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私の今までの人生で経験した事やこれからの事を記録として残してシェアをしたいと思います







eating memorial

[痩せと摂食障害のメカニズム]




摂食障害を発症して回復期を経た私の記録
誰かの考え方の選択肢としてシェアします




参考程度に読んで頂ければと思います












痩せのメカニズム




拒食症や過食嘔吐などで低体重の体
栄養がない飢餓状態です



体は見た目だけではなく
内側にある、筋肉、骨、血、臓器など
生きる為に動き続けているんです



栄養やカロリーというのは
生きる為、動き続ける為のガソリンです




体は毎日、届けられる栄養を上手く回しながら
体を健康に保ちます



一定の栄養が届けらないと体が危険を察知すると
勝手に「貯蓄」しようと働きます
エネルギーを取っておこうとするのです



それが「代謝の低下」となります



ある人は代謝の低下により
食事量を少なくしても体重が増加したり
運動の効果が得られない人もいます


上手く機能できない状態にあるという事です




体重の減少、低体重の場合
体の中はどうなっているのでしょうか?



見た目の変化として「痩せる」
それは脂肪や筋肉や骨などから栄養を回して
大切な臓器への働きとなるよう機能します


その為、体が小さくなっていくメカニズムです



それぞれの体の役割も機能低下していきます
脳も臓器の一部です
 


脳が萎縮します、小さくなります



私は小学校3年生と同じ脳と診断されました
思考力、集中力、判断力などが鈍ります
(低体重:27kg時)


それ故に「摂食障害が加速」します
視野が狭くなっているのは体の症状とも言えます
一度決めたルールに固執するのもその一つです



また、心の乱れというのは
ホルモンバランスの低下により起こります



体の調子が悪ければ
日常生活の順位が一転して
心の乱れに繋がります



心の問題でもあり、体の機能の低下の問題でもある
それが飢餓状態であり、痩せの終着点です






この時点で、本人に自覚が無い事がほとんどです




BMIや体重などの指標となる数字
食べ物のカロリーや成分などの表記

そして鏡に映る自分の見た目


可視化できるものが正しく安全であると思うのは
ごく自然な感情ではあります





ですが生きる上で必要な食を敷いてまで
削ぎ落とす事の方が重要であると思う心
それは摂食障害のサインです

 


体の内側の事について正しい知識を学ぶ事
回復期の過程で重要だと思います




私は摂食障害だという自覚はありましたが
日常生活において優先順位を保ち
学校やアルバイト、遊ぶ事を優先できていた時
過食嘔吐を辞める選択肢はありませんでした



悪化する、とも思っていませんでした



ですが、学校に行かない時間やアルバイトが無い日
遊びに行く予定も無い日はあります
日の単位でなく時間の単位でもそうです


何もしない時間に何をするか?



飢餓状態である体は栄養を必要としているので
「食べたい」という食欲になってサインを出します


「必要」であるから「食欲」になります



何もしない時間は食に囚われていました
体の危険信号より痩せへの執着を守る為に
私は過食嘔吐という選択をしていました



体は変わらず飢餓状態になり
過食欲も次第に増すばかりです




いつしか、食べて吐いての繰り返しになり
それが悪化という現象で
いつしか、日常生活の順位まで食に支配されました





回復期のメカニズム



飢餓状態の体に栄養が届けられるようになると
体は様々な反応を起こします


私が実際に経験した体の症状について



浮腫


低タンパク質の状態で起こる現象ですが
いきなり体に栄養が届けられると驚いて
代謝が上手くできないのも浮腫の理由です



これは顔からつま先まで腫れ上がりました
顔はパンパンで目が開かない状態
足は張り裂けそうなくらいに腫れて歩けない


浮腫が落ち着くまでは3ヶ月かかります
体には細胞が生まれ変わるターンがあります
なので、落ち着くまでには時間がかかります


焦らなくても、自然と治ります


ですが日常生活に支障が出るので
内科に受診したのですが
利尿剤などを処方してもらうしか方法がなく
利尿剤も乱用の危険性を伴います


私が利尿剤を飲んだ結果としては
トイレの回数が増えて余計に大変でした


自然と治るものなので
利尿剤を飲むほどでもないかと思いました





睡眠障害


脳の萎縮により眠りが浅くなったり
睡眠に必要なカロリーの不足で起こります





便秘、腹部膨張


食べ物を消化する機能の低下で起こる現象です
便秘薬などは依存性もあるので
私はツムラという漢方を飲んでおりました


空腹感を感じない

これは回復過食期に満腹感がない
or
持続した満腹感が得られない



これらは、体の栄養が足りないから起こる現象

 

先程書いた通りに
内側からの修復にカロリーを使うので
体重増加や見た目の変化は二の次です

 

一旦は浮腫や便などで増えた体重も
骨や筋肉になるには時間とカロリーが必要です
  



これらの体の副反応は
食べて健康になれば元通りになる事です

ですが、日常生活に支障がある場合は
薬や漢方で対処できます
我慢せずお医者さんに診てもらうのも
考え方の一つです





続く