前回は、箕輪西小の学校見学や物件を見に行ったところまで




学校見学の2日目は、伊那小と伊那西小です。

朝9:30伊那小で学校見学の支援員の先生と待ち合わせ。

はじめに見学者用の部屋で、伊那市の概要、伊那小の学校だより、給食や学童について、学校以外の子供の支援活動、物件情報などいくつか資料をいただき説明を受けました。

移住して伊那小に子供を通わせていらっしゃる方々のアンケート回答をまとめた資料は、とても参考となりました。

12ページの資料でしたが、いくつか簡単にご紹介します。


●伊那市に移住してよかったこと

・自然環境がよく、地域の方々が優しい


●移住してお子さんが変わってきたと思われること

・以前より自分の意見を言ったり、自分の思いで行動する

・優しいお子さんが多く、影響をうけている

・学校が楽しそう、学校に自らすすんで行くようになった

・「こうしないといけない!」という意識が少なくなり、のびのび自由にしている


●移住で困ったこと

・伊那小学区内に賃貸物件が少なく選択肢が少なかった


●これから移住する方々への助言

・大きな決断が必要となるが、是非動いてみてください

・伊那小も公立校なので、いい意味で理想を求めすぎないように

・小学校が子どもに合うかどうか、もし合わなくても他の小学校も選ぶことがてきる

・引越で環境が変わるのは大変なこともあるが、先輩移住者がたくさんいるのも伊那小の良いところ



やはり、自分達の意思で移住を決めるのは大きな決断ですが、先にその経験をされている方々の移住して良かったことや子どもの良い変化、背中を押してもらえる言葉は後押しになりました。


2023年度は30名程の児童が移住によって伊那小に入学・転入されたとのこと。多いですびっくりマーク


公立の小学校なので、先生の異動があり、長野県は県内全域に異動の可能性がある。伊那小で担任を持ちたくて教員になったという先生もいれば、異動先が伊那小になってしまった…と思う先生もいる。もちろん新卒の先生が担任になることもある。

ただ、クラスの活動は担任1人が独断で進めるのではなく、週に1度は学年ごとに進捗など話し合いをしたり、他の先生方と一緒に考えて進めていく。

今はそんなことはないが、支援員の先生が伊那小で担任をされていた数十年前は、先輩の先生方が会議で熱く議論を戦わせ、帰りが深夜になることも多かったとかびっくり

長野県は教育県と言われていますので、どの市町村も教育に力を入れているかもしれませんが、伊那小のように50年以上子ども主体で進める教育のために話し合いが続けられていて、それがずっと着任される先生に引き継がれている。

そういう土台があるというのがいいなと感じます。


見学では、プール授業の学年や校外に出ている学年もあり、授業風景を見ることができるクラスは多くはありませんでしたが、教室にいた1年生のクラスでは食を題材に進めており、自分たちで作った梅ジュースを試飲していて、私達にも分けてくれました爆笑

クラスのお祭りでいろいろなゲームを作ってみんなで楽しんでいたクラス、アイパッドやパソコンを使用したIT授業に特化したクラスもありました。

1人1羽ウズラを育てているクラスが楽しそうに外から戻ってきて私達にウズラを見せてくれました。

ただただ児童が机と椅子に座って、先生が黒板の前で教えているというクラスは見なかったような…

説明を聞いて、校内見学をすると、やっぱり伊那小がいいよな、楽しそうだよなと再度確認ができました。



次は学校林がある伊那西小です。

1学年1クラス(定員15名)の小規模特認校であるため校長先生から説明を受けます。伊那西小も最近入学転入希望者が増えていて、学区外から通う児童が多い。

希望者が定員以上になった場合は、抽選になる。今年度の1年生も定員の人数までいる。

学区外から通う場合、基本的に学校までの車の送迎ではなく、学校から2㌔程の場所に集まって歩いて集団登校。

冬期以外は毎朝学校林を先生も一緒に全校児童が2周する(ゆっくりでも歩いても大丈夫)ので体力がついてくる。冬期は体育館で縄跳び。

学校林で自分の木を決めて観察している、高学年のクラスでは、小屋を作ったり遊具を作ったりもした。

各クラスでの林間授業や全校で行う林間での活動などもあるが、毎日毎日林間授業や活動をしているというわけではない。

林間授業に魅力を感じて見学や入学を希望される方が多いからか、林間授業が多いことを期待して来られると希望とは違う可能性もある。

先生の目が届きやすいという少人数の良さもあると思うが、逆に目が届き過ぎてしまい、いい意味での隙のようなものがないこともある。

現在の6年生は女子のみのクラス、学年によって偏りが出てくることもある。

中学校は伊那中に通うことになるが、伊那小と一緒になり急に人数が増えるためか、中学校で学校に行けなくなってしまった生徒もいた。

どちらかというと、デメリットも正直に伝えていただいた感じです。

期待していたものと違うとギャップを感じてしまった保護者の方がいたのかもしれません…


残念ながら、その日は林間授業がありませんでした。授業の様子は、一般的な授業風景。私自身も受けたような授業と変わらない感じです。

学校林に行くと、森が大好きな息子は、今までの緊張がほぐれて遊具で遊んだり、あっちも行きたいと主張したり、生き生きした感じではありました。

確かに学校林は魅力的ではあるけれど、授業は普通な感じ、校長先生が言われたデメリットを超えてまで通わせたいと思う気持ちはないかなと思いました。



夫も私と同意見だったようで、私達は

「伊那小学校」に決めましたびっくりマーク

なので、移住先は伊那市の伊那小学区で決定です照れキラキラ


もし、学校にそこまでの希望がなく、住む場所だけを重視したら箕輪町や他の町や村をもっと検討したかもしれません。


それでも、今までの学校見学で伊那小と他の小学校との違いを感じ、私達は学校の優先順位を1番にして移住先を決定する選択をしました。



次回は物件探しの話を書きたいと思います…