私は北社長にこれまでの経緯を全てお話しました。


北社長と話すのは7月21日の電話以来です。



6月27日にこちらから事情を説明する電話をかけた時と同じように(ビジネス的にかもしれないけど)、
「奥様… 先ずは大変でしたね… お察しします。お体は大丈夫でしょうか?」
と今度はより一層、同情のこもった声で訊ねられました。


私「まぁ… はい… 何とか…」




その後、北社長から実際の自宅売却の手続きについて教えてもらいました。

自宅は両者の承諾として "媒介契約書" というものに署名を必ずもらってから商品化(売り出し)すること。

諸経費として、抵当権抹消費用や司法書士さんへの費用、また仲介手数料等で約100万円程度かかることを教えてもらいました。




・・この辺のお話は6月24日の自宅の立ち会い見積もりの際に聞いたような気もしました。

しかしこの時私は、突然夫の人格豹変を受け、傷つけられ罵られ苦しめられ…
揚げ句の果てに新築の自宅を追い出されたばかりでしたので、あの日は聞いていたようで全く頭に入っていませんでした。



後は、家の売却金の残金を私の口座に振り込むことも可能で、鍵の引き渡しやその他の手続きにおいて、決して夫と顔を合わせることがないように進めると約束してくれました。



また、北社長は私の話を聞いて、

「この件は奥様は全く悪くないですからね。
どちらが悪か明白なので、(私側に)弁護士も要らないんじゃないですかね?」

とおっしゃいました。


・・・不動産業界にて、おそらく様々な家庭の事情を見てきていると思われる北社長にもそう言ってもらえて心強く感じました。