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午前中は益城町を見学しました。
熊本地震から既に約8ヶ月が経過しており、また土曜にもかかわらず工事を行っている方もたくさんいらっしゃいましたが、傾いたままの電柱や解体されていないままの家なども多く目立ちました。
僕はKontiの派遣に参加するのも、災害により大きな被害を受けて間もない土地を訪れるのも初めての経験で、被害の大きさに衝撃を受けたました。
 午後は西原村にある被害を受けたお家の片付けのお手伝いをしました。お家の目の前にテントを立て、家から家財道具をそのテントに移動させる作業をしました。
お家の方から被害の深刻さ、辛さなどを直接うかがい、目の前に広がる崩れた森林などの風景を観ると、微力ながらでもできることを人々のためにしたい、こういった活動はこれからも継続し続けるべきだなと強く感じました。
(発達科学部1年 塩山泰誠)


 今日は午後、西原村で解体前家屋の片付けを行いました。家主の方からは、築3年のまだ新しい家を解体しなければならない話や、阪神淡路大震災と熊本地震のどちらも経験した話などを聞きました。
その方は終始明るく振る舞おうとされておられましたが、話の節々からは家を失うことやどうしようもない自然の脅威に対するぶつけようのない悲しみや怒りを感じました。
熊本全体の復興がすみやかに進むことはもちろん大切ですが、一人ひとりの感情に対しても、真摯にかつ継続的に向き合い、被災された方の痛みを取り除いていく必要があると感じました。
私達だからこそできるアプローチを通して、少しでも力になりたいと強く思いました。
(経営学部1年 御手洗剛)
こんにちは。
第3次熊本派遣4日目(9/18)の活動報告をいたします。

最終日の今回は、西原村のコミュニティセンターと仮設住宅で活動を行いました。以下、各班からの報告です。

【高遊コミュニティセンター】
最終日には、西原村の高遊コミュニティセンターで足湯と工作のイベントを行いました。雨で足元が悪い中、子供からお年寄りまで幅広い年代の方が来てくださりました。
足湯を通じて被災者の方と一対一でコミュニケーションをとることで、身体が温まるだけでなく心のケアにも繋がるそうです。最後には笑顔で、「気持ち良かった。また来てね。」と言っていただき、この活動を継続して行うことの意義を改めて感じました。(堂本)

【仮設住宅】
西原村の仮設住宅の集会所で、足湯とメンバーによるバイオリン・フルート・傘まわしのミニコンサートを行いました。
土砂降りのなか来てくださったたくさんの住民の方々。足湯に浸かり、ゆったりと楽しく過ごされる様子に、私たちもすごく幸せな気持ちになりました。コンサートでは、川の流れのように、情熱大陸など馴染みの曲や、鮮やかな傘まわしの芸で楽しんでくださっている様子でした。
仮設での生活は、広さや近所付き合いなど、苦労する面が多いという声がよく聞かれました。今後もこうしたイベントをたくさん企画し、笑顔になってもらいたいな、と感じました!(成富)


以上、各班からの活動報告でした。

また、4日間の活動を終え9/19の早朝には無事神戸に戻ってくることができました。
今回の派遣を通して少しでも熊本の皆さんの力になれたなら幸いです。
参加したメンバーにとってもたくさん学びのある派遣になったと思います。

本当にありがとうございました。


神戸大学 国際文化学部3年 井上佳奈子






こんにちは。
3日目(9/17)の活動報告です。
本日は3種類の活動を行いました。
以下、それぞれの班から活動内容をお伝えします。


【斜面補強】
今日は朝から石垣が崩れた斜面にブルーシートをはるボランティアをしました。
斜面に張ったブルーシートを土嚢で固定し、これ以上斜面が侵食されないようにしました。
家主さんと一緒に作業をして、震災の話から日常の話のような幅広い話を聞けて非常に貴重な時間になりました。
無事午前中には作業を終えることができ、家主さんの安心した笑顔が見れて、やってよかったなという気持ちが湧いてきました。(我那覇)



【阿蘇市 片付け、家具の運び出し】
本日の午前中は1日目と同じ作業を行いました。一度家を壊して建て直すために、被災された方の家から家具を全て家の外に出す作業です。
10人以上のメンバーで1つの家の中にある家具を運び出したのですが、そこで痛感したのは「圧倒的人員不足」でした。家具の数が物凄く多く、また大変重いので、とても1家庭だけでできる作業ではないと感じました。
こういった問題をかかえた家庭がまだまだあると思うと、全く人手が足りていない状態で、まだまだ日本全国の人々の手が必要だと感じました。(高階)


【イチゴ農園】
熊本の農家さんの元で、地震で倒れた鉢から土を撤去する作業をお手伝いさせていただきました。震災が原因で離農される方もいらっしゃる中、農業を続けていらっしゃる方のサポートが出来たことを嬉しく思います。その際に感謝の言葉、そして、また熊本に来てくださいという言葉をいただき、今回限りで活動を終えるのではなく、持続的に活動していくことの重要性を感じたと共に、そのように思ってくださる熊本の方と今後も関わっていけたらと思います。(坂本)


