージを受けました。今日は、電線を張ったり、壊れてしまった金網を外したりしました。

たわら山は山の中腹にあり、西原村の様子がよくわかりました。金網を外すときに崩れた崖が見えました。また、たわら山の隣の家は被害を受け壊してしまったそうで、玄関の手すりだけが残っていました。ところどころにブルーシートが被せてあって、震災のあとが分かりました。

お世話になったご夫婦は、とても気さくな方で震災のお話をたくさんしてくださいました。震災後1ヶ月は避難所生活をしていたそうで、「食べるものには困らなかった。とてもありがたかった。」とおっしゃっていました。感謝している姿に私も心が暖かくなりました。

(神戸大学医学部1年生 山越理央)



私たち仮設班は、集会場をお借りして、神戸大学カフェを開きました。

午前中は準備をしてから、お宅訪問に回ったりしました。10時から16時まではコーヒーの提供や、ギターの演奏、ピアノの演奏にあわせてみんなで歌を歌ったり、子どもたちと思いっきり遊んだり足湯をしたりと、とても充実した時間を過ごすことができました。

また今日はお散歩中の方や、用事から戻られた方は立ったままでありながら、長い時間貴重なお話をしてくれました。
その中で印象に残ったのは、カフェに来てくださった40代の男性の話です。「震災によって、家がなくなってしまったりしたけれど、その分、全国からボランティアや報道の方が来てくれて、たくさんの人と知り合うことができ、プラスの面も多くあった。」ということです。震災によって受け取るものは10人いれば10人ともそれぞれ違うことを改めて考えさせられました。

そして足湯しながらにおいては1体1で向き合って話すことができて、立ち話ではできないより深い話をすることができ、やってよかったと思えました。
今日の経験はとてもいい経験になりました。

(神戸大学医学部1年生 藤岡真菜)

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午前は西原村の仮設住宅を戸別に訪問して、3/12に行うイベントの告知をしながら、住民の方とお話をしました。

ある方とは、家族の話や熊本弁の話で盛り上がりながらも、ところどころで復興への不安や仮設生活での不満をぽろっとおっしゃっていました。

私達には、住民の方の不安や不満を今すぐ解決したりすることはできないかもしれません。しかし、コミュニケーションを通して楽しい気持ちを共有したり、ネガティブな思いを吐き出してもらって、その思いをしっかりと受け止めることはできると考えています。
今自分にできる最善を常に問い続けながら活動していきます。

(神戸大学経営学部1年生 御手洗剛)

今日は昨日に引き続き、西原村の古閑地区へ行き、納屋の解体をしました。

昨日は作業に夢中になってしまい、現地の方と話す時間があまり取れなかったのですが、今日は、昨日の反省を活かして、休憩時間や一緒に作業をしていた時間を利用して、現地の状況やこれからについてたくさんのことをお話していただきました。

現地の人の力だけではできないところを私たちが手伝い、現地の人でできることは現地の人に行ってもらいと、一見みんなそれぞれが自分のことを行なっていたようには見えましたが、納屋の解体という面では一体となって作業ができていたので、私としては満足だったように思います。途中、あらゆる機械や金具を使っていたので、なによりも誰1人怪我なく終えられたことが良かったです。



午後からはこぐま会議に参加しました。現地の大学の方のお話を通じて、神戸では聞けない現地の大学の方々のボランティア活動を直接聞くことができました。と同時に、団体で参加していることで、いろいろな方のボランティアについての考え方を共有することができ、なんとなく楽しさを感じました。このようにお互いの意見を交換し合う仲間がいることが素敵だと思いました。

明日からの活動も頑張りたいです。

(神戸大学医学部1回生 村松佳奈)

午後は、様々な形で熊本の支援をされている九州の学生さん達と、支援やボランティアそのものに関して意見交換をする「こぐま会議」を行いました!

被災地を訪れてフリーペーパーを作った学生さんや、実際に避難所の運営をされていた学生さん、個人的に熊本に支援に行かれている方など、色々な支援をされている方のお話を聞いたあと、一人一人が感じたことや、疑問に思ったことを沢山話し合いました。

色んなことを話し合う中で、必要な支援からボランティアをする意義そのものまで、一人一人が非常にためになる気づきを得ることができました。

今後も九州の学生さんと協力し合って支援が出来れば良いなと思います!

