eating memorial } 私の摂食障害回復期 | maro's diary

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私の今までの人生で経験した事やこれからの事を記録として残してシェアをしたいと思います





eating memorial
今回は「私の摂食障害回復期」について


回復期から既に2年程の月日が経ち
鮮明な記憶ではありませんが
あの時に綴った言葉や覚えている出来事
つまんでシェアしたいと思います










回復を決めたキッカケ



私はとにかく洋服が好きでスタイリングが趣味です


好きなように洋服を着る=美しい事が前提
という誤認識があって
ダイエッターになり摂食障害になりました


(社会問題でもあるルッキズム思想もあります)



摂食障害になったら後戻りができない状態で
自分が病気という自覚も持てず
どう生きるか?より、どう痩せているか?
それが重要になっていました



ある時から、自分の姿を見て
「こんな自分では自由に楽しむ事ができない」
そう思い気付きました


痩せこけた骨張った体をカバーする洋服しか選べず
自分が本来望んでいた「おしゃれ」が出来ずにいました



最初はそんな理由から
摂食障害を克服しようと決意しました






回復期 初期の葛藤と心の変化




回復を見据えて少し行動に移した段階で
(許可食を食べるなど)
次第に、痩せへの執着心に気付きます


こんなに怖いんだ、不安なんだ、と知りました


そこで、この「執着心」を抱えたままでは
いつまでも食べる事ができないと気付きます



どうして、痩せていたいのか?
自分の痩せへの執着心に自問していきます



痩せていたい理由を紐解いていくと
なんとなく答えが見えてくるのです




好きな洋服が着たい / 楽しみたい
↪️ 自分の好きを表現する自信


好きを表現する自信 / 他人からの評価
↪️ 人の目や他人の評価を気にする自分
(痩せ意識もそこからやってきている)


他人からの評価はどうして気になるか?
↪️ 自分に自信がないから

自分に自信がないのは何故なのか?
↪️ 受け入れる気持ちを知らなかった




このように、一つ一つ自問自答をして
最終的に自分自身を受け入れる事を
それまでの人生でしてこなかった事が分かりました



ありのままの自分像
好きなように生きる意味の履き違えにより
私らしい生き方は
他人の枠組みや他人からのフィルターを通して
"私らしい" を生きていました





ここで一つお伝えしたい回復した私からの気持ち




履き違えてしまった、間違った認識をした
それは一つの「失敗」であって
そこから学ぶ事は沢山あります

だから、自分を責めない事が大切だと思います


社会問題であるルッキズム思想の世の中だったり
周囲の環境によって
自分の自信を剥奪されて、自分を疑う事もあります



読んでくださっている方々も
同じように摂食障害になった訳です
(理由は違うかもしれませんが)


