一刀両断 | 三面鏡7番目に映る

三面鏡7番目に映る

中国四年目の生活

 この、タイトルについて高校生の頃は得意で、人間関係に見切りをつけたら、すぱすぱ大根のように切り捨てて、へたも皮も未練はなかった。

 今は一期一会を大切にしたいと思うがばかり、逢う人は全て運命じみたものさえ感じる。(無宗教の弱み)これは離れたい人からも、なかなか離れられなくなって困る。自分の弱さを知ったり、他人の暖かさをありがたいなどと感じてしまえるような幸福人になった。これは相当危険。日本で社会人してたときと、同じ。平和ボケして、そのうち取り残されるんじゃないか。。小さい頃、遊んだ  砂山の真ん中の棒になった気分。みんなが順番に両手で砂を掻き取って、最後の少しだけの砂に立つ自分がもうすぐ倒れるような。

 幸せ山があるとしたら、頂上にまっしぐらに登ろうとするといつか崩れてしまいそう。別の山へ逃げなくてはならない気がする。

これが、たまに浮上する私の臆病のかけら。