(神戸大学国際文化学部4年生 斉藤理紗)


1日目は3つの班に分かれ、西原村の古閑地区・国立阿蘇青少年交流の家・阿蘇YMCAキャンプ施設で活動を行いました!



西原村の古閑地区に行って納屋の解体をしました。

初めて作業をしたのですが、予想はしていたものの、実際に作業をしてみると、力が必要な上に、時間がかかる作業でした。そのこともあり、現地の方とコミュニケーションをあまりとることができませんでした。作業をしていると夢中になってしまい、今日の活動の最後まで私たちが納屋の解体をした理由を明確にわからないまましていました。

しかし、その中でも震災・土砂災害のことや、現在の西原村の状況を教えてくださり、私たちの活動に感謝して頂けたのは嬉しかったです。幸いなことに、明日も同じ場所に行って作業を継続させて頂くことになったので、明日は今日の良かったことを続けて、反省点は改善できるようにしようと思います。特に現地の方とはささやかな一言から会話が始まるはずなので、現地の方と会話をしながら作業を行えるようにしたいです。

(神戸大学医学部1年生 佐藤七星)

午前11時から午後3時半まで国立阿蘇青少年交流の家で、キャンプ場の落ち葉拾いと火山灰で汚れたテントの清掃、炊事場の火山灰の除去作業を行いました。

阿蘇山が噴火したのは去年の9月ですので、それから5カ月は経過していますが、人手が足りていないところはまだ清掃作業が必要となる場所もあるのだなぁと思いました。また、観光業が盛んな熊本県にとって、観光の際に利用できる施設を整えることは復興に繋がる大切な作業であることも感じました。

途中、施設の方から差し入れとしてもらったさつまいもでつくった焼き芋を、皆で食べました。とっても美味しかったです。

今回は学生だけでの作業が中心となってしまい、地域の方たちとコミュニケーションをとることがあまりできなかったので、明日はそうした機会をつくることができればいいなと思います。

(神戸大学医学部1年生 大石葉月)



阿蘇YMCAが運営するキャンプ施設での活動を行いました。

入り口の道がかなりぼこぼこしていたので、砂利をしいて道具で慣らして、平坦にする作業をひたすら続けていました。また、道に落ちている枯れ葉を広い、焚き火を起こして焼却しました。

YMCA職員がローラーで道を砂利を踏み固めている間、脇にある水路にたまった瓦礫の撤去を行いました。

昼は施設の方がカレーを振る舞ってくれました。(美味しかったけど画像がないのが残念です)

全員がてきぱき動き、スムーズに作業が行えたので、かなり広い範囲の道を舗装することができました。

(大阪国際大学4年生 島岡雅宗)


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2日目はお宅の戸別訪問を行いました。
私が回った地区では、ほとんどのご家庭が仮設住宅に移られており、地区に残られた方々が寂しい思いをしているというお話を聞きました。もともとこの地区の皆さんは世代を問わず仲が良かったそうで、地震後も月一回の集会の際には仮設住宅へ高齢の方をお迎えに行き、一緒に食事やカラオケを楽しまれているということでした。
どのお宅の方も、すてきな趣味の話やご近所さんとの付き合いの話をいきいきと話してくださり、とても魅力的なところだと感じました。
ただ、今後もこの地区に残るか別の場所へ移転するかは各ご家庭によるそうです。
たとえ住む場所が離れてしまってもこの素敵なコミュニティが続くことを願うとともに、私たちもそのお手伝いをしていきたいと思いました。
住宅の解体は徐々に進みつつあるものの、今後の住宅再建やコミュニティ再編の問題が依然として残されています。住民の皆さんの温かさに触れ、地域の魅力を知り、ますます復興に向けて尽力していきたいと思うようになった2日目でした。
(国際文化学部2年 深田藍)


熊本に行くのは今回が初めてでした。
以前、震災後の東北に行った時にも感じましたが、やはり被災地の状況は現地に行って初めて他人事ではないものとして実感することができると思いました。
今日は西原村の1地区の戸別訪問をしました。
多くの家が倒壊している光景を初めて目の当たりにして、改めて熊本地震の大きさや、大地震は本当にいつ起きるかがわからないから常に備えが必要であるということを痛感しました。
戸訪の後、地元の方に資材置き場の整理をお手伝いさせていただきました。
資材が重く、ご年配の方々には大変な労働だろうと思いました。
終わった後、おかげで新年は休める、と言っていただけてとても嬉しかったです。
(国際文化学部2年 角崎奈央)