「私だけ」が間違っているのではないし
そもそも「正解や不正解」はありません


摂食障害になったからこそ、自分の生き辛さに
気付く事ができたんだと思ってあげて欲しいです





回復期 初期〜回復過食期までの過程



回復期 当初の目標
拒食症を治すだけ


過食嘔吐+拒食症を患っていた私ですが
最初は「何も食べない」事を辞める事
なので、許可食(食べられるもの)を食べるだけでした


ゼロカロリーのものやサラダだけです


栄養はありませんが
「食べる」という行為に意味があります


決断して行動に移して一口食べる事が凄いことです
そしてその一連の動作に慣れる事です


次第に許可食を食べる時間や食べ物の範囲を広げます


昼食のみ食事を摂っていた
↪️ 朝も少し食べてみる
↪️ 夜も少し食べてみる

サラダやゼロカロリーのものだけ
↪️ お肉を食べてみよう
↪️ プロテインバーを食べてみよう



この時点で「食べてみたい」と思っていたのは
少しずつ体が栄養を吸収して
活発的になり「食欲」が湧いてくる
回復過食期の前兆だと思います



回復過食期のメカニズムはこちらを読んで下さい







そうして、食べる時間や量や質を広げていきながら
私は夜は必ず過食嘔吐をしていました


理由は「癖」のようになっていたのです
辞め方が分からなかった
ルーティーン化していた
当たり前を手放す恐怖に近い気持ちでした



でも、日中は頑張ってご飯を食べているのに
夜に詰め込んで吐き出す行為って
「私に必要かな?」と思えるようになったんです



それは、食べる事で元気になってきた体
頑張って食べている自分の心が抱かせた感情でした



必要ないし、辛いだけだから辞めた方が楽だ
そう思いました

母に過食嘔吐をする前に
「今日で最後にする、明日からもう辞める」
と、宣言したのを覚えています



次の日の夜、母と2人で飲みに出掛けました
5/13 忘れません
久しぶりに夜ご飯を2人で美味しく食べた日です


そこから、過食嘔吐も克服する事ができました


過食嘔吐もなくなり拒食症も頑張って闘っていくうちに
あれも、これも食べたい→ だけど怖い
そんな気持ちに葛藤するようになりました


いつまで食べたら元気になれるの?
毎食、恐怖や不安と闘っていた私は疲労していました




手っ取り早く、最速最短で回復する方法を学びます
回復過食期に頼る事です

これを回復過食期のメカニズムと呼んでいます


やり方
朝ごはん+おやつ
昼ごはん+おやつ
夜ごはん+おやつ

3食の間に間食を挟む食のリズムです



最初は過食期だから過食していいよ
なんて言われても
怖いし不安だしって悩んで食べられませんでした

だからこのリズムに則って
自分が好きなものを食べていいよって思ってあげる事
美味しく食べる事ができました




次第に
おやつが一つでは足りないなあ
ご飯をもっと食べたい
そんな「体からのサイン」が「食欲」になって
もっと栄養を欲するようになりました


ここで、数字の囚われや容姿への執着などに縛られて
その欲求を抑制、我慢すると
反動で更なる過食欲を呼ぶことになります


本来の目的は「回復する事」です


私のモットー
回復過食期を早く終わらせる為に過食する


カロリーや体重やご飯のg数や回数や質
どれも取っ払う事にしました

それを受け入れる気持ちの練習も重ねて行います


例えば
マクドナルドのバーガーを1つでなく
2つ食べる事を楽しむ気持ちを持つ

「私、二つも食べれてラッキー」の気持ち








これが回復過食期の始まりでした
ここまでに、1ヶ月弱くらい掛かりました



人によってペースは異なります
早ければ早いほど良いという訳でもありません
自分のできる範囲からで大丈夫です







回復過食期と生理回復までの過程




回復過食期に量や質は関係ありません
好きなものを好きだけど食べる事です



体の為の行動とも捉えられますが
「心の練習」でもあります
ここが重要かと思います



回復過食期でありながら
痩せを意識して無意識にも制限をしたり
マイルールに則っていると
いつまでもその癖から抜け出せません


割り切る、乗り越える必要があると思います


痩せへの執着に邪魔をされるようなら
先程書いたように自問自答してください
私はそうやって乗り越えました




回復過食期の葛藤はいつまで続くの?でした
結論、波のような感覚で収まります


生理回復は回復の一つの目標にもなりますが
摂食障害は「心の病気」です
私は生理回復は通過点と捉えています



生理回復=健康体 ではありません


生理はメカニズムを持ってサイクルをする
月に決まった時期に生理が来る
「継続」があって「健康」といえます


生理がきたからといって
食べる量をコントロールするようでは
痩せを手放せない状態であり
また、過食を呼ぶ行為ともいえます


生理がきたから、体重が標準になったから
BMIがいくつだとか
そんな事は関係なしに心にフォーカスしました




生理回復してから、徐々に過食欲は消えます
なので体重が戻り体型も戻り
一見、健康で日常を取り戻したと思えても
過食欲は残っていました



継続するためのエネルギーが必要だからです




次第に落ち着くので
ここで「我慢」「制御」「罪悪感」を持つと
過食」のサイクルになります


(痩せ意識の定着が摂食障害の症状です)



とにかく、心が満たされる事が大切です
その感覚は自分で掴んでいくしかありません


私の満たし方は私にしか表現できないので
皆さんなりの心の満足を
探っていく過程や頑張りが回復に繋がると思います





これが、回復期の私のmemorialです👙