以上、活動報告でした。
夜のMTではメンバーそれぞれいろんな視点から考えたことを話し合い、お互いに深め合うことでより良い活動につなげていくことを目指しています。

引き続き最終日の報告もご覧いただけたら幸いです。

神戸大学 国際文化学部 3年 井上佳奈子

こんにちは。
2日目(9/16)の活動報告です。
午前中は西原村にて戸訪、DOGYANというフリーペーパーをお配りしました。午後は熊本県立大学にて意見交換会をしました。以下、活動報告です。

【午前・フリーペーパーDOGYAN配り】
二日目、西原村の高遊地区では、各ご家庭を訪問して、「DOGYAN」という地元フリーペーパーと18日のイベントのご案内を配布させていただきました。
18日のイベントでは、足湯と工作をする予定で、子供からお年寄りまで幅広い年代の方に来ていただければ、とご案内しました。
高遊地区は、新興住宅が多い地区でした。地震によって外から見ても分かるほどの被害をうけた建物は少ない印象でした。しかし、お話を聞いていると、建物の中で、回復に人手を必要とする被害をうけたご家庭も多くありました。今後、個々のボランティアニーズを拾うことが大切なんだと感じました。(前田)



【午後・熊本県立大学にて意見交換会】
2日目の午後は熊本県立大学の学生との意見交流会に参加しました。当時最前線で、避難所運営を行っていた県立大の学生、休学をして地元西原村で活動を行っている神大生の話を聞き、テレビでは伝わらない生の現状や当時の様子を話していただきました。ゼロベースでの避難所設立・運営の中で特に重要だと感じたことが人的ネットワークと、寄り添う意識を持つこと。また学生ならでは強みであるSNSの活用と気軽さが実際の現場ではとても役に立つことを教えてもらいました。後半のディスカッションでは、お互い想い想いのテーマに沿って話し合い、無事、「九州こぐま会議」は終了しました!距離に関係なく、または遠方だからこそ出来る関係性で持続的につき合っていきたいと強く思います。(横山)


活動報告は以上です。
引き続き更新していきますので是非ご覧ください。

神戸大学国際文化学部 3年 井上佳奈子







こんにちは。
私たちKontiは9/15の早朝に熊本に到着し、活動をスタートしました。
第1日目は西原村と阿蘇市に分かれて活動いたしましたので報告いたします。

【西原村A】
初日は、西原村にある赤札の家で建て直しの為、古くなった壁のモルテルと石膏ボードを剥がして分別する作業を行いました。
初日を通して一番印象に残ったのは、「東北の方がインパクトが大きな災害だったけど、西原村の被害も悲惨なことを知ってほしい。」という現地の方のお言葉でした。5か月経ってもまだ倒壊家屋は多く、文字だけでなく写真で視覚的に伝えていく必要性を感じました。(横山)

【西原村B】
午前中は被災されたお宅を訪問し、家の修繕の際に出た壁の廃材を分別する作業のお手伝いをし、午後はさらに2班に分かれました。
私たちは移動し、「西原村木もくプロジェクト」の方と合流、その後木材を用いて仮設住宅で使っていただけるような棚づくりをしました。
現在仮設住宅では棚や踏み台が必要だという声が多く、木もくプロジェクトは仮設住宅にお住まいの方々が自分たちで作れるように定期的にワークショップを行っています。ワークショップを行うことにより、仮設住宅にお住まいの方々同士がコミュニケーションをとれる時間が増えるので、孤立化を少しでも防ぐことができます。
今後も被害に遭われた方々が抱えている問題、ニーズにしっかり向き合っていきたいと思います。(恵美)

【阿蘇市A】
今日は一日かけて解体前の家の片づけを行いました。家具や布団、畳を外に出し、トラックに積み込み、がれき集積場に持って行きました。過酷な肉体労働や暑さ、疲労が重なり、途中辛くなることもありましたが、手を休めず復興作業を続ける地元の方やボランティアの方の姿を見て、自分は誰のために熊本に来たのか?という問いに向き合わされ、それからは必死に家の片づけを行いました。結局今日片付け終えたのは一軒だけで、自分達の微力さを感じましたが、今自分にできる最善を尽くすことが熊本のために何か力になると信じ、明日からも全力で活動していきます。(御手洗)

【阿蘇市B】
阿蘇市では、被災家屋の片付けのお手伝いをしました。全てのごみを分別し、トラックに乗せて集積所まで運ぶ作業でした。
目に見えて倒壊している家屋でなくても、家の中はとても暮らしていける状態ではないというような家屋も多いのだと痛感しました。
分別するのはとても大変で、途方も無い作業のような気がしました。
「震災は他人事ではないと学んだ」という家主さんの言葉を忘れずに心に留めておきたいです。(金城)

各班の報告は以上です。

4日間現地で精一杯学び考えながら活動していきます。
また続けて活動内容を報告していきますので
是非ご覧ください。

神戸大学 国際文化学部3年   井上佳奈子