【ASDはコミュニケーションが苦手】の本当の意味 | 学びのコンサルタントCAB

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よくネットの記事や発達障害に関する本を読んでいると

ASDはコミュニケーションが苦手

とあります。

 

勉強し始めの人や発達障害などの分野に出会ったばかりの人は

 

ちょっと会話が噛み合わないのかなー

「あっ」とか「えっと」とかが多いのかなー

目を見れないかなー

皮肉が通じないのかなー

 

など思いがちです(なんなら、そのように書いてあることもあるし、正しいです)

 

はっきり言って、教育現場で見たきたのは、そんな次元ではなかったです。

 

いくつか例を挙げると

 

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「やる気がないなら、出て行け」と言われ、出ていく

「自分ではやる気を測る方法を知らなかったから、わからなくて出て行った」

 

 

「ノートとワーク、先生の代わりに集めておいてくれないか?」

「僕は先生じゃないので無理です」

 

 

「ごめん、聞こえなかったからもう一度言ってくれる?」

「だから!!!!〜なんです!!!」と叫ぶ&怒鳴る

 

 

「先生、〜ってどういう意味ですか?」

「〜だよ」

「・・・・」

(ありがとうございますもなく去っていく)

 

 

 

道徳の授業中に

「この人は、冤罪で逮捕されました。みなさんはどう思いますか?」

「犯罪者(逮捕されたから)」

 

 

 

「今の言い方は、とても失礼だと思うよ。もっと〜」

「わかりました。〜(言い直す)」

と話している途中に食い気味で話し始める

 

 

「先生、ノートと教科書忘れました」

「〜さん、先生お仕事中なんだけど、、、、」

「・・・・。はい!ノートと教科書忘れました」

 

 

お説教中

だらっと座っている生徒に対して

「なんだその態度は!!!反省しているのか!!!?」

「・・・?はい、反省してます」(だらっと座ったまま)

 

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ASDはコミュニケーションが苦手

の「苦手」はこのレベルです

 

 

お母さんお父さんだけでは、対応できないはずです

学校だけでは対応できない(がっつり説教が入るだけで改善しない)はずです

 

大人全員で囲み、大人全員で話し合いを重ね、計画を立て、関わり、2〜3年ほどかけて改善していく問題です。

もちろん、私一人で関わっても変わるはずがないです。

それぐらい「コミュニケーションが苦手」なんです。

 

 

なので、私がどうにかします!ではなく、「お手伝いします」になるんです。

お父様お母様にも「教育」に参加してもらうことが大前提のお仕事をしています。

 

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