2023年7月21日 (金) 晴れ
夕方、A不動産から電話が入っていたことに気がつきました。
着信履歴を見たとたん不穏な予感がし、すぐに北社長にかけ直しました。
私「もしもし、先ほどお電話をいただいたみたいなのですが… 」
北社長「奥様、かけ直していただきありがとうございます」
私「あの… 何か… 」
北社長「実はですね・・・・
今日のお昼にご主人から電話がありました。
内容は
「妻の署名なしで売却手続きを進めることはできるか?」
とのことでした… 」
私「はあ???!!!!」
北社長「もちろん私たちもそれは"No"だとお伝えしました。
家の売却は権利者の直筆の署名と捺印が必要です。代筆なんてもってのほかですしそんなことをしたら法に触れることになります」
私「はぁ、、、、(ため息)
バカなことを、、、 何か、すみません… 」
北社長「いえ、それは大丈夫ですが、ご主人がえらく焦っている様子でしたので…
私たちは6月27日に奥様から事の詳細を伺っておりましたので、何だか不穏な空気を感じ、お節介かと思いましたが、本件お伝えしました。
ちゃんと「それはできません。両者の署名が必要です」とお伝えしたので、大丈夫ですよ、奥様」
私「…教えていただき…ありがとうございました。 すみません… 何か… 助かります…」
北社長「いえいえ、大丈夫です!
ただ・・・ 東京や大阪といった大都市では所謂"地面師"といわれる詐欺師がいるのも事実です。
土地の所有者を装って売却を進めたりする…」
私「地面師? ですか… それは怖いですね… 」
北社長「はい、ただ当県ではそのような人はいないと思います。
あ、それと奥様、「登記識別情報」というA41枚の紙はお手元にお持ちですか?」
私「トウキシキベツジョウホウ・・・・ ですか?
ちょっと…すぐにはわかりません、すみません…」
北社長「そうですか。登記識別情報とは不動産所有者に与えられる12桁の符号の情報です。不動産のマイナンバーカードみたいなイメージです。
恐らく、自宅を建てられた時にお二人に発行されたはずです。
もし、自宅へ行くことがあればその書面は手元に置いておいた方がいい。
それは個人の不動産所有の証明ですから。
あ、念のため登記識別情報の参考の画像を後からメールで添付しておきますからご覧下さい」
私「いろいろと… ありがとうございます!」
北社長「いえ・・・ この前のお話を聞いて、状況が状況だけに私も少し心配になりまして…
私の杞憂ならいいんですが…」
6月27日にA不動産へ先手を打って電話をしておいてよかった、と心から思いました。
ついに・・・
ついに夫が・・・
法に触れそうな暴挙に出ようとしやがった…
こっちもちゃんと対策をしないと・・・・